海外旅行前のVPN準備は出発1週間前までに完了させるのが理想。契約・インストール・接続テスト・推奨設定の4ステップを済ませておけば、渡航先で困ることはまずない。
出発1週間前:VPNの選定と契約
まず渡航先に応じたVPNを選ぶ。選択基準は「渡航先でのVPN接続実績」「日本サーバーの有無」「同時接続台数」「返金保証の期間」の4つ。
NordVPN
月額$2.99〜(2年プラン)
- 118ヶ国対応
- 日本サーバー充実
- 同時10台接続
- 30日間返金保証
ExpressVPN(規制国向け)
月額$6.67〜(年間プラン)
- 全サーバー難読化対応
- 中国・ロシア・UAEで実績
- 105ヶ国対応
- 30日間返金保証
Surfshark(家族旅行)
月額$1.99〜(2年+4ヶ月)
- 同時接続無制限
- 家族全員カバー
- 100ヶ国対応
- 30日間返金保証
難読化機能が必須。NordVPN(難読化サーバー搭載)またはExpressVPN(全サーバー難読化対応)を選択。規制国では一般的なVPNプロトコルがブロックされるため、難読化なしでは接続できない可能性が高い。
出発5日前:全デバイスへのインストールと初期設定
契約が済んだら、旅行に持参するすべてのデバイスにVPNアプリをインストールする。
出発3日前:接続テストと推奨設定
インストールしたら、実際にサーバーに接続してテストを行う。
出発前日:最終チェックリスト
- VPNアプリが全デバイスで最新版にアップデートされているか
- VPNのログインID・パスワードを記録しているか(VPNの公式サイトにアクセスできない状況を想定)
- VPNプロバイダーのサポートページをブックマークしたか
- 必要な動画・地図データをオフラインダウンロードしたか
- 中国渡航の場合、バックアップの2つ目のVPNはインストール済みか
渡航先での運用ルール
- 空港到着後すぐにVPN接続:空港の無料Wi-Fiはセキュリティが脆弱。接続した瞬間にVPNを起動するクセをつけよう
- ホテルのWi-Fiでは常時VPN:ネットバンキング、メール、SNSログインなど、個人情報を扱う操作は必ずVPN接続中に行う
- VPNが繋がらない場合は慌てずサーバー切り替え:同じ国の別サーバーに変更する→プロトコルを変更する→ブラウザのキャッシュを削除する。この3つを順に試せば、大抵は復旧する。NordVPN(118ヶ国・7400台以上)なら代替サーバーに困ることはまずない
旅行中にVPNで日本のサービスを使う具体的なシーン
海外旅行中にVPNが役立つ場面は想像以上に多い。ホテルのWi-Fiから日本の銀行のオンラインバンキングにアクセスして残高確認や振込を行う場面では、VPNで日本サーバーに接続しておかないと、海外IPを理由にログインがブロックされることがある。空港やカフェの無料Wi-Fiを使ってメールチェックやSNSを利用する場面では、VPNなしでは通信が傍受されるリスクがあるため、セキュリティ目的でVPN接続が必須だ。夜ホテルに戻ってからTVerやABEMAで日本のテレビ番組を見る場面では、地域制限のある動画サービスはVPNなしでは視聴できない。旅行中の写真をGoogleフォトに同期する場面では、中国やロシアなどの規制国ではGoogleフォト自体がブロックされているため、VPNが必要になる。
VPN契約の返金保証を賢く活用する方法
短期旅行(2〜3週間以内)であれば、VPNの30日間返金保証を活用して実質無料で利用できる。NordVPN・ExpressVPN・Surfsharkいずれも30日以内にライブチャットで返金を申請すれば全額が返金される。返金手続きは英語のライブチャットが最も確実で、理由を聞かれても「サービスに満足しなかった」と答えれば引き止められることはない。返金は元の支払い方法に5〜7営業日程度で戻る。この方法を使えば旅行のたびに異なるVPNを無料で試すことも可能だ。
渡航先別の注意事項は「海外出張VPNガイド」、中国旅行の準備は「中国旅行VPN準備ガイド」、Wi-Fiのリスク対策は「公共Wi-FiとVPN」で解説している。