PS5やNintendo SwitchにはVPNアプリをインストールできません。そのため、ルーター経由、PC共有、SmartDNSのいずれかの間接的な方法でVPN接続を行います。最もおすすめなのはルーターにVPNを設定する方法で、一度設定すればゲーム機側の操作は一切不要です。
方法1:ルーターVPN
約15,000円〜(ルーター本体)
- 一度設定すれば自動接続
- ゲーム機側の設定不要
- 家中の全デバイスを保護
方法2:PC共有
無料(PCが必要)
- ルーター購入不要
- PC起動が必須
- 設定がやや複雑
方法3:SmartDNS
無料(VPNサービス込み)
- 速度低下ほぼゼロ
- 暗号化なし
- 地域制限回避のみ
方法1:ルーターにVPNを設定する(最もおすすめ)
自宅のルーターにVPNを設定すれば、ルーターのWi-Fiに接続するだけでPS5やSwitchが自動的にVPN経由で通信します。ゲーム機側では何の設定もいりません。
ASUS RT-AX86U(1.8GHzクアッドコア)なら、VPN接続時でもゲームに支障のない速度を維持できます。管理画面からNordVPNやExpressVPNのOpenVPN設定ファイルを読み込むだけで設定完了。
ルーターのCPU性能が低いと暗号化処理がボトルネックになり速度が低下します。オンラインゲームではPing値(遅延)が重要なため、クロック1.5GHz以上のクアッドコアモデルを推奨。
方法2:PCをVPNホットスポットにする
VPNルーターを持っていない場合、VPNに接続したPCのインターネット接続をゲーム機と共有する方法があります。
ゲーム中ずっとPCを起動しておく必要があります。PCがスリープしたりVPNが切断されたりすると、ゲーム機のインターネット接続も切れます。長時間のプレイには不向きですが、ルーター購入前の一時的な解決策としては十分です。
方法3:SmartDNS機能を使う
NordVPN(SmartDNS)やExpressVPN(MediaStreamer)が提供するSmartDNS機能は、ゲーム機のDNS設定を変更するだけで地域制限を回避できる手軽な方法です。VPNとは異なり通信の暗号化は行われませんが、速度への影響がほぼゼロという大きなメリットがあります。
SmartDNSは「海外から日本のNetflixやDAZNを見たい」「日本から海外のゲームストアにアクセスしたい」といった地域制限の回避に特化。通信暗号化やIPアドレスの隠蔽は行わないため、プライバシー保護が目的ならルーターVPNを選んでください。
ゲームでVPNを使う具体的なメリット
- 海外サーバーのゲームへの参加(地域制限されたサーバーも接続可能)
- 地域限定コンテンツへのアクセス(PSストアやeShopの他国版)
- DDoS攻撃からの防御(IPアドレスを隠蔽して攻撃を回避)
- ISPによる帯域制限の回避(通信内容を暗号化し制限を無効化)
ゲーム向けVPNの選び方
ゲームではPing値(遅延)が最重要指標。サーバー数が多く、接続先の選択肢が豊富なVPNを選びましょう。
NordVPN
月額530円〜
- 118ヶ国7,400台以上
- 日本・アジア圏サーバー充実
- NordLynxプロトコルで低遅延
ExpressVPN
月額$6.67〜
- 105ヶ国3,000台以上
- Lightway独自プロトコル
- 速度最速クラス
ゲーミングVPNの詳細な比較は「ゲーミングVPNランキング2026」で、ルーター設定の手順は「VPNルーター設定ガイド」で、接続トラブルは「VPNが繋がらない時の対処法」で解説しています。
ゲームでVPNを使う際のPing値と速度の現実
オンラインゲームでVPNを使う場合、最大の懸念はPing値(遅延)の増加です。VPNはデータをサーバー経由でルーティングするため、直接接続と比べてPing値が上乗せされます。
- プロトコルをWireGuard(NordLynx/Lightway)に設定
- サーバーの負荷が低い時間帯を選ぶ(深夜〜早朝)
- 有線LAN接続を使う(Wi-Fi遅延を回避)
XboxについてはPS5やSwitchと基本的に同じアプローチ(ルーター/PC共有/SmartDNS)が適用できます。Xbox Series X/Sは「設定」→「ネットワーク設定」→「詳細設定」→「DNS設定」からSmartDNSを設定可能。PCのXboxアプリを使う場合はPCのVPNがそのまま適用されるため、追加設定は不要です。