VPNの設定・使い方中級者向け更新: 2026-03-02

ゲーム機(PS5/Switch)でVPNを使う方法

PS5やNintendo SwitchにはVPNアプリをインストールできません。そのため、ルーター経由、PC共有、SmartDNSのいずれかの間接的な方法でVPN接続を行います。最もおすすめなのはルーターにVPNを設定する方法で、一度設定すればゲーム機側の操作は一切不要です。

方法2:PC共有

無料(PCが必要)

  • ルーター購入不要
  • PC起動が必須
  • 設定がやや複雑

方法3:SmartDNS

無料(VPNサービス込み)

  • 速度低下ほぼゼロ
  • 暗号化なし
  • 地域制限回避のみ

方法1:ルーターにVPNを設定する(最もおすすめ)

自宅のルーターにVPNを設定すれば、ルーターのWi-Fiに接続するだけでPS5やSwitchが自動的にVPN経由で通信します。ゲーム機側では何の設定もいりません。

推奨ルーター

ASUS RT-AX86U(1.8GHzクアッドコア)なら、VPN接続時でもゲームに支障のない速度を維持できます。管理画面からNordVPNやExpressVPNのOpenVPN設定ファイルを読み込むだけで設定完了。

1
ルーター管理画面にアクセス
ブラウザで「192.168.1.1」を開きログイン
2
VPNクライアント設定
左メニュー「VPN」→「VPNクライアント」→「プロファイルを追加」
3
OpenVPN設定ファイルをアップロード
VPN公式サイトから日本サーバーの.ovpnファイルをダウンロードし、ルーターにアップロード
4
認証情報を入力
VPNの手動設定用ユーザー名とパスワードを入力し「適用」
5
ゲーム機を接続
PS5/SwitchのWi-Fi設定でルーターに接続すれば自動的にVPN経由に
性能に注意

ルーターのCPU性能が低いと暗号化処理がボトルネックになり速度が低下します。オンラインゲームではPing値(遅延)が重要なため、クロック1.5GHz以上のクアッドコアモデルを推奨。

方法2:PCをVPNホットスポットにする

VPNルーターを持っていない場合、VPNに接続したPCのインターネット接続をゲーム機と共有する方法があります。

1
PCでVPNに接続
NordVPNやExpressVPNのアプリで日本サーバーに接続
2
【Windows】モバイルホットスポット有効化
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルホットスポット」をオンにし、VPN接続のネットワークアダプター(TAP-NordVPN等)を選択
2
【Mac】インターネット共有設定
「システム設定」→「共有」→「インターネット共有」でVPN接続を選択し、「Wi-Fiを使用してコンピュータに接続する」にチェック
3
ゲーム機からホットスポットに接続
PS5/SwitchのWi-Fi設定で、PC側で設定したSSIDとパスワードを入力
デメリット

ゲーム中ずっとPCを起動しておく必要があります。PCがスリープしたりVPNが切断されたりすると、ゲーム機のインターネット接続も切れます。長時間のプレイには不向きですが、ルーター購入前の一時的な解決策としては十分です。

方法3:SmartDNS機能を使う

NordVPN(SmartDNS)やExpressVPN(MediaStreamer)が提供するSmartDNS機能は、ゲーム機のDNS設定を変更するだけで地域制限を回避できる手軽な方法です。VPNとは異なり通信の暗号化は行われませんが、速度への影響がほぼゼロという大きなメリットがあります。

1
VPN管理画面でSmartDNS有効化
発行されるDNSサーバーのIPアドレス(2つ)をメモ
2
【PS5】DNS設定を開く
「設定」→「ネットワーク」→「インターネット接続を設定」→「詳細設定」→「DNS設定」→「手動」
2
【Switch】DNS設定を開く
「設定」→「インターネット」→「インターネット設定」→使用中のネットワークを選択→「DNS設定」→「手動」
3
DNSアドレスを入力
プライマリDNSとセカンダリDNSにVPNから発行されたIPアドレスを入力
SmartDNSの用途

SmartDNSは「海外から日本のNetflixやDAZNを見たい」「日本から海外のゲームストアにアクセスしたい」といった地域制限の回避に特化。通信暗号化やIPアドレスの隠蔽は行わないため、プライバシー保護が目的ならルーターVPNを選んでください。

ゲームでVPNを使う具体的なメリット

  • 海外サーバーのゲームへの参加(地域制限されたサーバーも接続可能)
  • 地域限定コンテンツへのアクセス(PSストアやeShopの他国版)
  • DDoS攻撃からの防御(IPアドレスを隠蔽して攻撃を回避)
  • ISPによる帯域制限の回避(通信内容を暗号化し制限を無効化)

ゲーム向けVPNの選び方

ゲームではPing値(遅延)が最重要指標。サーバー数が多く、接続先の選択肢が豊富なVPNを選びましょう。

ExpressVPN

月額$6.67〜

  • 105ヶ国3,000台以上
  • Lightway独自プロトコル
  • 速度最速クラス

ゲーミングVPNの詳細な比較は「ゲーミングVPNランキング2026」で、ルーター設定の手順は「VPNルーター設定ガイド」で、接続トラブルは「VPNが繋がらない時の対処法」で解説しています。

ゲームでVPNを使う際のPing値と速度の現実

オンラインゲームでVPNを使う場合、最大の懸念はPing値(遅延)の増加です。VPNはデータをサーバー経由でルーティングするため、直接接続と比べてPing値が上乗せされます。

5〜15ms
日本サーバー接続時の追加遅延
100〜200ms
米国サーバー接続時の追加遅延
20ms以下
FPSやMOBAで体感差が出ないレベル
速度低下を最小限にするポイント
  • プロトコルをWireGuard(NordLynx/Lightway)に設定
  • サーバーの負荷が低い時間帯を選ぶ(深夜〜早朝)
  • 有線LAN接続を使う(Wi-Fi遅延を回避)

XboxについてはPS5やSwitchと基本的に同じアプローチ(ルーター/PC共有/SmartDNS)が適用できます。Xbox Series X/Sは「設定」→「ネットワーク設定」→「詳細設定」→「DNS設定」からSmartDNSを設定可能。PCのXboxアプリを使う場合はPCのVPNがそのまま適用されるため、追加設定は不要です。

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