【2026年版】VPNおすすめランキングTOP5 — 編集部の最終結論
2026年、VPNおすすめランキング1位はNordVPNです。7,400台超のサーバー・Deloitteによる6回のノーログ監査・月額$2.99〜で、速度・安全性・コスパの三拍子が揃っています。迷ったらNordVPNを選んでください。
※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。当編集部の評価・ランキングは広告の有無に影響されません。
VPNを探しているあなたに、率直に言います。2026年2月時点で主要VPNサービス5社を比較した結果、総合力でNordVPNが頭一つ抜けています。2位ExpressVPN、3位Surfsharkがそれに続く構図はここ数年変わっていません。なお、この記事は前回のVPNおすすめランキングを全面アップデートした2026年最新版です。
ただし「全員にNordVPNが最適」というわけではなく、目的によってベストは変わります。コスパ最優先ならSurfshark、中国で使うならExpressVPN。この記事では5社を項目別に徹底比較し、あなたに合った1社を見つけるお手伝いをします。読了後には「自分に合ったVPNはこれだ」と確信を持てるはずです。
先に結論だけお伝えすると、VPNおすすめランキング2026年版のTOP5はこちら。
- NordVPN($2.99/月〜)— 7,400台超のサーバー、6回のノーログ監査、118ヶ国対応。弱点が最も少ないVPN
- ExpressVPN($3.49/月〜)— Lightwayプロトコルで最速。中国での接続安定性も業界トップ
- Surfshark($1.99/月〜)— 同時接続無制限で最安クラス。家族利用に最適
- CyberGhost($2.03/月〜)— 11,000台超のサーバーと45日間の返金保証
- MillenVPN(¥396/月〜)— 日本企業運営、完全日本語対応、電話サポートあり
この記事の対象読者と読み方ガイド

- VPNを初めて使うので、どれを選べばいいかわからない人
- 海外旅行・出張先から日本のサービスにアクセスしたい人
- NetflixやAmazonプライムの海外コンテンツを楽しみたい人
- カフェや空港のフリーWi-Fiを安全に使いたい人
- 中国やその他の規制国でインターネットを自由に使いたい人
この記事は個人向けVPNを対象にしています。法人向けVPN(Cisco AnyConnect、Palo Alto GlobalProtectなど)は取り扱っていません。すでにVPNとは何かを理解している方は、すぐ下のランキングから読み始めてください。VPNの基礎から知りたい場合は、先にリンク先の解説記事をチェックしてから戻ってくるとスムーズに読めるはずです。
各VPNの評判を詳しく知りたい方は、NordVPNの評判まとめやExpressVPNの評判まとめも合わせてどうぞ。個別VPNの口コミ・メリット・デメリットをユーザー目線で掘り下げています。
この記事は約30,000文字の大型記事です。全部読む必要はありません。目次から興味のあるセクションに飛んで、必要な情報だけ拾い読みしてください。最後の「迷ったらコレ」セクションまでスクロールすれば、最短30秒で結論にたどり着けます。
VPNの選び方 — 失敗しない5つの比較ポイント
「VPN おすすめ」で検索すると何十社もヒットして、正直どこを見ればいいかわからなくなります。ここでは当編集部が重視している5つの比較軸を紹介します。この5軸で各VPNを評価すれば、自分に合ったサービスが自然と絞り込めます。
VPN選びで失敗する人の多くは、「月額が安い」というたった1つの基準で選んでいます。月額が安くても速度が遅ければストリーミングで使い物にならないし、セキュリティが甘ければ個人情報が漏れるリスクがある。これから紹介する5つのポイントを押さえておけば、そうした失敗を避けられます。
速度で比較 — VPN接続でどれだけ遅くなるか
VPNに接続するとデータが暗号化・迂回されるため、通信速度は必ず低下します。問題は「どれだけ落ちるか」です。第三者テストサイト(Speedtest.netやComparitech)の計測結果によると、NordVPNとExpressVPNは速度低下率10〜15%前後と業界トップクラスの水準を維持しています。仮にあなたの回線速度が100Mbpsなら、VPN接続後も85〜90Mbps程度で通信できるということです。4K動画のストリーミングに必要な25Mbpsを大幅に上回っているので、体感ではほとんど変わらないと感じるでしょう。
なぜこの2社が速いのか。カギは独自プロトコルにあります。NordVPNはNordLynx(WireGuardベース)、ExpressVPNはLightwayという独自プロトコルを開発し、従来のOpenVPNと比べて2〜3倍の速度を実現しています。OpenVPNは長年の実績がありますが設計が古く、暗号化処理にCPUリソースを大量に消費するという弱点がありました。WireGuardベースのプロトコルはコード量がOpenVPNの約100分の1と軽量で、処理速度が段違いなのです。
Surfsharkも標準のWireGuardを採用しており十分高速ですが、独自チューニングがない分だけ上位2社にはわずかに及びません。CyberGhostはWireGuard採用で高速の部類に入ります。MillenVPNはサーバー数が1,300台と少なく、混雑時の速度低下がやや目立つ傾向にあるので注意してください。
セキュリティで比較 — 暗号化方式と第三者監査
VPNを選ぶうえで速度と同じくらい重要なのがセキュリティです。暗号化方式はどの大手VPNもAES-256を採用しているため差が出にくいのですが、本当の差は第三者監査の実績に表れます。第三者監査とは、VPN運営会社が独立した監査法人(会計事務所やセキュリティ企業)に依頼し、「本当にログを記録していないか」「セキュリティに脆弱性がないか」を外部から検証してもらう仕組みです。
NordVPNはPricewaterhouseCoopers(PwC)とDeloitteによるノーログ監査を合計6回受けており、これは業界最多です。2018年にPwCが初めて監査を行い、2020年に2回目。その後Deloitteに切り替え、2022年から2025年まで毎年実施しています。ExpressVPNもKPMGによる監査を2023年から3年連続で実施済み。この2社は「ノーログと言いながら実はログを取っていた」というリスクが極めて低いと判断できます。
Surfsharkも2023年と2025年にDeloitteの監査を受けていますが、回数では上位2社に一歩及びません。アプリのセキュリティ監査はCure53が2021年に実施しています。CyberGhostはDeloitte Audit Romania(2023年、2024年)による監査を受けていますが、MillenVPNは公式に第三者監査を公表していないという違いがあります。
キルスイッチ(VPN接続が途切れた瞬間にインターネット接続を遮断する機能)の実装品質も見逃せません。NordVPN・ExpressVPN・Surfsharkはいずれもキルスイッチを標準搭載しており、万が一VPN接続が切れても素のIPアドレスが露出することはありません。CyberGhostとMillenVPNもキルスイッチに対応していますが、プラットフォームによっては手動でオンにする必要があります。
料金で比較 — 月額だけ見ると損をする理由
VPNの料金ページを見ると、どのサービスも「月額○○円〜」と最安値を大きく表示しています。しかし、この金額は2年契約の月あたり換算であることがほとんどです。1ヶ月だけ使いたい場合は$10〜$15かかるのが現実。海外旅行で1ヶ月だけ使いたいのか、長期的にプライバシーを守りたいのかで選ぶべきプランが変わります。比較する際は「2年プランの月額」と「月額プランの料金」の両方を確認してください。
Surfshark
$1.99/月〜(2年)同時接続無制限で家族全員分をカバー。2年プランの実質負担は約$48。1人あたりのコストを考えると圧倒的に安い。
NordVPN
$2.99/月〜(2年)Basicプランでも全機能利用可能。年間約$12の差でSurfsharkより高いが、サーバー数は2倍以上。投資に見合う品質。
CyberGhost
$2.03/月〜(2年)45日間の返金保証が付く唯一のVPN。合わなければ1.5ヶ月後でも全額返金。
ExpressVPNの2年プランは$3.49/月で、NordVPNより月$0.50高くなります。年間にすると$6の差。速度最優先でないなら、この差額は見逃せません。MillenVPNは月額¥396(2年プラン)で、日本円建てで支払いたい方には安心感があります。ドル建てのVPNは為替変動の影響を受けるため、円安が進むと実質負担が増えます。その点、MillenVPNは定額の日本円表記なので家計管理がしやすいというメリットがあります。
もう1つ注意したいのが「更新時の料金」です。多くのVPNは初回契約時に大幅割引を適用し、更新時は通常料金に戻ります。NordVPNの場合、2年プランの初回は$2.99/月ですが、更新時は$4.49/月程度になることがあります。ただし更新前にメール通知が届くため、そのタイミングで再度新規契約することで割引価格を維持するユーザーも多いです。
同時接続数で比較 — 家族で使うなら無制限一択
スマホ・PC・タブレット・スマートTV――1人でも3〜4台のデバイスを使うのが当たり前の時代です。家族がいれば台数はさらに増えます。ここで差がつくのが同時接続数の上限です。
| VPN | 同時接続数 | 備考 |
|---|---|---|
| Surfshark | 無制限 | 家族全員+友人もOK。規約上も共有を許可 |
| NordVPN | 10台 | 1人で使うなら十分。Meshnet機能で自宅PCへの遠隔接続も可能 |
| ExpressVPN | 8台(Basicプラン) | 上位プランAdvancedで12台、Proで最大14台まで拡張可能 |
| CyberGhost | 7台 | ルーター接続で実質無制限化可能。ルーター1台で家庭内全デバイスをカバー |
| MillenVPN | 10台 | 追加台数プランなし |
4人家族で各自がスマホとPCを持っていたら、それだけで8台。CyberGhostの7台では足りない計算になります。さらにタブレット、スマートTV、ゲーム機を加えると10台を超えることも珍しくありません。「家族みんなで使いたい」ならSurfsharkの同時接続無制限がベストです。
1人暮らしで自分のデバイスだけなら、NordVPNの10台で十分。仕事用PC、個人PC、スマホ、タブレットの4台を同時接続しても余裕があります。ちなみにNordVPNのMeshnet機能を使えば、外出先からVPN経由で自宅PCにリモートアクセスすることも可能。在宅ワーカーには地味に便利な機能です。
「ルーター接続」という裏技も覚えておいてください。VPN対応ルーターにVPNを設定すれば、ルーター配下の全デバイスがVPN経由で通信します。この方法ならCyberGhostの7台制限でも家庭内は実質無制限になります。ただしルーターの設定は少し手間がかかるので、IT機器に詳しくない方にはSurfsharkの「無制限」が圧倒的に楽です。
日本語対応で比較 — サポート品質の差は大きい
海外VPNは英語サポートが基本ですが、日本市場に力を入れているサービスは日本語対応を進めています。「VPNが繋がらない」「設定がわからない」といったトラブル時に日本語で助けてもらえるかどうかは、特に初心者にとって大きな安心材料です。サポート品質の差を見てみましょう。
- NordVPN — アプリ・公式サイト・ヘルプセンター・ライブチャットすべて日本語対応。24時間年中無休
- Surfshark — アプリ・公式サイトは日本語。チャットは英語だが翻訳ツール内蔵で実用的
- MillenVPN — 完全日本語対応(日本企業運営)。電話サポートにも対応しており、直接話したい人には安心
- ExpressVPN — アプリは日本語だが、ライブチャットは英語のみ。ヘルプ記事の一部は日本語翻訳あり
- CyberGhost — アプリの一部が日本語化されているが、サポートは英語中心。日本語ヘルプ記事は限定的
英語が苦手でサポートに不安があるなら、NordVPNかMillenVPNを選んでおけば困ることはありません。NordVPNは24時間のライブチャットが日本語で使えるので、深夜のトラブルにも対応可能です。当編集部がライブチャットの応答速度をチェックしたところ、NordVPNは平均1〜2分で担当者に繋がりました。
ExpressVPNの英語チャットは翻訳しながら使えば問題ないレベルですが、ストレスを感じる方もいるでしょう。MillenVPNの電話サポートは平日10:00〜18:00の対応ですが、メールでの問い合わせは24時間受け付けています。ITリテラシーに自信がない家族のために契約するなら、電話で直接聞けるMillenVPNの安心感は無視できません。
第1位:NordVPN — 総合力で他社を圧倒する最強VPN
2026年のVPNおすすめランキングで当編集部が1位に選んだのはNordVPNです。速度・セキュリティ・料金・使いやすさのどれを取っても高水準で、初心者から上級者まで幅広い層におすすめできます。率直に言って、VPN選びに時間をかけたくない方はNordVPNを選んでおけば間違いありません。
NordVPNが他社を引き離している最大の理由は「弱点がほぼない」こと。ExpressVPNは速度で並ぶものの価格が高い。Surfsharkは安いけれどサーバー数が約半分。CyberGhostはサーバー数こそ多いが中国で使えない。MillenVPNは日本語サポートに優れるがサーバーが1,300台と少ない。NordVPNはどの項目でも上位に入る唯一のVPNなのです。
運営元のNord Securityはパナマに法人登記を置くテクノロジー企業で、NordVPN以外にもパスワード管理ツール「NordPass」やクラウドストレージ「NordLocker」を展開しています。2022年にはAtlas VPNを買収し(Atlas VPNは2024年4月にサービス終了)、VPN業界での存在感を一層強めています。ちなみに日本語公式サイトの作り込みも丁寧で、海外VPNにありがちな不自然な翻訳がほとんど見当たりません。
NordVPNの基本スペックと独自機能
本社はパナマ。データ保持義務のない国に拠点を置いているため、政府からのデータ提出要請を法的に拒否できます。暗号化はAES-256で、プロトコルはNordLynx(WireGuardベース)・OpenVPN・IKEv2の3種に対応。
注目すべき独自機能は以下の4つです。
Threat Protection Pro — 広告・トラッカー・マルウェアをブロックする統合セキュリティ機能。VPNに接続していない状態でも動作するため、常時オンにしておけばブラウジングが快適かつ安全になります。悪意のあるWebサイトへのアクセスも事前にブロックしてくれるので、フィッシング対策としても有効です。
Double VPN — 2つのサーバーを経由して暗号化を二重にかける機能。プライバシーを最大化したい場面で有効です。通常のVPN接続と比べて速度は落ちますが、ジャーナリストや活動家など高度なプライバシーが求められるユーザーには不可欠な機能でしょう。
Meshnet — 自分のデバイス同士を直接つなぐP2P機能。外出先から自宅PCにアクセスする、友人とLANパーティーを楽しむといった使い方ができます。VPNの枠を超えたユニークな機能で、競合他社には見当たりません。
Dark Web Monitor — あなたのメールアドレスがダークウェブに流出していないかを24時間監視します。万が一流出が検出された場合は即座に通知が届くため、パスワード変更などの対策を迅速に取れます。
NordVPNのメリット・デメリット
- 7,400台超のサーバーで混雑しにくく、常に安定した速度を維持
- NordLynxプロトコルによる高速通信(OpenVPN比で2〜3倍の速度)
- Deloitte含む第三者監査6回でノーログを完全証明
- アプリ・サポート・ヘルプセンターが完全日本語対応
- Threat Protection Proで広告・マルウェアも防御(VPN未接続時も有効)
- Dark Web Monitor、Meshnetなど付加価値機能が充実
- Surfsharkより月額約$1高い(2年プラン比較で年間$12の差)
- 同時接続は10台(家族5人以上でデバイスが多いと足りなくなる可能性)
- 一部の国ではサーバーが仮想ロケーション(物理的には別の場所に設置)
- 更新時の料金が初回契約より上がるケースがある
デメリットはあるものの、いずれも致命的ではありません。同時接続10台は大多数のユーザーに十分で、料金もSurfsharkとの差は缶ジュース1本分です。NordVPNの評判・口コミを詳しく見ても、ネガティブな声は「更新料金が上がった」程度で、品質面での不満はほとんど見当たりません。
NordVPNは7,400台超のサーバーと6回のノーログ監査実績を持ち、2年プランなら月額$2.99から使えます。VPN選びで迷うくらいなら、今すぐNordVPNの30日間無料体験を始めてください。
第2位:ExpressVPN — 速度と安定性はトップだが価格で一歩後退
ExpressVPNは通信速度では業界トップクラスのVPNです。独自プロトコル「Lightway」の性能は非常に高く、第三者テストでもNordVPNと首位を争うレベル。接続の確立もわずか1〜2秒と極めて速いのが特徴です。しかし、2年プランの月額$3.49はNordVPNの$2.99より$0.50高い。年間にすると約$6の差がつきます。速度が僅差である以上、この価格差が2位に留まる最大の要因です。
一方で、中国をはじめとする検閲国での接続安定性にはExpressVPNに分があります。Lightwayプロトコルは中国のDPI(ディープパケットインスペクション)を回避する設計になっており、複数の第三者レビューサイトが「中国で最も安定して使えるVPN」と評価しています。中国渡航が多い方にとってはExpressVPNが実質的な1位と言えるでしょう。
ExpressVPNの本社は英領ヴァージン諸島(BVI)。パナマと同じくデータ保持義務のない法域で、プライバシー保護に有利な環境です。2021年にKape Technologies(現在はExpressVPN International Ltd.に改組)に買収されましたが、運営方針や品質に目立った変化はなく、むしろ投資の増加により機能改善が加速しています。
ExpressVPNの基本スペックと独自機能
KPMGによるノーログ監査を2023年から3年連続で実施しており、透明性は高い水準を保っています。プロトコルはLightway(独自)・OpenVPN・IKEv2に対応し、暗号化はAES-256です。
TrustedServer(RAM-onlyサーバー)はExpressVPNの最大の差別化ポイント。すべてのサーバーがRAM上で稼働するため、電源を切ればデータは完全に消去されます。ハードディスクに何も書き込まない設計は、仮にサーバーが物理的に押収されても情報漏洩のリスクがゼロに近いことを意味します。実際にトルコ当局がExpressVPNのサーバーを押収した際も、ユーザーデータは一切発見されませんでした。この実績がExpressVPNのセキュリティに対する信頼を裏付けています。
2025年にはポスト量子暗号(PQC)への対応も開始。将来の量子コンピュータによる暗号解読に備えた先進的な取り組みで、VPN業界ではExpressVPNとMullvadが先駆者です。プランは3階層(Basic・Advanced・Pro)に分かれており、上位プランではパスワード管理、ID保護、専用IPアドレスが含まれます。
ExpressVPNのメリット・デメリット
- Lightwayプロトコルによる業界最速レベルの通信速度
- TrustedServer(RAM-only)でデータ残留リスクゼロ(トルコ押収事件で実証済み)
- 中国での接続安定性が高い(複数レビューサイトの一致した評価)
- KPMGによるノーログ監査3年連続実施
- ポスト量子暗号にいち早く対応
- Apple TV・スマートTV向けアプリが充実
- 2年プラン月額$3.49はNordVPN($2.99)より$0.50高い(年間$6の差)
- サーバー数3,000台はNordVPN(7,400台)の半分以下
- 同時接続数がBasicプランで8台と少なめ
- ライブチャットは英語のみ(日本語サポートなし)
- 広告ブロック機能がNordVPNのThreat Protectionほど強力ではない
ExpressVPNの評判を分析すると、「速度に満足」「中国で問題なく使えた」という声が多い一方、「価格が高い」「NordVPNで十分」という意見も目立ちます。中国渡航の予定がなければ、正直NordVPNのほうがコスパに優れます。
第3位:Surfshark — 台数無制限でコスパ最強のVPN

家族が多い、デバイスをたくさん持っている――そんな方にはSurfsharkがベストです。同時接続台数が無制限で、2年プランの月額は$1.99〜。NordVPNより月$1安く、年間で$12の節約になります。家族4人でシェアすれば1人あたりの月額は$0.50以下。缶コーヒー1本より安い計算です。
安さの代償は何かというと、サーバー数がNordVPNの約半分の3,200台であること。とはいえ100ヶ国をカバーしており、日本を含む主要国では十分な数のサーバーが稼働しています。速度も標準のWireGuardプロトコルで高速な部類に入るので、日常使いで不満を感じることはまずないでしょう。
ただ正直なところ、セキュリティ監査の回数(Deloitte 2回、Cure53 1回の計3回)はNordVPNの6回には及びません。中国での接続安定性もExpressVPN・NordVPNの後塵を拝しています。Surfsharkは「速度やセキュリティで業界No.1を目指す」というよりも、「十分な品質を最安価格で提供する」というポジションのVPNです。「とにかく安く、たくさんのデバイスで使いたい」という明確なニーズがある方にぴったりです。
Surfsharkの基本スペックと独自機能
本社はオランダ(アムステルダム)。暗号化はAES-256-GCMで、プロトコルはWireGuard・OpenVPN・IKEv2に対応。Deloitteによるノーログ監査(2023年、2025年)とCure53によるインフラ監査(2021年)を受けています。
CleanWebは広告・トラッカー・マルウェアをブロックする機能で、NordVPNのThreat Protection Proに相当します。広告が多いWebサイトを閲覧する際の体験が格段に向上します。MultiHopで2つのサーバーを経由する二重暗号化も可能で、NordVPNのDouble VPNと同等の機能です。
Camouflage Mode(難読化機能)は、VPN接続そのものを通常のHTTPS通信に見せかけるもので、検閲の厳しい環境で役立ちます。ISP(インターネットサービスプロバイダー)がVPN通信を検出してブロックするケースに対応可能。NoBorders Modeはネットワーク制限を検出すると自動的に最適な接続方法に切り替えます。
ユニークなのはRotating IP機能。接続中に定期的にIPアドレスが変わるため、長時間の接続でもトラッキングされにくくなります。IPアドレスの変更は接続を切断することなくバックグラウンドで行われるので、利用中に途切れる心配はありません。プランはStarter・One・One+の3階層で、OneにはSurfshark Antivirus、One+にはSurfshark Searchとデータ削除リクエスト機能が含まれます。
Surfsharkのメリット・デメリット
- 同時接続台数が無制限 — 家族全員で共有できて追加料金なし
- 2年プラン月額$1.99〜は業界最安クラス
- 100ヶ国3,200台のサーバーで主要国をカバー
- CleanWebで広告ブロック機能も搭載
- Rotating IPでトラッキング耐性が高い
- Apple TV、Android TV、Fire TVなどスマートTV対応が充実
- サーバー数はNordVPN(7,400台)の半分以下で、混雑時に速度が落ちやすい
- 第三者監査はDeloitte 2回+Cure53 1回の計3回(NordVPNの半分)
- ライブチャットの日本語対応は翻訳ツール経由で、意図が伝わりにくい場合がある
- 中国での接続安定性はExpressVPN・NordVPNに劣る
- 月額プラン($15.45/月)はTOP5で最も高く、短期利用に不向き
第4位:CyberGhost — サーバー数11,000台超と45日返金の安心感
CyberGhostの最大の強みは2つ。11,000台超のサーバー数(業界最多クラス)と、45日間の返金保証です。他の大手VPNが30日返金なのに対し、CyberGhostは45日間じっくり試せます。「1ヶ月では判断できない」と感じる慎重派には嬉しい設定です。月額プランは14日間の返金保証になりますので注意してください。
サーバー数の多さは接続の安定性に直結します。特にストリーミング用に最適化された専用サーバーを持っているのが特徴で、Netflix・Amazon Prime Video・Disney+・BBC iPlayerなど、サービスごとに専用サーバーが用意されています。ゲーミング専用サーバーもあり、低遅延が求められるオンラインゲームにも対応。ストリーミングに強いVPNを探しているなら、CyberGhostは有力な選択肢です。
4位にした理由は明確で、中国での接続安定性が低いことと、ライブチャットが英語中心であること。日本市場への注力度は上位3社に比べるとまだ控えめです。本社はルーマニア(ブカレスト)で、EU圏内ではあるもののGDPR以上のプライバシー保護法制を持つ国として知られています。ルーマニアはインテリジェンス共有協定(Five Eyes、Nine Eyes、Fourteen Eyes)にも加盟していないため、政府によるデータ監視のリスクが比較的低い法域です。
CyberGhostの基本スペックと独自機能
暗号化はAES-256、プロトコルはWireGuard・OpenVPN・IKEv2に対応。Deloitte Audit Romaniaによるノーログ監査を2023年と2024年に実施済みで、CyberGhostは定期的に「透明性レポート」を公開して法執行機関からのデータ要請件数と対応状況を明示しています。
NoSpyサーバーはCyberGhost独自の高セキュリティサーバー。ルーマニアのデータセンターに設置され、CyberGhostの社員のみがアクセスできるため、第三者による物理的なアクセスリスクが極めて低い設計です。一般のデータセンターではサーバーホスティング会社の社員もアクセス権を持ちますが、NoSpyサーバーはこのリスクを排除しています。
Smart Rulesは接続の自動化ルールを設定できる機能で、「自宅Wi-Fi以外に接続したら自動でVPNをオンにする」「特定のアプリ起動時に自動接続」といった使い方ができます。RAM-onlyサーバーへの移行も進めており、ExpressVPNのTrustedServerに追随しています。2年プランは$2.03/月〜で、NordVPN($2.99)やExpressVPN($3.49)よりも安い設定です。
- 11,000台超は業界最多クラスのサーバー数
- 45日間の返金保証でじっくり試せる(TOP5で最長)
- ストリーミング・ゲーミング専用サーバーが充実
- 2年プラン月額$2.03〜でNordVPNより安い
- NoSpyサーバーによる物理セキュリティの強化
- 透明性レポートの定期公開で信頼性を担保
- 中国での接続安定性が低く、検閲回避には不向き
- 同時接続7台は上位3社より少ない
- 日本語サポートが限定的(アプリの一部のみ日本語化)
- 独自プロトコルがなく、速度ではNordVPN・ExpressVPNに劣る
第5位:MillenVPN — 日本企業が運営する国産VPN
「海外企業のサービスはなんとなく不安」「日本語でしっかりサポートを受けたい」——そんな方にはMillenVPNが選択肢に入ります。運営はアズポケット株式会社(日本法人)で、料金は日本円建てで支払い可能。電話サポートにも対応しており、IT機器に不慣れな方でも安心して利用できます。
ただし、率直に言ってスペックでは海外大手に見劣りします。サーバー数は1,300台で、NordVPNの7,400台とは5倍以上の開き。第三者によるノーログ監査も公表されていません。「日本企業だから安心」という感覚は理解できますが、セキュリティの裏付けという点では海外大手のほうが透明性が高いのが事実です。
中国での利用実績がある点は評価できます。VPNの規制が厳しい中国でMillenVPNを使っているユーザーの報告は複数見つかります。ただし接続の安定性ではExpressVPNやNordVPNに劣るという声が多いのも正直なところ。日本企業VPNとしてはスイカVPN(月額¥878)やセカイVPN(月額¥1,100)もありますが、コスパではMillenVPN(月額¥396)が頭一つ抜けています。
MillenVPNの基本スペックと独自機能
料金は2年プランで月額¥396(税込)。日本円で定額なので、為替変動を気にする必要がありません。クレジットカード・銀行振込に対応しており、PayPalも利用できます。銀行振込対応は海外VPNにはほぼ見られない特徴で、クレジットカードを持っていない学生にも利用しやすい設計です。
MillenVPNの特色は日本のVODサービスとの相性の良さ。海外から日本のNetflix・TVer・U-NEXT・Abema・DAZN・WOWOWオンデマンドにアクセスする際、日本サーバーの安定性が高いという報告が多数あります。海外在住の日本人が日本のテレビや動画配信を見たいというケースでは、MillenVPNがもっとも確実な選択肢かもしれません。日本のサービスに特化したサーバー最適化が行われているためです。
暗号化はAES-256で、プロトコルはIKEv2・OpenVPN・WireGuardに対応。独自プロトコルは持っていませんが、WireGuardを使えば十分な速度が出ます。アプリはWindows・Mac・iOS・Androidに対応しており、操作は直感的。初回ログイン時にチュートリアルが表示されるので、VPN初心者でも迷うことなく使い始められます。
- 日本企業運営で完全日本語対応(電話サポートあり)
- 日本円建て支払いで為替リスクなし。銀行振込にも対応
- 日本のVODサービスへの対応が良好(TVer、U-NEXT、Abema等)
- 中国での利用報告あり
- 月額¥396は日本企業VPNの中では最安クラス
- サーバー数1,300台はNordVPNの約6分の1
- 第三者ノーログ監査の公表がない
- 独自プロトコルがなく、速度面で海外大手に劣る
- 対応国数が72ヶ所とグローバルVPNに比べて少ない
- 海外のストリーミングサービスへの対応が限定的
全5社VPN比較表 — 料金・速度・機能を一覧で確認
ここまで紹介してきた5社のスペックを一覧表にまとめます。「結局どこが違うの?」と思ったら、この表でサッと比較してください。なお料金は2026年2月時点の公式サイトに基づいています。
| 項目 | NordVPN(1位) | ExpressVPN(2位) | Surfshark(3位) | CyberGhost(4位) | MillenVPN(5位) |
|---|---|---|---|---|---|
| 月額(2年) | $2.99〜 | $3.49〜 | $1.99〜 | $2.03〜 | ¥396 |
| 月額(1ヶ月) | $12.99 | $12.99 | $15.45 | $12.99 | ¥1,738 |
| サーバー数 | 7,400+ | 3,000+ | 3,200+ | 11,000+ | 1,300+ |
| 対応国 | 118ヶ国 | 105ヶ国 | 100ヶ国 | 100ヶ国 | 72ヶ所 |
| 同時接続 | 10台 | 8台 | 無制限 | 7台 | 10台 |
| 返金保証 | 30日 | 30日 | 30日 | 45日 | 30日 |
| ノーログ監査 | 6回(Deloitte等) | 3回(KPMG) | 3回(Deloitte等) | 2回(Deloitte) | 未公表 |
| 独自プロトコル | NordLynx | Lightway | なし(WireGuard) | なし(WireGuard) | なし |
| 日本語対応 | 完全対応 | アプリのみ | アプリ+サイト | 一部対応 | 完全対応 |
| 中国利用 | 高い信頼性 | 最も安定 | 中〜高 | 低い | 利用報告あり |
| 編集部総合評価 | 9.5 | 9.1 | 8.9 | 8.5 | 7.8 |
この表を見れば一目瞭然ですが、NordVPNは「弱点が最も少ないVPN」として総合1位にふさわしい実力を持っています。各項目で突出した強みを持つVPNは他にもありますが、すべてのバランスでNordVPNを上回るサービスは2026年時点で見当たりません。サーバー数ならCyberGhost、コスパならSurfshark、速度ならExpressVPNがそれぞれ強みを発揮しますが、「どこかが弱い」という穴があるのです。NordVPNだけはそうした穴がない。
目的別おすすめVPN — 1目的1VPNで迷わない

「自分の使い方に合ったVPNはどれか」をすぐ判断できるよう、目的別にベストな1社を選びました。1つの目的に対して1つのVPNだけを推奨します。「どのVPNも良い面と悪い面がある」という曖昧な結論は出しません。当編集部が責任を持って1社に絞り込みます。
動画ストリーミングに強いVPN
おすすめ:NordVPN
Netflix・Amazon Prime Video・Disney+・Hulu・U-NEXTなど主要ストリーミングサービスへのアクセスは、NordVPNが最も安定しています。7,400台のサーバーから地域ごとに最適なサーバーを選択でき、VPN検出をすり抜ける能力が高い。ストリーミングサービス側がVPN接続を検出してブロックする「VPN規制」への対応力が、NordVPNはTOP5の中で最も優れています。
動画のバッファリングもNordLynxの高速通信のおかげで、4K視聴でもストレスを感じません。実際にアメリカのNetflixサーバーに接続した場合、ページの読み込みから再生開始まで3〜5秒程度。VPN未接続時とほぼ変わらない体感速度です。
CyberGhostもストリーミング専用サーバーを持っていますが、対応サービスの幅ではNordVPNに軍配が上がります。ストリーミング向けVPNの詳細比較はこちらの記事で解説しています。海外から日本のTVerやAbemaを見たい場合はMillenVPNも強力な選択肢ですが、海外コンテンツへのアクセスを含めた総合力ではNordVPNです。
中国で使えるVPN
おすすめ:ExpressVPN
中国のグレートファイアウォール(GFW)を安定して回避できるVPNは限られます。複数の第三者レビューサイト(Comparitech、vpnMentor、Tom's Guide等)が一致して「中国で最も安定しているVPN」と評価しているのがExpressVPNです。
Lightwayプロトコルは中国のDPI(ディープパケットインスペクション)をすり抜ける設計になっており、接続の安定性で他社をリードしています。DPIとはインターネット通信の中身を検査する技術で、中国当局はこれを使ってVPN通信を検出・ブロックします。Lightwayはこの検査をすり抜けるよう設計されているため、他のVPNが接続できない状況でもExpressVPNなら繋がる可能性が高いのです。
NordVPNも難読化(Obfuscated)サーバーを搭載しており中国での利用実績は豊富ですが、安定性ではExpressVPNが一歩先を行きます。MillenVPNも中国対応を謳っていますが、サーバー数の少なさがネックになることがあります。
プライバシー保護に最適なVPN
おすすめ:NordVPN
プライバシー保護を最優先にするなら、6回のノーログ監査実績を持つNordVPNが最も信頼できます。パナマ拠点でデータ保持義務なし、Double VPNで二重暗号化、Onion over VPNでTorネットワーク経由の接続も可能。Dark Web Monitorで個人情報の流出も監視してくれます。
パナマは「Five Eyes」「Nine Eyes」「Fourteen Eyes」いずれのインテリジェンス共有協定にも加盟していません。つまり、政府間で監視データを共有する仕組みの外にあるということです。これがNordVPNのプライバシー保護における構造的な優位性です。
ProtonVPN(スイス拠点、全アプリオープンソース、Securitumによる監査実績あり)も有力な候補です。ProtonVPNの強みは全アプリのソースコードが公開されている点で、誰でもセキュリティ上の問題がないか検証できます。ただしProtonVPNは2年プランでも月額$2.99とNordVPNと同価格帯で、サーバー数18,100台超は多いものの、NordVPNの方が第三者監査の実績で上回ります。「オープンソースであること」に価値を感じるならProtonVPNを選ぶのもアリですが、総合的にはNordVPNが上回ります。
とにかく安いVPNを選びたい人へ
おすすめ:Surfshark
2年プラン月額$1.99〜はTOP5最安です。しかも同時接続無制限なので、1アカウントを家族4人でシェアすれば1人あたり月$0.50以下。これは缶コーヒー1本より安い計算です。2年プランの総額は約$48で、NordVPNの2年プラン(約$72)と比べると$24の差があります。
もう少し安いVPNとしてはPIA(Private Internet Access)が月額$2.03〜(2年プラン)で提供されていますが、日本語対応が弱く、中国での利用実績も限定的。速度も中速ティアで、NordVPNやExpressVPNには明確に劣ります。安さだけでなく「使い物になるか」を考えると、Surfsharkのコスパが頭一つ抜けています。
CyberGhostも$2.03〜と低価格帯ですが、同時接続が7台と少なめ。「安い×台数無制限」の組み合わせはSurfsharkだけのものです。予算が限られているけれどVPNの品質は妥協したくない、という方にはSurfshark以外の選択肢は考えにくいのが正直なところです。
家族や複数デバイスで使いたい人へ
おすすめ:Surfshark
同時接続台数無制限のSurfsharkは、家族利用に最適です。4人家族でスマホ4台+PC2台+タブレット2台+スマートTV1台の合計9台を同時接続しても、追加料金は一切かかりません。子どものスマホにもVPNを入れておけば、フリーWi-Fiでのリスクから守れます。
NordVPNの10台でも足りるケースは多いですが、家族の人数が増えたり、IoTデバイス(スマートスピーカー、防犯カメラ等)を追加したりすると上限に引っかかる可能性があります。「将来デバイスが増えても安心」という余裕を持ちたいなら、Surfsharkを選んでおくのが正解です。
なおSurfsharkは1アカウントを家族間で共有しても規約違反にはなりません。NordVPNは同一アカウントの他人との共有を推奨していないため、家族にはSurfsharkのほうが気兼ねなく使えます。CleanWeb機能をオンにしておけば、家族全員のデバイスで広告やマルウェアのブロックも同時に有効化されます。
迷ったらコレ!編集部の最終結論
ここまで5社を比較してきましたが、結局のところどれを選べばいいのか。ランキングを全部読んでもまだ迷っている方のために、当編集部の結論を改めてはっきり述べます。
NordVPNを選んでください。
理由は3つ。7,400台超のサーバーによる安定した高速通信、Deloitte含む6回のノーログ監査による業界最高の信頼性、そして月額$2.99〜という手頃な価格設定。
30日間の返金保証があるので、まず使ってみて判断してください。合わなければワンクリックで全額返金されます。
繰り返しますが、全員にNordVPNがベストではありません。中国で使うならExpressVPN、家族でシェアするならSurfshark、じっくり試したいならCyberGhost(45日返金保証)、日本語サポート重視ならMillenVPN。でも「特に条件がないからとりあえず1つ選びたい」なら、NordVPN一択です。
8割のユーザーにとってNordVPNが最適解であることは、当編集部の使用感として確信を持って言えます。迷った時間がもったいないので、今すぐ30日間の無料体験を始めて、自分の目で確かめてください。合わなければ返金すればいいだけの話です。
VPNの始め方 — 契約から接続まで3ステップ
VPNの契約は思っている以上にかんたんです。ここではNordVPNを例に、3ステップで解説します。所要時間は約5分。カフェでコーヒーを待つ間に完了できます。ExpressVPNやSurfsharkでも手順はほぼ同じなので、別のVPNを選んだ方もこの手順どおりに進めてください。
この3ステップで完了です。VPNに「難しそう」というイメージを持っている方もいると思いますが、実際にやってみると拍子抜けするほどかんたんです。技術的な知識は一切不要で、画面の指示に従うだけで安全な通信環境が手に入ります。
無料VPNをおすすめしない3つの理由
「お金をかけずにVPNを使いたい」と考える方は多いはず。App StoreやGoogle Playには無料VPNアプリが大量にあります。しかし、当編集部は無料VPNをおすすめしません。その理由を3つ、率直に説明します。
理由1:あなたのデータが「商品」になる
VPNの運用にはサーバー代・帯域コスト・人件費が膨大にかかります。NordVPNが7,400台のサーバーを世界中で運用するのに年間数千万ドルのコストがかかっているとされています。無料VPNがどこで利益を得ているかといえば、多くの場合ユーザーのデータ販売です。閲覧履歴・位置情報・デバイス情報を広告ネットワークに売却して収益を上げているサービスが実際に存在します。VPNを使う目的がプライバシー保護なのに、データを売られていたら本末転倒ですよね。
理由2:速度制限と通信量制限が厳しい
無料プランは速度が有料プランの半分以下に制限されるケースが一般的です。月間の通信量も500MB〜10GB程度が上限で、動画ストリーミングには到底足りません。YouTube動画を1時間視聴するだけで約1GBを消費するため、10GBの上限は10時間分しかないのです。ProtonVPNの無料プランは通信量無制限ですが、サーバーが10ヶ国に限定され、混雑時の速度低下が顕著です。TunnelBearの無料プランは月2GBで、サーバー国も選択不可。無料VPNで快適にブラウジングするのはかなり難しいと言わざるを得ません。
理由3:セキュリティが脆弱
2023年にはSuperVPNという無料VPNから約3.6億件のユーザーデータが流出した事件がありました。暗号化が不十分だったり、DNSリーク(本来のIPアドレスが漏れる現象)が放置されていたりするケースも少なくありません。2020年にはHong Kong-based UFO VPN、FAST VPN、Free VPN、Super VPN、Flash VPN、Secure VPN、Rabbit VPNの7つの無料VPNサービスから合計12億件のログが流出しています。これらのサービスはいずれも「ノーログ」を謳っていました。
どうしても無料で試したい場合は、有料VPNの返金保証を活用するのが正解です。NordVPN・ExpressVPN・Surfsharkはいずれも30日間、CyberGhostは45日間の返金保証があります。無料VPNのリスクを負うくらいなら、有料VPNの「実質無料トライアル」を使うほうがはるかに賢い選択です。
2026年VPN業界の最新トレンド
VPN業界は2025年から2026年にかけて大きな変化を迎えています。VPN選びに直接影響する知っておくべきトレンドを3つ紹介します。これからVPNを契約する方は、これらのトレンドに対応しているサービスを選ぶことで「将来性のある投資」になります。
トレンド1:ポスト量子暗号(PQC)への対応
量子コンピュータが実用化されると、現在のAES-256暗号が解読される可能性が議論されています。まだ実用的な量子コンピュータは登場していませんが、「今の暗号化通信を保存しておいて、将来量子コンピュータで解読する」という攻撃手法(Harvest Now, Decrypt Later)が懸念されています。ExpressVPNは2025年にLightwayプロトコルにポスト量子暗号を統合し、この脅威にいち早く対応しました。Mullvad VPNもWireGuardで量子耐性トンネルを実装しています。NordVPNも対応を進めており、2026年中にはNordLynxへの統合が期待されています。
トレンド2:VPN+セキュリティスイートの統合
VPN単体ではなく、パスワード管理・広告ブロック・ダークウェブ監視・クラウドストレージをバンドルした「セキュリティスイート型」が主流になりつつあります。NordVPNのUltimateプラン(VPN+NordPass+NordLocker+NordProtect)、ExpressVPNのProプラン(VPN+パスワード管理+ID保護+専用IP)、SurfsharkのOne+プラン(VPN+Antivirus+Search+Alert+データ削除リクエスト)がこの流れの代表格。月額数ドルの追加でパスワード管理ツールやアンチウイルスが使えるのは、別々にサブスクリプションを契約するより圧倒的にお得です。セキュリティツールを1社にまとめることで管理も楽になります。
トレンド3:サーバーのRAM-only化
ExpressVPNのTrustedServerに続き、NordVPNやCyberGhostもRAM-onlyサーバーへの移行を進めています。RAM-onlyサーバーとは、ハードディスクを搭載せずRAM(揮発性メモリ)のみでサーバーOSとアプリケーションを実行する方式です。RAMはシャットダウンと同時にデータが消去されるため、物理サーバーが押収されても情報漏洩のリスクが極めて低い。今後は「RAM-only非対応のVPNは選ばない」が常識になるかもしれません。SurfsharkもRAMモードへの対応を発表しており、主要VPNの足並みが揃いつつあります。
