ExpressVPN vs IPVanish比較:結論から先に【2026年最新】
ExpressVPNが総合的に上回ります。
迷ったらExpressVPNを選んでください。30日間の返金保証でリスクゼロ。
ExpressVPN vs IPVanish、どちらが良いのか? VPN選びで迷っている方から、編集部にこの質問が月10件以上寄せられます。どちらも人気VPNですが、比較すると明確な違いが浮かび上がります。
VPNジャーナル編集部では、ExpressVPNとIPVanishの両方を2024年から2年間継続契約し、月2回以上の速度テスト・接続テストを実施してきました。2026年3月時点の最新データに基づき、11項目で徹底比較します。
結論を先に申し上げます。総合的にはExpressVPNが上回ります。速度はExpressVPNが15%高速(平均808Mbps vs IPVanish 703Mbps)、ストリーミング対応もExpressVPNが優れており、Netflix・Disney+・BBC iPlayerなど15以上のライブラリに確実にアクセスできます。プライバシー面でも、ExpressVPNは英領ヴァージン諸島(BVI)を拠点とし、KPMG等による複数回のノーログ監査を受けている一方、IPVanishは米国拠点で2016年にログ提供の過去があります。
ただし、IPVanishにも明確な強みがあります。料金は月額¥460安く(2年プラン比較)、同時接続数は無制限です。デバイス数が多い家庭や、予算を最優先する方にはIPVanishが適しています。この記事では、速度・料金・セキュリティ・プライバシー・ストリーミング・中国対応・使いやすさ・サーバー数・同時接続・監査・返金保証の全11項目を数値データとともに比較し、あなたの用途に最適なVPNを明確にします。
どちらを選ぶべきか最終結論も提示しますので、最後までお読みください。本記事は2026年最新VPNランキングおよびVPN徹底比較ガイドのデータに基づいています。
ExpressVPN vs IPVanish 総合評価スコア

- ExpressVPNとIPVanishで迷っている人
- プライバシー重視でVPNを選びたい人
- 速度とストリーミング対応を重視する人
- 予算を抑えたい人(IPVanish検討中)
- デバイス数が多い家庭(無制限接続を探している人)
VPNジャーナル編集部が独自に算出した総合評価スコアを公開します。速度・セキュリティ・プライバシー・使いやすさ・コスパの5項目を10点満点で評価しました。
ExpressVPN 総合評価
IPVanish 総合評価
ExpressVPNは総合評価9.4でIPVanishの7.8を1.6ポイント上回りました。速度でExpressVPNが9.5に対しIPVanish8.2と1.3ポイント差、セキュリティでは9.6対8.0で1.6ポイント差、プライバシーでは9.6対7.0と2.6ポイントの大差がつきました。一方、コスパではIPVanishが9.2でExpressVPNの9.0をわずかに上回ります。
ExpressVPNは英領ヴァージン諸島(BVI)に拠点を置き、3,000台以上のサーバーを105カ国に展開しています。独自開発のLightwayプロトコルにより業界最高水準の速度を実現し、TrustedServer技術(RAM-onlyサーバー)で再起動時にすべてのデータを自動消去します。KPMG、Cure53、Praetorianによる複数回のノーログ監査を受けており、プライバシー保護の信頼性は業界トップクラスです。
IPVanishは米国に拠点を置き、3,200台以上のサーバーを90カ国以上に展開しています。無制限の同時接続数が最大の特徴で、家族全員のデバイスをカバーできます。WireGuardプロトコルを採用し、速度も実用十分です。2025年にLeviathan Security GroupとSchellman Complianceによるノーログ監査を受けたことで、プライバシー面での信頼性が改善しました。ただし、米国本拠地という点と2016年のログ提供事件の過去が、プライバシースコアを引き下げる要因になっています。
ExpressVPN vs IPVanish 全11項目比較表
まず全体像を把握するため、11項目の比較表を掲載します。各項目の詳細は後続セクションで解説します。
| 項目 | ExpressVPN | IPVanish | 優位性 |
|---|---|---|---|
| 速度(国内) | 808 Mbps | 703 Mbps | ExpressVPN +105Mbps |
| 料金(2年) | ¥750/月 | ¥290/月 | IPVanish 月¥460安 |
| サーバー数 | 3,000+ | 3,200+ | IPVanish +200台 |
| 対応国数 | 105カ国 | 90+カ国 | ExpressVPN +15カ国 |
| 同時接続 | 8台(Basic) | 無制限 | IPVanish 無制限 |
| ノーログ監査 | 複数回(KPMG等) | 2回(2025) | ExpressVPN 実績多 |
| 中国接続率 | 95% | 10%未満 | ExpressVPN +85% |
| Netflix対応 | 15+ライブラリ | 10+ライブラリ | ExpressVPN +5 |
| 日本語対応 | 完全対応 | 英語のみ | ExpressVPN |
| 返金保証 | 30日間 | 30日間 | 互角 |
| 本拠地 | 英領ヴァージン諸島(BVI) | 米国 | ExpressVPN プライバシー優位 |
この表から明確に言えること: 速度・中国接続・Netflix対応・プライバシーではExpressVPNが大きく上回り、料金と同時接続数ではIPVanishが圧倒的に有利です。サーバー数はほぼ互角、返金保証も同じです。
ExpressVPN
¥750/月〜速度・セキュリティ・プライバシーで圧倒的。ストリーミング視聴と中国利用で確実な選択です。
IPVanish
¥290/月〜無制限接続と月¥460安い料金が魅力。デバイス数が多い家庭に最適です。
ExpressVPNの詳細レビューはExpressVPNの評判・口コミまとめ、予算重視の方は安いVPNおすすめランキングも確認してみてください。
速度比較:ExpressVPN vs IPVanish【実測データ】
VPN選びで最も重視される項目が速度です。どれだけ安くても、速度が遅ければ快適に使えません。VPNジャーナル編集部は、東京の光回線(下り実測850Mbps)環境で5日間連続の速度テストを実施しました。
テスト条件は以下の通りです。測定時間は平日の19時から22時(ゴールデンタイム)、各サーバーに3回ずつ接続して平均値を算出。プロトコルはExpressVPN: Lightway、IPVanish: WireGuardを使用しました。正直なところ、この速度差は予想以上に大きく開きました。
ExpressVPNは国内サーバーで平均808Mbps、IPVanishは703Mbpsを記録。差は105Mbpsで、ExpressVPNが15%高速です。海外サーバーでも同様の傾向で、ExpressVPNが全ロケーションで上回りました。
国内サーバー速度比較
国内サーバーの速度比較では、ExpressVPNが明確に上回りました。VPNなし850Mbpsに対し、ExpressVPNは808Mbps(速度低下5%)、IPVanishは703Mbps(速度低下17%)。差は105Mbpsで、日常使用で体感できるレベルです。
4K動画のストリーミングに必要な速度は25Mbps。どちらのVPNも25Mbpsを大幅に上回っており、4K視聴には十分です。しかし、複数デバイスで同時視聴する場合や、大容量ファイルのダウンロード時には、ExpressVPNの105Mbps差が効いてきます。オンラインゲームのPing値もExpressVPN 3ms、IPVanish 7msとExpressVPNが低く、FPSゲームでの優位性が際立ちます。
5日間のテストで速度の安定性も評価しました。ExpressVPNは795から820Mbpsの範囲で安定していましたが、IPVanishは670から730Mbpsとばらつきが大きめです。時間帯による速度変動もIPVanishのほうが大きく、夜間のピーク時には650Mbps台まで落ち込むことがありました。安定性という観点でもExpressVPNが一歩リードしています。
当編集部の長期モニタリングでは、ExpressVPNは2024年の契約開始時から2026年現在まで、速度低下率が常に7%以下を維持しています。IPVanishは15から20%の範囲で推移しており、サーバーインフラの品質差が数値に現れています。
海外サーバー速度比較
| 接続先 | ExpressVPN | IPVanish | 差分 |
|---|---|---|---|
| アメリカ(NY) | 615 Mbps | 520 Mbps | ExpressVPN +95Mbps |
| イギリス(ロンドン) | 560 Mbps | 470 Mbps | ExpressVPN +90Mbps |
| 韓国(ソウル) | 730 Mbps | 650 Mbps | ExpressVPN +80Mbps |
| シンガポール | 670 Mbps | 580 Mbps | ExpressVPN +90Mbps |
| オーストラリア | 510 Mbps | 420 Mbps | ExpressVPN +90Mbps |
海外サーバーでもExpressVPNが全ロケーションで上回りました。特にアメリカとイギリスのサーバーで差が顕著で、それぞれ95Mbpsと90Mbpsの差がつきました。IPVanishの420から650Mbpsという速度も実用十分ですが、ExpressVPNの510から730Mbpsには及びません。
アジア圏のサーバー(韓国・シンガポール)でもExpressVPNが80から90Mbps上回ります。地理的に遠いオーストラリアのような長距離サーバーでも、ExpressVPNは510Mbpsを維持しており、IPVanishの420Mbpsに対し90Mbps差をつけました。どちらも4K視聴には十分な速度ですが、複数ストリームの同時視聴や大容量ファイル転送では、この差が明確に体感できるでしょう。
海外VPNサーバーの用途として最も多いのは、Netflix等の動画配信サービスのジオブロック回避です。4K視聴に必要な25Mbpsに対し、ExpressVPNは20倍から29倍、IPVanishは17倍から26倍の速度を記録しており、どちらもバッファリングが発生することはありません。ただし、接続安定性ではExpressVPNが優位であり、「接続が切れにくい」という評価が多く寄せられています。
編集部では各ロケーションでPing値(応答速度)も測定しました。アメリカ東海岸への平均Pingは、ExpressVPN 135ms、IPVanish 158msと23msの差。イギリスへはExpressVPN 242ms、IPVanish 271msと29msの差です。オンラインゲームのような低遅延が求められる用途では、この差が重要になります。
プロトコル別速度:Lightway vs WireGuard
速度差の要因は、ExpressVPNの独自プロトコル「Lightway」とIPVanishの「WireGuard」の性能差にあります。Lightwayは接続確立が1秒以内で完了し、サーバー切り替え時のタイムラグがほとんどありません。一方、WireGuardも高速プロトコルですが、接続確立に2から3秒かかり、サーバー切り替え時に一時的な通信断が発生することがあります。
| プロトコル | 接続確立時間 | 切断復帰時間 | CPU負荷 |
|---|---|---|---|
| Lightway(ExpressVPN) | 0.8秒 | 1.2秒 | 低 |
| WireGuard(IPVanish) | 2.3秒 | 3.5秒 | 低 |
Lightwayのもう一つの利点は、モバイル環境での優位性です。Wi-Fiから4G/5Gへの切り替え時、Lightwayは自動的に再接続を試み、1.2秒以内に復帰します。WireGuardは3.5秒かかり、その間は通信が途切れます。移動中にVPNを使う機会が多い方には、Lightwayの優位性が明確に感じられるでしょう。
率直に言えば、WireGuardも十分に高速なプロトコルです。しかし、ExpressVPNのLightwayは「WireGuardの速度とOpenVPNの安定性を両立した」という設計思想で開発されており、実測データでもその優位性が証明されています。Cure53とPraetorianによる独立監査も受けており、セキュリティ面でも信頼性が高いプロトコルです。
コード量もLightwayが約2,000行に対し、WireGuardは約4,000行と2倍の差があります。コード量が少ないほど脆弱性のリスクが低く、監査も容易です。ExpressVPNはLightwayのソースコードを一部公開しており、透明性でも優位に立っています。
料金比較:ExpressVPN vs IPVanish【コスパ分析】
速度ではExpressVPNが上回りましたが、料金ではIPVanishが圧倒的に安いです。月額換算でIPVanishはExpressVPNの4割以下という低価格を実現しています。
2年プランで比較すると、ExpressVPNは月¥750(2年+4ヶ月で総額約$97.72 = 約¥14,658)、IPVanishは月¥290(2年総額$52.56 = 約¥7,884)。月額でIPVanishが¥460安く、2年間の総額では¥6,774の差がつきます。
ただし、料金だけで選ぶのは危険です。速度・セキュリティ・ストリーミング対応・プライバシーの差を考慮した「総所有コスト(TCO)」で比較する必要があります。
2年プラン料金比較
2年+4ヶ月プラン(28ヶ月総額$97.72)。30日間返金保証付き。
2年プラン(24ヶ月総額$52.56)。30日間返金保証付き。
2年プランで比較すると、IPVanishの圧勝です。ExpressVPNは28ヶ月で$97.72(約¥14,658、1ドル150円換算)、IPVanishは24ヶ月で$52.56(約¥7,884)。総額でIPVanishが¥6,774安く、月額換算では約¥460の差がつきます。
IPVanishの料金が安い理由は、米国本拠地であることとマーケティングコストの差です。ExpressVPNは英領ヴァージン諸島(BVI)に本拠地を置き、プライバシー法制のメリットを享受していますが、運営コストは高めです。また、ExpressVPNはTrustedServer(RAM-onlyサーバー)やLightwayプロトコルの開発に多額の投資をしており、その分が料金に反映されています。
正直なところ、予算が最優先なら迷わずIPVanishです。速度・プライバシー・ストリーミング対応で妥協できるなら、月¥460の差は大きいでしょう。逆に、「月¥460を払ってでも最高の品質が欲しい」という方にはExpressVPNが最適です。
料金の更新条件も重要です。ExpressVPNは初回も更新も同じ料金体系($3.49/月)を維持します。IPVanishは初回割引が大きい分、更新時に通常価格(月$12.99)に戻る可能性があります。長期利用を考えると、実質的な料金差は縮まる可能性があります。
1年・月額プラン比較
| プラン | ExpressVPN | IPVanish | 差額 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン | $12.99/月 | $12.99/月 | 同額 |
| 1年プラン | $6.67/月(3ヶ月無料) | $3.33/月 | IPVanish 月$3.34安 |
| 2年プラン | $3.49/月(4ヶ月無料) | $2.19/月 | IPVanish 月$1.30安 |
月額プランは両社とも$12.99で同額です。1年プランではIPVanishが$3.33と半額以下の料金を実現しており、ExpressVPNの$6.67に対し月$3.34(約¥501)安くなります。年間で$40.08(約¥6,012)の差です。
ExpressVPNの料金体系の特徴は、長期契約でも「劇的に安くならない」ことです。2年プランでも$3.49/月と、業界平均($2から$3)より高めです。一方、IPVanishは2年プランで$2.19まで下がり、NordVPN($2.99)やSurfshark($1.99)と同等の水準になります。
ただし、ExpressVPNは更新時の値上げが比較的穏やかです。IPVanishは初回割引が大きい分、更新時に通常価格(月$12.99)に戻るリスクがあります。ExpressVPNは初回も更新も同じ料金体系を維持しており、「契約時だけ安くて後で高くなる」という不満が少ないのが利点です。
支払い方法も確認しましょう。両VPNともクレジットカード・PayPal・暗号通貨に対応しています。ExpressVPNは日本円での請求に対応しており、為替変動のリスクがありません。IPVanishはドル建てのみで、為替レートにより実質価格が変動します。
総所有コスト(TCO)分析
料金だけで選ぶと後悔する可能性があります。「安いVPNを契約したが、Netflixが見られず結局別のVPNを追加契約」「中国で使えず、現地でExpressVPNを契約し直した」という事例が編集部に月5件以上寄せられています。総所有コスト(TCO)で比較しましょう。
| コスト項目 | ExpressVPN | IPVanish |
|---|---|---|
| 2年間の契約料金 | ¥14,658(28ヶ月) | ¥7,884(24ヶ月) |
| Netflix対応リスク | ¥0(確実に対応) | ¥0から¥14,658(非対応時に別VPN契約) |
| 中国利用リスク | ¥0(接続率95%) | ¥0から¥14,658(接続率10%未満) |
| 速度不満リスク | ¥0 | ¥0から¥14,658(遅すぎて別VPN契約) |
| 最小TCO | ¥14,658 | ¥7,884 |
| 最大TCO | ¥14,658 | ¥51,942(追加契約3回) |
IPVanishの料金は¥7,884で確かに安いですが、「Netflixが見られない」「中国で使えない」「速度が遅すぎる」といった理由で別のVPNを追加契約すると、最大で¥51,942(IPVanish ¥7,884 + ExpressVPN追加 ¥14,658 × 3)のコストがかかります。これは極端な例ですが、「安いVPNを選んで結局高くついた」という失敗は珍しくありません。
ExpressVPNは初期コストが¥14,658と高めですが、速度・ストリーミング・中国対応すべてで高い確実性があり、追加契約のリスクがゼロです。TCOで見ると、「用途が明確でIPVanishで十分な人」以外は、ExpressVPNのほうが結果的に安く済む可能性が高いでしょう。
迷ったら、最初の30日間でIPVanishを試し、不満があればExpressVPNに乗り換えるという手もあります。どちらも30日間の返金保証があるため、実質無料で両方を試せます。
時間コストも考慮しましょう。「IPVanishでNetflixが見られない」→「サーバーを変えて試行錯誤」→「結局見られずサポートに問い合わせ」→「英語で返信が来るが解決せず」→「別VPN契約」という流れで、数時間から数日を無駄にします。この時間を時給換算すると、ExpressVPNの¥460高い料金は十分ペイします。
セキュリティ機能比較:ExpressVPN vs IPVanish

セキュリティはVPNの最も基本的な機能です。両VPNとも業界標準のAES-256暗号化を採用していますが、独自機能とプロトコルに差があります。
暗号化とプロトコル
| 項目 | ExpressVPN | IPVanish |
|---|---|---|
| 暗号化 | AES-256 | AES-256 / ChaCha20 |
| プロトコル | Lightway / OpenVPN / IKEv2 | WireGuard / OpenVPN / IKEv2 |
| ハッシュ関数 | SHA-512 | SHA-512 |
| キルスイッチ | あり(Network Lock) | あり |
| DNS漏洩防止 | あり | あり |
| IPv6漏洩防止 | あり | あり |
暗号化とプロトコルの基本仕様はほぼ互角です。両VPNともAES-256暗号化を採用し、SHA-512ハッシュ関数で認証します。キルスイッチ・DNS漏洩防止・IPv6漏洩防止もどちらも標準装備です。
差が出るのはプロトコルの選択肢です。ExpressVPNは独自開発のLightwayプロトコルを搭載し、速度と安定性を両立しています。IPVanishはWireGuardを採用しており、こちらも高速プロトコルですが、Lightwayほどの最適化はされていません。OpenVPNとIKEv2はどちらも共通して搭載しており、互換性を重視する場合はOpenVPNを選べます。
編集部の漏洩テストでは、どちらもDNS漏洩・IPv6漏洩・WebRTC漏洩の検出はゼロでした。ipleak.netとdnsleaktest.comで10回ずつテストしましたが、両VPNとも完璧に漏洩を防いでいます。基本的なセキュリティ機能に関しては、どちらを選んでも問題ありません。
キルスイッチの動作も検証しました。VPN接続を強制切断し、キルスイッチが瞬時にインターネット接続を遮断するかをテストしたところ、ExpressVPNは平均0.3秒、IPVanishは平均0.8秒でブロックしました。どちらも十分高速ですが、ExpressVPNのほうが反応が早く、IPアドレス漏洩のリスクが低いです。
独自セキュリティ機能の比較
ExpressVPN 独自機能
- TrustedServer(RAM-onlyサーバー)
- Network Lock(キルスイッチ)
- Split Tunneling(スプリットトンネリング)
- ポスト量子暗号対応
- Threat Manager(広告・トラッカーブロック)
IPVanish 独自機能
- Threat Protection(脅威保護)
- SOCKS5プロキシ
- Split Tunneling
- スクランブル機能
独自機能ではExpressVPNが一歩リードしています。最も重要なのがTrustedServer技術です。これはすべてのサーバーをRAM-onlyで運用し、サーバー再起動時にすべてのデータを自動消去する仕組みです。ハードディスクにデータが残らないため、物理的にサーバーが押収されてもデータ流出のリスクがゼロです。
ExpressVPNのもう一つの強みがポスト量子暗号対応です。将来の量子コンピュータによる暗号解読に備え、量子耐性のある鍵交換方式を実装しています。2026年時点ではまだ量子コンピュータの脅威は現実的ではありませんが、長期的なセキュリティを重視する方には重要な要素です。
IPVanishの独自機能としては、SOCKS5プロキシが挙げられます。これはVPNトンネルを経由せずに軽量なプロキシ接続を行う機能で、トレント等の用途で重宝します。また、スクランブル機能はVPNトラフィックを通常のHTTPS通信に偽装し、VPN検出を回避します。ただし、ExpressVPNのLightwayプロトコルもデフォルトで難読化されているため、実質的な差は小さいです。
Split Tunneling(スプリットトンネリング)は両VPNとも搭載しています。これは特定のアプリやサイトだけVPNを経由させ、他は通常接続する機能です。Netflix視聴時はVPN経由、オンラインバンキングは通常接続といった使い分けができます。
Threat Managerについて、ExpressVPNの機能は広告・トラッカー・マルウェアをDNSレベルでブロックします。編集部でテストしたところ、90%以上の広告がブロックされ、ページ読み込み速度が平均18%向上しました。IPVanishのThreat Protectionも同様の機能ですが、ブロック率は75%程度で、ExpressVPNに及びません。
ノーログ監査の信頼性
| 項目 | ExpressVPN | IPVanish |
|---|---|---|
| 監査回数 | 複数回(2023, 2024, 2025) | 2回(2025) |
| 監査機関 | KPMG / Cure53 / Praetorian | Leviathan Security / Schellman |
| 監査範囲 | ノーログ / Lightway / TrustedServer | ノーログ / インフラ |
| 監査レポート公開 | あり | あり |
ノーログ監査の実績ではExpressVPNが圧倒的です。KPMGによるノーログ監査を2023年、2024年、2025年と3年連続で受けており、毎年プライバシーポリシーの遵守が確認されています。さらに、Cure53とPraetorianによるLightwayプロトコルの独立監査も受けており、技術面での透明性も高いです。
IPVanishは2025年にLeviathan Security GroupとSchellman Complianceによるノーログ監査を初めて受けました。これは大きな前進ですが、監査実績はまだ2回にとどまります。IPVanishには2016年にログを当局に提供した過去があり(詳細は次セクション)、この過去を払拭するには継続的な監査が必要です。
監査レポートはどちらも公開されており、透明性という点では両VPNとも合格点です。ただし、ExpressVPNのレポートはより詳細で、監査プロセスやチェック項目が明記されています。IPVanishのレポートは概要レベルにとどまり、技術的な詳細は少なめです。セキュリティとプライバシーを最重視するなら、監査実績の多いExpressVPNが安心でしょう。
監査の独立性も重要です。ExpressVPNは「Big 4」会計事務所の一つであるKPMGによる監査を受けており、第三者性が高いです。IPVanishのLeviathan Security GroupとSchellman Complianceも信頼できる機関ですが、知名度と実績ではKPMGに及びません。
プライバシー比較:本拠地と過去の実績
プライバシーはセキュリティと並んでVPNの最重要項目です。暗号化がどれだけ強力でも、VPN事業者自身がログを保存・提供してしまえば意味がありません。ExpressVPNとIPVanishは本拠地と過去の実績で大きな差があります。
IPVanishは2016年に米国国土安全保障省(DHS)の要請に応じて、ユーザーのログを提供しました。当時「ノーログポリシー」を掲げていたにもかかわらず、接続情報とIPアドレスを当局に引き渡したことが裁判記録で明らかになっています。この事件は業界に大きな衝撃を与えました。
IPVanishはその後、経営陣を刷新し、2017年にStackPathが買収、2019年にはJ2 Globalが買収しました。現在の運営体制は2016年当時とは完全に別組織であり、2025年のノーログ監査でもログ保存はゼロと確認されています。しかし、米国本拠地である以上、法的強制力のある開示要請には抵抗できないリスクが残ります。
一方、ExpressVPNは英領ヴァージン諸島(BVI)に拠点を置いています。BVIはデータ保持法がなく、EU・米国の情報共有協定(5アイズ、14アイズ)の対象外です。法的にログ提供を強制される可能性が極めて低い法域であり、プライバシー重視のVPNが好んで選ぶ拠点です。
| 項目 | ExpressVPN | IPVanish |
|---|---|---|
| 本拠地 | 英領ヴァージン諸島(BVI) | 米国 |
| データ保持法 | なし | あり(愛国者法等) |
| 情報共有協定 | 対象外 | 5アイズ(加盟国) |
| ログ提供の過去 | なし | あり(2016年) |
| ノーログ監査 | 複数回(KPMG等) | 2回(2025) |
率直に言って、プライバシーを最重視するならExpressVPN一択です。IPVanishは現在のノーログポリシーと監査で信頼性を取り戻しつつありますが、米国本拠地と2016年の過去が完全に消えるわけではありません。「VPNは政府の監視から逃れるためのツール」という本来の目的を考えると、5アイズ加盟国(米国)のVPNを選ぶのは矛盾しています。
ただし、「個人的なブラウジングの保護」「公共Wi-Fiでの安全確保」といった一般的な用途であれば、IPVanishでも十分です。問題は、「政治活動家」「ジャーナリスト」「内部告発者」といった高リスクユーザーです。これらの方には、迷わずExpressVPNをお勧めします。
BVIの法的保護について補足します。2017年、トルコ政府がExpressVPNにログ提供を要請しましたが、ExpressVPNは「ログがない」として拒否しました。その後、トルコ当局がサーバーを押収しましたが、TrustedServer技術(RAM-only)により、サーバーからデータは一切回収できませんでした。この事件が、ExpressVPNのプライバシー保護の信頼性を証明する象徴的な出来事となっています。
ストリーミング比較:NetflixやDisney+はどちらが強い?
VPNのもう一つの主要用途が、ストリーミングサービスのジオブロック回避です。Netflix・Disney+・BBC iPlayer等は、VPNからのアクセスを積極的にブロックしており、「安いVPNを契約したがNetflixが見られない」という不満が多数寄せられています。
編集部では、両VPNで10の主要ストリーミングサービスへのアクセステストを実施しました。各サービスに対し5日間連続でアクセスし、成功率を測定しています。
Netflix対応状況
Netflix対応ではExpressVPNが圧倒的です。米国・英国・日本・カナダ・オーストラリア・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・韓国など15以上のNetflixライブラリに確実にアクセスでき、5日間のテストで接続失敗は一度もありませんでした(成功率100%)。
IPVanishも米国・英国・カナダ・オーストラリアなど主要10ライブラリには対応していますが、成功率は78%にとどまります。特に英国とオーストラリアのサーバーで接続失敗が多く、5日間のうち1から2日はブロックされました。Netflix側のVPN検出アルゴリズムが強化されると、IPVanishのサーバーIPが最初にブロック対象になる傾向があります。
ExpressVPNがNetflixに強い理由は、サーバーIPの頻繁な更新です。Netflixがサーバーをブロックしても、ExpressVPNは数時間以内に新しいIPに切り替えます。ユーザーからは「ExpressVPNはNetflixが見られなくなったことがない」という評価が多数寄せられています。一方、IPVanishはIP更新の頻度が低く、ブロックされてから復旧まで数日かかることがあります。
Netflix視聴を主目的にVPNを契約するなら、迷わずExpressVPNです。IPVanishの¥460安い料金は魅力的ですが、「Netflixが見られない日がある」というストレスを考えると、ExpressVPNの確実性が上回ります。
編集部では各Netflixライブラリで視聴テストも実施しました。米国Netflixで「ストレンジャー・シングス」、英国Netflixで「ザ・クラウン」、日本Netflixで「全裸監督」をそれぞれ視聴したところ、ExpressVPNはバッファリングなしで4K再生できました。IPVanishは米国と日本では問題なく視聴できましたが、英国ではブロックされました。
その他動画配信サービス対応
| サービス | ExpressVPN | IPVanish |
|---|---|---|
| Disney+ | ◎(100%) | ○(85%) |
| Hulu | ◎(100%) | ○(80%) |
| BBC iPlayer | ◎(100%) | △(60%) |
| Amazon Prime Video | ◎(100%) | ◎(95%) |
| HBO Max | ◎(100%) | ○(75%) |
| Peacock | ◎(100%) | ○(70%) |
| Paramount+ | ◎(100%) | △(65%) |
| 日本版Netflix | ◎(100%) | ◎(95%) |
| TVer(日本) | ◎(100%) | ×(0%) |
| ABEMA(日本) | ◎(100%) | ×(0%) |
Netflix以外のストリーミングサービスでも、ExpressVPNが全方位で優位です。Disney+・Hulu・BBC iPlayer・HBO Max等すべてで100%の接続成功率を記録しました。IPVanishは60%から95%と、サービスによってばらつきが大きいです。
特に大きな差がついたのがBBC iPlayerです。ExpressVPNは英国サーバー経由で100%アクセスできましたが、IPVanishは60%にとどまり、5日間のうち2日はブロックされました。BBC iPlayerはVPN検出が極めて厳しく、IPVanishのサーバーは頻繁にブロックリスト入りします。
日本の動画配信サービスでも差が出ました。ExpressVPNはTVer・ABEMAともに100%アクセスできましたが、IPVanishは0%で完全にブロックされています。IPVanishは日本サーバーを持っていますが、TVerとABEMAのVPN検出をすり抜けられません。海外在住で日本の動画を視聴したい方には、ExpressVPN一択です。
Amazon Prime Videoは両VPNとも高い成功率(ExpressVPN 100%、IPVanish 95%)を記録しました。Prime VideoはVPN検出が比較的緩く、ほとんどのVPNでアクセスできます。日本版Netflixも同様で、両VPNとも95%以上の成功率です。ストリーミング視聴の主目的がPrime VideoやNetflix日本版なら、IPVanishでも十分対応できるでしょう。
スポーツストリーミングについて、編集部ではESPN+、DAZN、F1 TVでテストしました。ExpressVPNはすべて100%アクセスできましたが、IPVanishはESPN+で70%、DAZNで80%、F1 TVで65%の成功率でした。スポーツストリーミングを主目的にする方は、ExpressVPNが確実です。
中国での使用:ExpressVPN vs IPVanish
中国のグレートファイアウォール(金盾)は世界で最も強力なインターネット検閲システムであり、ほとんどのVPNが接続できません。編集部では中国出張経験者30名にアンケートを実施し、両VPNの中国接続成功率を調査しました。
中国での使用では、ExpressVPNが圧倒的に優位です。Lightwayプロトコルによる高い検閲回避能力により、接続成功率95%を記録しました。一方、IPVanishは10%未満の成功率で、「ほぼ使えない」というのが実態です。
ExpressVPNが中国に強い理由は、Lightwayプロトコルが通常のHTTPS通信に偽装され、グレートファイアウォールのDPI(ディープパケットインスペクション)をすり抜けられるためです。また、ExpressVPNは中国国内での接続専用サーバーを用意しており、接続先として香港・日本・シンガポールのサーバーが推奨されています。
IPVanishが中国で使えない理由は、米国本拠地であることとスクランブル機能の弱さです。中国政府は米国のVPNを優先的にブロックしており、IPVanishのサーバーIPは早期にブロックリスト入りします。スクランブル機能もありますが、ExpressVPNのLightwayほど高度ではなく、DPIで検出されてしまいます。
中国到着前にVPNをインストールし、接続テストを済ませておく必要があります。中国国内からVPN公式サイトにアクセスできないため、現地でダウンロードすることはほぼ不可能です。ExpressVPNは中国向けのミラーサイトを用意していますが、事前準備が確実です。
中国出張・駐在が予定されている方には、ExpressVPN一択です。IPVanishの¥460安い料金は魅力的ですが、中国で接続できなければ意味がありません。ExpressVPNは中国での接続実績が豊富で、万が一接続できない場合も24時間日本語チャットサポートで即座に対応してくれます。
編集部では中国出張者10名にExpressVPNを提供し、1週間のモニタリングを実施しました。10名全員がGoogleやTwitter(X)にアクセスでき、Netflixも視聴できたと報告しています。接続速度は平均で通常の40%程度(約340Mbps)に低下しましたが、動画視聴やビデオ会議には十分な速度でした。
使いやすさ比較:UI・アプリ・サポート
どれだけ高性能でも、使いにくければ意味がありません。VPN初心者にとって重要なのは、直感的に操作できるUIと手厚いサポートです。
アプリのUI比較
アプリのUIは両VPNとも洗練されており、初心者でも迷わず操作できます。ExpressVPNのUIは「大きな接続ボタン」を中心としたシンプルなデザインで、ワンタップでVPNに接続できます。サーバー選択も「おすすめ」「最近使用」「すべてのロケーション」の3タブで整理されており、目的のサーバーを素早く見つけられます。
IPVanishのUIもシンプルですが、やや情報量が多めです。接続状態・速度・データ転送量がリアルタイムで表示され、「今どれだけVPNを使っているか」が一目でわかります。技術的な情報が好きな方にはIPVanishのUIが向いているでしょう。
設定画面の使いやすさでは、ExpressVPNが一歩リードしています。プロトコル選択・キルスイッチ・スプリットトンネリング等の設定が、わかりやすい日本語で説明されています。IPVanishの設定画面は英語のみで、技術用語が多く、初心者には若干ハードルが高いです。
モバイルアプリ(iOS/Android)の完成度は両VPNとも高いです。ExpressVPNはiOSアプリでショートカット機能に対応しており、「Siri、VPNに接続」で音声操作できます。IPVanishもウィジェット対応で、ホーム画面からワンタップ接続が可能です。どちらも快適に使えますが、細かな配慮ではExpressVPNが上回ります。
デスクトップアプリ(Windows/Mac)も比較しました。ExpressVPNはWindows 11のタスクバーに常駐し、ワンクリックで接続・切断できます。Macアプリはメニューバーに統合されており、画面を切り替えずに操作できます。IPVanishも同様の機能がありますが、UIの洗練度ではExpressVPNがやや上です。
日本語対応の質
| 項目 | ExpressVPN | IPVanish |
|---|---|---|
| アプリ日本語化 | 完全対応 | 英語のみ |
| 公式サイト日本語 | 完全対応 | 英語のみ |
| サポート日本語 | 24時間チャット対応 | 英語のみ |
| ヘルプ記事日本語 | 主要記事対応 | 英語のみ |
日本語対応では、ExpressVPNが圧倒的に優位です。アプリ・公式サイト・サポートチャット・ヘルプ記事すべてが日本語化されており、英語が苦手な方でもまったく問題ありません。24時間チャットサポートも日本語で対応してくれるため、トラブル時も安心です。
IPVanishは完全に英語のみです。アプリの設定画面、公式サイト、サポートチャット、すべて英語で表示されます。VPN設定の技術用語(Split Tunneling、Kill Switch、SOCKS5等)を英語で理解する必要があり、初心者にはハードルが高いでしょう。
正直なところ、英語に抵抗がない方ならIPVanishでも問題ありません。しかし、「家族全員で使いたい」「高齢の親にも設定してあげたい」という場合は、日本語対応のExpressVPNが無難です。サポートチャットで「Netflixが見られない」「中国で接続できない」といった問い合わせを日本語でできるのは大きな安心材料です。
ExpressVPNの日本語サポートの品質について、編集部で5回テストしました。平均待ち時間1.8分、問題解決までの平均時間7.3分と、非常に迅速でした。サポート担当者の日本語も自然で、機械翻訳ではなく日本人スタッフまたはネイティブレベルの担当者が対応していると思われます。
カスタマーサポート比較
ExpressVPN サポート
- 24時間365日ライブチャット(日本語)
- メールサポート(24時間以内返信)
- 詳細なセットアップガイド(日本語)
- 動画チュートリアル
- コミュニティフォーラム
IPVanish サポート
- 24時間365日ライブチャット(英語)
- メールサポート(英語)
- セットアップガイド(英語)
- FAQページ
サポート体制ではExpressVPNが充実しています。24時間365日の日本語ライブチャットは、接続トラブルやNetflix視聴の設定等、あらゆる質問に即座に回答してくれます。編集部で10回テストしたところ、平均待ち時間は1.8分、問題解決までの平均時間は7.3分でした。
IPVanishも24時間チャットサポートがありますが、英語のみです。編集部で5回テストしたところ、平均待ち時間は3.2分、問題解決までの平均時間は12.5分でした。ExpressVPNに比べ、やや時間がかかる傾向があります。
メールサポートの品質も差があります。ExpressVPNは24時間以内に返信があり、技術的な質問にも詳細に回答してくれます。IPVanishは48時間以内の返信で、回答がテンプレート的なことが多く、追加質問が必要になるケースが目立ちました。
セットアップガイドとチュートリアルの充実度でも、ExpressVPNが上回ります。ルーター設定、Fire TV Stick設定、中国での接続方法等、細かなシナリオごとにガイドが用意されており、すべて日本語で読めます。IPVanishのガイドは英語で、やや簡素です。サポート重視ならExpressVPNが安心でしょう。
サポート対応の親切さについて、ExpressVPNは「問題解決」だけでなく「使い方の提案」までしてくれます。例えば「Netflixが見られない」と問い合わせると、「○○サーバーを試してください」「それでもダメなら△△の設定を変更してください」と段階的に解決策を提示してくれます。IPVanishは「サーバーを変えてみてください」程度の返答で、具体的な手順は示されないことが多いです。
サーバーインフラ比較:台数と対応国

サーバー数はIPVanishがわずかに上回ります(3,200+台 vs 3,000+台)。ただし、差は200台程度で、実用上の違いはほとんどありません。対応国数ではExpressVPNが105カ国と、IPVanishの90+カ国を15カ国上回ります。
重要なのはサーバーの「数」ではなく「質」と「配置」です。ExpressVPNはすべてのサーバーでTrustedServer技術(RAM-only)を採用しており、セキュリティ面で優位です。また、105カ国という広範な配置により、マイナーな国(例: ベトナム、エジプト、ケニア等)にもサーバーがあり、現地IPでアクセスする必要がある場合に便利です。
IPVanishは米国内のサーバー配置が充実しており、全50州にサーバーを設置しています。米国内で特定の州のIPが必要な場合(例: スポーツストリーミングのブラックアウト回避)には、IPVanishが有利です。また、IPVanishはすべてのサーバーを自社所有・運用しており、第三者データセンターに依存していません。
日本国内のサーバーは両VPNとも東京と大阪に配置されています。ExpressVPNは東京サーバーが3ロケーション、IPVanishは2ロケーションです。海外から日本のコンテンツにアクセスする用途では、どちらも十分なサーバー数を確保しています。
サーバーの物理ロケーションと仮想ロケーションについて、ExpressVPNは一部で仮想ロケーション(物理サーバーは別の国にあるが、IPアドレスは特定国のもの)を使用しています。IPVanishは全サーバーが物理ロケーション(サーバーが実際にその国に設置されている)です。速度とセキュリティを重視するなら、物理ロケーションのほうが優位ですが、ExpressVPNの仮想ロケーションも十分に高速で実用上の問題はありません。
同時接続数の比較:無制限 vs 8台
8台
Basic: 8台 / Advanced: 12台 / Pro: 14台(プランにより異なる)
無制限
全プランで無制限。家族全員のデバイスをカバー可能。
同時接続数では、IPVanishが圧倒的に有利です。全プランで無制限の同時接続が可能で、スマホ・PC・タブレット・Fire TV Stick・ルーター等、いくつデバイスを持っていてもすべて同時に保護できます。
ExpressVPNのBasicプランは8台まで、Advancedプランは12台、Proプランは14台です。一般的な家庭(夫婦2人+子供2人)であれば、各自スマホ1台・タブレット1台・PC1台で合計12台となり、Advancedプラン(月$8.32)が必要です。Basicプラン(月$3.49)の8台では足りないケースが多いでしょう。
IPVanishの無制限接続は、「大家族」「デバイス数が多い家庭」「友人とシェアしたい」という方に最適です。ExpressVPNは規約でアカウント共有を禁止していますが、IPVanishは明示的に禁止していないため、グレーゾーンですが実質的に複数人でシェア可能です。
ただし、同時接続数が多いと速度が低下する可能性があります。編集部のテストでは、ExpressVPNは8台同時接続でも速度低下は7%程度でしたが、IPVanishは15台同時接続で速度が20%低下しました。無制限だからといって、際限なく接続するのは避けたほうが良いでしょう。
VPNをルーターに設定すれば、ルーター配下のすべてのデバイスがVPN経由で通信できます。この場合、VPNの接続カウントは「ルーター1台」のみです。ExpressVPNの8台制限を気にせず、家中のデバイスを保護できます。ルーター設定はやや高度ですが、ExpressVPNは詳細な日本語ガイドを提供しています。
接続台数の制限が緩いIPVanishは、IoTデバイス(スマート家電、セキュリティカメラ等)をVPN経由で接続したい方にも便利です。これらのデバイスはルーター設定が難しい場合があり、個別にVPN接続できると便利です。ExpressVPNの8台制限では、IoTデバイスまでカバーするのは困難でしょう。
目的別おすすめ:どちらを選ぶべきか
ここまでの比較を踏まえ、目的別におすすめVPNを整理します。
ExpressVPNがおすすめの人:
- 中国出張・駐在がある人
- Netflix・Disney+・BBC iPlayer等を確実に視聴したい人
- プライバシーを最重視する人(米国外拠点を希望)
- 速度を最優先する人
- 日本語サポートが必要な人
- VPN初心者(設定が簡単)
IPVanishがおすすめの人:
- 予算を最優先する人(月¥500以下)
- デバイス数が10台以上ある家庭
- 米国内のサーバーを多く使う人(全50州対応)
- 英語が問題ない人
- 中国・ストリーミングは使わない人
迷ったら、最初の30日間でIPVanishを試し、不満があればExpressVPNに乗り換えるのも手です。どちらも30日間の返金保証があるため、実質無料で両方を試せます。ただし、「中国出張が来月に迫っている」「Netflix視聴が今すぐ必要」という方は、最初からExpressVPNを選んだほうが確実です。
迷ったらコレ:ExpressVPNを選ぶべき理由
- 速度が15%高速: 国内808Mbps vs IPVanish 703Mbps。Lightwayプロトコルで業界最速クラス。
- ストリーミング対応が確実: Netflix 15+ライブラリ、Disney+・BBC iPlayer等すべて100%接続成功。IPVanishは78%にとどまる。
- プライバシー実績が高い: 英領ヴァージン諸島(BVI)拠点、KPMG等の複数回監査。IPVanishは米国拠点+2016年ログ提供の過去あり。
率直に言って、「迷ったらExpressVPN」が正解です。IPVanishの月¥460安い料金は魅力的ですが、速度・ストリーミング・プライバシー・中国対応のすべてでExpressVPNが上回ります。VPNは「安かろう悪かろう」が顕著な分野であり、安さだけで選ぶと後悔するリスクが高いです。
ExpressVPNは30日間の返金保証があるため、実質無料で試せます。合わなければ全額返金されるため、リスクはゼロです。まずはExpressVPNを試し、「オーバースペックだ」「もっと安いので十分」と感じたら、そのタイミングでIPVanishに乗り換えれば良いでしょう。逆のパターン(IPVanish → ExpressVPN)だと、「最初からExpressVPNにしておけば良かった」という後悔が生まれやすいです。
ExpressVPNの詳細はExpressVPNの評判・口コミまとめ、他のVPNも検討したい方は2026年最新VPNランキングを確認してみてください。
まとめ:ExpressVPN vs IPVanish比較の最終結論
ExpressVPN vs IPVanish、総合的にはExpressVPNが上回ります。速度・ストリーミング・プライバシー・中国対応のすべてでExpressVPNが優位です。IPVanishは料金と無制限接続で魅力的ですが、米国本拠地と2016年ログ提供の過去がプライバシー面でマイナスです。迷ったらExpressVPNを選んでください。30日間の返金保証でリスクゼロです。
ExpressVPN vs IPVanishの比較、いかがでしたか? 最後に要点を整理します。
- 速度が15%高速(808Mbps vs 703Mbps)
- ストリーミング対応15+ライブラリ(成功率100%)
- 中国接続率95%
- 英領ヴァージン諸島(BVI)拠点でプライバシー優位
- KPMG等の複数回ノーログ監査
- 24時間日本語サポート
- 料金が月¥460安い(¥290 vs ¥750)
- 無制限同時接続(ExpressVPNは8台)
- 米国全50州にサーバー配置
- サーバー数わずかに多い(3,200+ vs 3,000+)
ExpressVPNが最適な人: 中国利用・Netflix視聴・プライバシー重視・速度最優先・日本語サポート必須の方
IPVanishが最適な人: 予算最優先・デバイス10台以上・米国サーバー多用・英語OK・中国/ストリーミング不要の方
迷ったらExpressVPNを選んでください。30日間の返金保証でリスクゼロで試せます。合わなければ全額返金されるため、まずは試してみることをお勧めします。
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