YouTube Premiumは国ごとの価格差が非常に大きく、VPNを使ってトルコやアルゼンチン経由で契約すれば月額300〜400円相当まで下がる可能性がある。日本での月額1,280円と比較すると、年間で1万円以上の差になる計算だ。サブスク節約の中では成功率も比較的高く、挑戦する価値のあるサービスと言える。
YouTube Premiumの国別料金差
日本では個人プランが月額1,280円、ファミリープランが月額2,280円。対してトルコでは個人プランが月額約300円相当、ウクライナやアルゼンチンでも400〜500円相当と、3〜4倍の価格差が存在する。ファミリープランの場合はさらに差が開き、日本の月額2,280円がトルコでは500円前後になることもある。
ファミリープランを家族5人でシェアすれば、1人あたり月額100円程度。広告なし・バックグラウンド再生・オフライン再生・YouTube Music込みでこの金額は破格だ。日本の個人プラン1,280円を毎月払い続けるのがばかばかしくなるレベルの差だ。
ただし、Googleは2024年に複数の国で大幅値上げを実施している。トルコも例外ではなく、以前より価格は上がっている。それでも日本の半額以下で利用できるケースが多い。
トルコのファミリープラン(月額約500円)を家族5人でシェアすれば1人あたり月額100円。広告なし・バックグラウンド再生・オフライン再生・YouTube Music込み。
具体的な登録手順
- VPNアプリを起動してトルコのサーバーに接続する — NordVPN(118ヶ国対応・月額$2.99〜)やExpressVPN(105ヶ国対応・月額$6.67〜)がサーバー数の豊富さで使いやすい。Surfshark(100ヶ国・月額$1.99〜)も選択肢に入る
- ブラウザのシークレットモードを開く — 通常モードだとCookieに日本の位置情報が残っていて、日本料金が表示される場合がある。ChromeならCtrl+Shift+N、SafariならCommand+Shift+Nでシークレットモードが起動する
- youtube.com/premiumにアクセスする — トルコリラ建ての料金が表示されれば成功。日本円で表示される場合はVPN接続を確認するか、別のサーバーを試す。VPN接続中なのに日本料金が表示される場合は、ブラウザの位置情報サービスがオンになっている可能性がある
- Googleアカウントで登録・決済する — ここが最大のポイント。新規のGoogleアカウントを使う方が成功率は格段に高い。既存アカウントだと居住国の情報が紐づいているため弾かれやすい。新規アカウント作成時もVPN接続を維持した状態で行うこと
決済方法のハードル
登録手順の中で最も苦労するのが決済だ。以前は日本のクレジットカードでそのまま決済できたが、Googleは段階的に対策を強化している。
国際クレジットカード
VISA/Mastercard
- トルコリラ建て決済対応
- 海外利用設定の事前確認必須
- 為替手数料約1.6%
- カード会社によりブロックあり
Google Playギフトカード
100TL 約600〜700円
- オンラインで購入可能
- 額面+10〜20%手数料
- クレジットカード拒否回避
- 手間はかかるが確実
住所入力
トルコの住所
- 郵便番号5桁数字形式
- ホテル住所利用が多い
- 虚偽情報のリスク認識を
国際クレジットカード。VISAやMastercardの多くはトルコリラ建て決済に対応しているが、カード会社によっては海外利用時にセキュリティブロックがかかる場合がある。事前にカード会社のアプリやWebサイトで海外決済の利用設定を有効にしておくとスムーズだ。三井住友カードやJCBカードの場合、事前に海外利用の一時的な解除申請が必要なケースもある。
Google Playギフトカード。トルコのGoogle Playギフトカードをオンラインマーケットプレイスで購入し、Googleアカウントの残高にチャージして支払う方法。額面に10〜20%程度の手数料が上乗せされるが、クレジットカード拒否を回避できるメリットがある。100TL(トルコリラ)のギフトカードが約600〜700円程度で購入可能。
トルコの住所を求められることがある。ホテルの住所等を入力するユーザーが多いが、虚偽情報の入力であることは認識しておく必要がある。郵便番号の形式(5桁の数字)を事前確認。
住所入力。トルコの住所を求められることがある。ホテルの住所などを入力するユーザーが多いが、虚偽情報の入力であることは認識しておく必要がある。郵便番号の形式が間違っていると弾かれることもあるため、トルコの郵便番号形式(5桁の数字)を事前に調べておくと良い。
リスクと注意点
Googleの利用規約では、居住国以外の料金での登録は想定されていない。規約違反と判断された場合のリスクを整理する。
YouTube Premiumのキャンセル。最も軽いペナルティとして、YouTube Premiumのサブスクリプションが自動キャンセルされ、再登録時に日本料金が適用されるケースがある。この場合、支払い済みの分の返金はない。
Googleアカウントの制限。より深刻なのは、Googleアカウント自体に影響が及ぶ可能性だ。Gmail、Google Drive、Google Photos、Google Calendar——Googleのサービスは生活のあらゆる場面に浸透している。アカウント停止になれば、メール、クラウドストレージ、写真、スケジュールすべてにアクセスできなくなる。絶対にメインのGoogleアカウントで試してはいけない。YouTube Premium用に専用のサブアカウントを作成すること。
ファミリープランの地域制限。ファミリープランのメンバーは全員が同じ国に居住している必要がある。日本にいる家族をトルコのファミリープランに追加すると、位置情報の不一致でメンバー削除される可能性がある。ファミリープランの恩恵をフルに受けるには、メンバー全員がVPN接続を維持する手間がかかる。
推奨VPNと費用対効果
NordVPNの2年プラン(月額$2.99〜、約450円)で契約し、トルコのYouTube Premiumファミリー(月額約500円相当)を家族5人でシェアすれば、VPN料金を含めても1人あたり月額約190円。日本の個人プラン1,280円と比べると、1人あたり年間約13,000円の節約になる。5人合計なら年間65,000円だ。
Surfshark(月額$1.99〜、同時接続無制限)ならVPN料金がさらに安く、全員分のデバイスを1アカウントでカバーできる。家族でのサブスク節約にはSurfsharkとの相性が抜群に良い。
Googleアカウントの地域設定変更しない、ブラウザ言語設定維持、定期的にVPN経由でYouTubeアクセス。地域不一致検知による日本価格への自動変更を回避。
成功した場合の維持テクニック
トルコ料金でのYouTube Premium登録に成功した場合、そのまま何もしなければ毎月自動更新される。ただし、Googleが地域の不一致を検知して自動的に料金を日本価格に変更するケースも報告されている。長期維持のコツとしては、Googleアカウントの地域設定を変更しない、ブラウザの言語設定をそのまま維持する、定期的にVPN経由でYouTubeにアクセスする、といった対策がある。
YouTube Premiumの無料代替を検討する
広告ブロッカー
無料
- uBlock Origin等
- ブラウザ版のみ対応
- モバイルアプリ非対応
Firefox モバイル
無料
- デスクトップモード利用
- バックグラウンド再生一部可
- 完全ではない
VPN経由Premium
月額300〜400円
- 全機能利用可
- モバイル対応
- YouTube Music込み
- コスパ良好
VPNでの節約に不安がある場合、YouTube Premium自体を使わない選択肢も検討する価値がある。広告ブロッカー(uBlock Originなど)を使えばブラウザ版YouTubeの広告は非表示にできる。ただしモバイルアプリの広告には対応しない。バックグラウンド再生はFirefoxのモバイル版でデスクトップモードを使えば一部機能する。YouTube Musicの代替としては、Spotifyの無料プランが広告付きで利用可能だ。
とはいえ、これらの代替策はどれも完全ではなく、YouTube Premiumの快適さには及ばない。月額300〜400円相当でPremiumの全機能が使えるなら、VPN経由の契約は依然としてコスパの良い選択肢だろう。
手順やリスクの最新情報は「VPNでYouTube Premiumを安くする方法」で随時更新している。サブスク全体の節約戦略は「VPNでサブスク料金を節約する方法」も合わせて確認してほしい。VPN自体のコスト比較は「VPN安さランキング」が参考になる。