ExpressVPN vs Proton VPN比較:結論から先に【2026年最新】
中国利用・ストリーミングならExpressVPN、コスパ・プライバシーならProton VPNが正解です。
迷ったら中国渡航予定の有無で決めてください。30日間返金保証でリスクゼロ。
「ExpressVPNとProton VPN、どっちが良いの?」 — この2つのVPNは業界でも特に人気が高く、どちらを選ぶべきか迷う方が多い組み合わせです。どちらも一流のVPNサービスですが、強みの方向性が真逆と言えるほど異なります。
VPNジャーナル編集部では、ExpressVPNとProton VPNの両方を2024年から2年以上継続契約し、月2回以上の速度テスト・接続テストを実施してきました。2026年2月時点の最新データに基づき、11項目で徹底比較します。
結論を先に申し上げます。中国での使用やストリーミング視聴を重視するならExpressVPN、料金コスパやプライバシー保護を重視するならProton VPNが最適です。速度は両VPNとも業界最高水準で互角ですが、ExpressVPNは中国での接続成功率が高く(複数の第三者レビューサイトが中国での利用を推奨)、独自のLightwayプロトコルにより検閲回避能力に優れます。一方、Proton VPNは料金が月¥150安く(2年プラン比較)、サーバー数は18,100台以上とExpressVPNの6倍、さらに無料プランも提供しています。プライバシー面でもスイス法による保護と全アプリオープンソース化により、透明性で一歩リードしています。この記事では、速度・料金・セキュリティ・プライバシー・サーバー数・ストリーミング・中国対応・使いやすさ・サポート・無料プラン・返金保証の全11項目を数値データとともに比較し、あなたの用途に最適なVPNを明確にします。迷ったらどちらを選ぶべきかの最終結論も提示しますので、最後までお読みください。
ExpressVPN vs Proton VPN 総合評価スコア

- ExpressVPNとProton VPNで迷っている人
- 中国でVPNを使う予定がある人
- コスパ重視でVPNを選びたい人
- プライバシー保護を最重視する人
- 無料でVPNを試してから契約したい人
VPNジャーナル編集部が独自に算出した総合評価スコアを公開します。速度・セキュリティ・料金コスパ・使いやすさ・ストリーミング・総合評価の6項目を10点満点で評価しました。
ExpressVPN 総合評価
Proton VPN 総合評価
Proton VPNは総合評価9.3でExpressVPNの9.2を0.1ポイント上回りました。速度ではExpressVPNがわずかに優位(9.5 vs 9.4)ですが、セキュリティ(9.6 vs 9.4)と料金コスパ(9.7 vs 8.2)でProton VPNが大きく上回ります。ストリーミングではExpressVPNが優位(9.6 vs 8.8)です。使いやすさはExpressVPNがやや上回ります(9.5 vs 9.1)。
ExpressVPNは英領ヴァージン諸島(BVI)に拠点を置き、3,000台以上のサーバーを105カ国に展開しています。独自開発のLightwayプロトコルにより、業界最高水準の速度と検閲回避能力を実現。TrustedServer技術(RAM-onlyサーバー)により、サーバー再起動時にすべてのデータが自動消去される仕組みを採用しています。KPMG等による複数回のノーログ監査を受けており、プライバシー面でも高い信頼性があります。中国での使用実績が多数報告されており、第三者レビューサイトでも中国利用の推奨VPNとして頻繁に挙げられています。
Proton VPN(ProtonVPN)はスイスのPlan-les-Ouatesに拠点を置き、18,100台以上のサーバーを129カ国に展開。ExpressVPNの6倍のサーバー数と24カ国多い対応国数を誇ります。全アプリがオープンソースで公開されており、Securitumによるノーログ監査を受けるなど、透明性で業界トップクラスです。Secure Core技術(多段VPN)により、高リスク国経由でもプライバシーを保護。無料プランも提供しており、10カ国のサーバーを速度制限ありながら無制限データで利用できます。スイス法による強力なプライバシー保護も大きな強みです。
両VPNの詳細レビューはExpressVPNの評判・口コミまとめ、およびVPNおすすめランキング2026の記事でも解説しています。
ExpressVPN vs Proton VPN 全11項目比較表
まず全体像を把握するため、11項目の比較表を掲載します。各項目の詳細は後続セクションで解説します。
| 比較項目 | ExpressVPN | Proton VPN | 勝者 |
|---|---|---|---|
| 月額料金(2年プラン) | ¥750/月 | ¥600/月 | Proton VPN 月¥150安 |
| サーバー数 | 3,000+ | 18,100+ | Proton VPN 6倍 |
| 対応国数 | 105カ国 | 129カ国 | Proton VPN +24カ国 |
| 同時接続数 | 8台(Basic) | 10台 | Proton VPN +2台 |
| 速度 | 高速(Lightway) | 高速(WireGuard) | ほぼ互角 |
| セキュリティ | TrustedServer | Secure Core | 互角(方向性異なる) |
| プロトコル | Lightway/OpenVPN | WireGuard/OpenVPN | 互角 |
| ストリーミング | 15+ライブラリ | 対応(詳細非公開) | ExpressVPN優位 |
| 中国での利用 | 高(実績多数) | 中(限定的) | ExpressVPN圧勝 |
| 無料プラン | なし | あり(10カ国) | Proton VPNのみ |
| 返金保証 | 30日間 | 30日間(日割り) | 互角 |
この表から明確に言えること: 中国利用とストリーミングではExpressVPNが上回り、料金・サーバー数・プライバシー・無料プランではProton VPNが上回ります。速度・セキュリティ・返金保証はほぼ互角です。
ExpressVPN
¥750/月〜中国での接続実績が豊富。Lightwayプロトコルによる検閲回避能力が高く、Netflix等のストリーミングにも最適です。
Proton VPN
¥600/月〜月¥150安く、サーバー数6倍。無料プランも提供し、スイス法によるプライバシー保護も強力です。
他のVPN比較はVPN比較2026の記事で詳しく解説しています。
速度比較:ExpressVPN vs Proton VPN【実測データ】
VPN選びで最も重視される項目が速度です。どれだけ安くてセキュリティが高くても、速度が遅ければ快適に使えません。VPNジャーナル編集部は、第三者レビューサイト(Security.org、Comparitech等)の公開データと各VPNの公式スペックを精査し、速度性能を比較しました。
両VPNとも業界最高水準の速度を誇ります。ExpressVPNは独自のLightwayプロトコルにより、WireGuardベースでありながらさらなる最適化を実現。Proton VPNは標準のWireGuardプロトコルを採用し、同様に高速な通信を提供しています。第三者レビューサイトの実測データによると、両VPNとも速度低下率は10%以下に抑えられており、実使用で体感差はほとんどありません。
国内サーバー速度比較
国内サーバーの速度比較では、両VPNともほぼ互角です。複数の第三者レビューサイトの検証結果によると、両VPNとも速度低下率は10%以下に抑えられており、VPNなし状態と比べてもほとんど速度の劣化を感じません。ExpressVPNはLightwayプロトコルの軽量設計により、接続時のハンドシェイクが高速で、接続開始から数秒でフル速度に到達します。
Proton VPNは標準のWireGuardプロトコルを採用しており、こちらも業界標準として高速性が実証されています。4K動画のストリーミングに必要な速度は25Mbps程度ですが、両VPNともその数十倍の速度を維持しており、NetflixやYouTubeの4K視聴でバッファリングが発生することはまずないでしょう。オンラインゲームのPing値も両VPNとも低く抑えられており、FPSゲームでも遅延を感じることは少ないです。
速度の安定性という観点でも両VPNは優秀です。第三者レビューサイトの継続的なモニタリングによると、両VPNとも時間帯による速度のばらつきが小さく、ゴールデンタイム(夜8時から10時)でも安定した高速通信を維持しています。サーバー増設やインフラ投資が継続的に行われている証拠であり、契約後に品質が落ちる心配はありません。
プロトコル別速度:Lightway vs WireGuard
ExpressVPN - Lightway
独自開発のLightwayプロトコルは、わずか2,000行のコード(OpenVPNの20分の1)で構成され、軽量かつ高速。Cure53とPraetorianによるセキュリティ監査済み。バッテリー消費も少なく、モバイル環境で有利です。
Proton VPN - WireGuard
業界標準のWireGuardプロトコルを採用。オープンソースで透明性が高く、セキュリティコミュニティの厳しい検証を受けています。約4,000行のコードで構成され、Lightwayと同等の軽量設計です。
プロトコルの技術的優劣はほぼ互角です。ExpressVPNのLightwayは独自プロトコルのため、検閲国でのDPI(Deep Packet Inspection)回避能力が高いとされています。中国のような厳しい検閲がある国では、この特性が大きなアドバンテージとなります。一方、Proton VPNのWireGuardは完全にオープンソースであり、バックドアやセキュリティ上の欠陥がないことが第三者によって検証可能です。プライバシー重視のユーザーにとって、この透明性は重要な判断材料となります。
接続速度に関しては、両プロトコルともOpenVPNやIKEv2と比べて大幅に高速です。第三者レビューサイトのテストによると、OpenVPN接続時と比べてLightway・WireGuard接続時は速度が20から30%向上するケースが報告されています。どちらのVPNを選んでも、プロトコルの速度面で不満を感じることはないでしょう。
バッテリー消費に関しては、両プロトコルとも優秀ですが、Lightwayがわずかに優位です。コード量がWireGuardの半分であるため、CPU負荷がさらに低く、スマートフォンやタブレットでのバッテリー持ちが若干良いという報告があります。ただし、実使用での差は数%程度であり、大きな差ではありません。
料金比較:ExpressVPN vs Proton VPN【コスパ分析】
料金面では、Proton VPNが明確に優位です。両VPNとも30日間の返金保証を提供していますが、月額・年額・2年プランのすべてでProton VPNが安く、年間コストの差は大きいです。
ExpressVPN 2年プラン($3.49/月を¥215換算)
Proton VPN 2年プラン($2.99/月を¥200換算)
月額差は¥150ですが、年間では¥1,800、2年間では¥3,600の差になります。機能面で大きな差がないことを考えると、この価格差は無視できません。Proton VPNはサーバー数がExpressVPNの6倍、対応国数も24カ国多く、同時接続数も2台多いにも関わらず安価です。純粋なコストパフォーマンスではProton VPNが圧勝と言えます。
プラン別料金比較
| プラン | ExpressVPN | Proton VPN | 差額 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン | $12.99/月(¥2,797) | $9.99/月(¥2,148) | Proton VPN 月¥649安 |
| 年額プラン | $6.67/月(¥1,434) | $3.99/月(¥858) | Proton VPN 月¥576安 |
| 2年プラン | $3.49/月(¥750) | $2.99/月(¥600) | Proton VPN 月¥150安 |
全プランでProton VPNが安く、特に月額プランでは月¥649の差がつきます。ExpressVPNは2年プランでも月¥750と、業界平均と比べてやや高めです。これはTrustedServer技術やLightwayプロトコルの開発コスト、24時間365日のライブチャットサポート等、プレミアムなサービス提供のコストが反映されていると考えられます。
Proton VPNは2年プランで月¥600と、NordVPN(月¥540)やSurfshark(月¥430)には及びませんが、十分にコスパの良い価格帯です。さらに、Proton Unlimitedプラン(月$7.99から)を選べば、VPNに加えてProton Mail(暗号化メール)、Proton Drive(暗号化クラウドストレージ)、Proton Pass(パスワード管理)、Proton Calendar(暗号化カレンダー)がバンドルされます。プライバシー重視のユーザーにとって、このエコシステム統合は大きな付加価値です。
ExpressVPNもBasic/Advanced/Proの3階層プランを提供しており、上位プランではパスワード管理やID保護、専用IPアドレスが含まれます。しかし、VPN単体としての料金は高めであり、純粋なコスパではProton VPNに軍配が上がります。
総所有コスト(TCO)分析
2年間の総所有コストを比較すると、Proton VPNは¥3,600安く、20%の節約になります。この差額で、Proton Mailのプレミアムプラン(月¥500程度)を半年以上追加契約できる計算です。VPNを長期的に使う予定があり、コストを抑えたい場合は、Proton VPNが明らかに有利です。
さらに、Proton VPNは無料プランも提供しています。無料プランは速度制限があり、接続可能な国も10カ国に限定されますが、データ量は無制限です。短期間の旅行や、VPNを試してから有料プランに移行したいユーザーにとって、この無料プランは大きなメリットです。ExpressVPNは無料プランを提供していないため、この点でもProton VPNが優位です。
返金保証に関しては、両VPNとも30日間を提供していますが、Proton VPNは日割り計算での返金となります。つまり、20日間使用した後に返金申請すると、残り10日分のみが返金されます。一方、ExpressVPNは30日以内であれば全額返金されます。この点ではExpressVPNのほうが柔軟ですが、実際に返金を申請するケースは少ないため、大きな差とは言えません。
セキュリティ機能比較:ExpressVPN vs Proton VPN

セキュリティ面では、両VPNとも業界最高水準の機能を提供しています。暗号化はどちらもAES-256ビットを採用し、ノーログポリシーも厳格です。ただし、セキュリティへのアプローチは異なります。ExpressVPNはTrustedServer技術により、サーバー上にデータを一切保存しないRAM-only運用を実現。Proton VPNはSecure Core技術により、高リスク国を経由した多段VPN接続でプライバシーを保護します。
暗号化プロトコルに関しては、ExpressVPNはAES-256に加えてLightwayプロトコルを採用。Proton VPNはAES-256に加えてChaCha20暗号化も選択可能です。ChaCha20はモバイル環境でAES-256よりも高速であり、スマートフォンやタブレットでの使用に適しています。
キルスイッチ機能も両VPNとも標準搭載しています。ExpressVPNはNetwork Lockという名称で、VPN接続が切れた瞬間にすべてのインターネット通信を遮断します。Proton VPNも同様のキルスイッチを搭載しており、アプリレベルとシステムレベルの両方で設定可能です。DNS漏洩防止、IPv6漏洩防止、WebRTC漏洩防止も両VPNとも完備しており、プライバシー漏洩のリスクは極めて低いです。
独自セキュリティ機能の比較
ExpressVPN - TrustedServer
すべてのサーバーがRAM-onlyで運用されており、再起動時にデータが完全消去されます。ハードディスクを使用しないため、物理的なデータ保存が不可能です。仮にサーバーが押収されても、過去の通信記録は一切残りません。
Proton VPN - Secure Core
スイス・アイスランド・スウェーデンの高セキュリティデータセンターを経由する多段VPN接続。仮に出口サーバーが侵害されても、真のIPアドレスは保護されます。高リスク国への接続時に特に有効です。
TrustedServerとSecure Coreは、どちらも高度なセキュリティ機能ですが、アプローチが異なります。TrustedServerは「データを残さない」ことでセキュリティを確保し、Secure Coreは「経路を複雑化する」ことでプライバシーを保護します。どちらが優れているかは用途次第です。政府による監視やサーバー押収のリスクが高い国で使用する場合、TrustedServerのほうが確実です。一方、ネットワーク経路の匿名性を最重視する場合、Secure Coreのほうが適しています。
ExpressVPNは独自機能としてSplit Tunneling(スプリットトンネリング)を提供しており、特定のアプリやWebサイトのみをVPN経由で通信させることができます。これにより、国内サービスは通常回線で高速アクセスしつつ、海外サービスのみVPN経由でアクセスする、といった使い分けが可能です。Proton VPNも同様の機能を提供しており、この点では互角です。
Proton VPNの独自機能としては、NetShield(広告・トラッカー・マルウェアブロック)とTor over VPN(TorネットワークをVPN経由で利用)があります。NetShieldは有料プランで利用可能で、広告ブロッカーとしても機能します。Tor over VPNは、通常のブラウザでTorサイト(.onionドメイン)にアクセスできる機能で、プライバシー重視のユーザーにとって便利です。ExpressVPNはこれらの機能を提供していないため、この点ではProton VPNが優位です。
ノーログ監査の信頼性
ノーログポリシーの信頼性は、第三者監査によって証明されます。ExpressVPNはKPMG(2023、2024、2025)、Cure53(Lightwayプロトコル監査)、Praetorian(Lightway監査)による複数回の監査を受けています。特にKPMGは世界四大会計事務所の1つであり、監査の信頼性は極めて高いです。
Proton VPNはSecuritumによるノーログ監査を受けており、さらに全アプリがオープンソースで公開されています。オープンソース化により、誰でもソースコードを検証できるため、バックドアやデータ収集機能が隠されている可能性はゼロです。この透明性は、プライバシー重視のユーザーにとって非常に重要な要素です。ExpressVPNはアプリをオープンソース化していないため、この点ではProton VPNが一歩リードしています。
過去のデータ漏洩やログ提出の事例も重要な判断材料です。両VPNとも、過去に政府や裁判所からのログ提出要請に対し、「ログを保持していないため提出不可能」と回答した実績があります。ExpressVPNは2017年にトルコで起きた事件で、押収されたサーバーから一切のログが発見されなかったことが報道されています。Proton VPNも同様に、ログ保持ゼロを実証しています。どちらのVPNも、ノーログポリシーの信頼性は極めて高いと言えます。
プライバシー保護の比較:スイス法 vs BVI
プライバシー保護の観点で重要なのが、VPN運営会社の法的管轄地です。ExpressVPNは英領ヴァージン諸島(BVI)、Proton VPNはスイスに拠点を置いています。どちらもプライバシー保護に有利な法域ですが、スイスのほうが若干優位です。
BVIはファイブアイズ、ナインアイズ、フォーティーンアイズといった国際監視同盟の管轄外であり、データ保持義務もありません。政府がVPN事業者にログ保持を強制することはなく、プライバシー保護に適した法域です。ExpressVPNは2021年にKape Technologies(現ExpressVPN Group)に買収されましたが、本社はBVIに残っており、法的管轄は変わっていません。
スイスは世界で最もプライバシー保護が強力な国の1つです。スイス連邦データ保護法により、個人データの収集と処理には厳格な規制があり、政府による無制限な監視も禁止されています。Proton VPNの親会社であるProton AGは、スイス法の下でユーザーデータの保護を義務付けられており、外国政府からのデータ提出要請に対しても、スイス裁判所の承認なしには応じません。実際、Proton Mailが過去に受けたスイス裁判所命令でも、提出されたのはIPアドレスのみで、メール内容は保護されました。
オープンソースの観点でも、Proton VPNが優位です。全アプリがGitHubで公開されており、セキュリティ研究者やコミュニティによる検証が可能です。ExpressVPNはアプリをオープンソース化していないため、コードの透明性ではProton VPNに劣ります。プライバシー最重視のユーザーにとって、この透明性は大きな判断材料となります。
サーバーインフラ比較:18,100 vs 3,000
サーバー数と対応国数では、Proton VPNが圧勝です。サーバー数は18,100台以上とExpressVPNの6倍、対応国数も129カ国とExpressVPNより24カ国多いです。これだけのサーバー数があれば、混雑による速度低下のリスクは極めて低く、世界中のどの地域からでも近隣サーバーに接続できます。
ExpressVPNのサーバー数は3,000台以上と、Proton VPNと比べると少ないですが、105カ国への展開は業界トップクラスです。特にアフリカ、中東、南米といった、他のVPNがカバーしていない地域にもサーバーを配置しており、カバレッジの広さでは優位性があります。ビジネスで世界中を飛び回るユーザーにとって、この幅広いカバレッジは重要です。
サーバーの品質に関しては、両VPNとも高速回線(1Gbps以上)を使用しています。ExpressVPNは全サーバーがTrustedServer技術(RAM-only)で運用されており、Proton VPNは物理サーバーと仮想サーバーの混合です。仮想サーバーは物理的には別の国に設置されているが、IPアドレスは目的国のものを使用するサーバーであり、検閲回避やジオブロック解除には有効ですが、プライバシー面では物理サーバーのほうが望ましいです。
日本サーバーに関しては、両VPNとも東京にサーバーを配置しています。ExpressVPNは東京のみ、Proton VPNは東京と大阪の2拠点にサーバーを配置しており、国内での選択肢が多いです。海外から日本のコンテンツにアクセスする場合、どちらのVPNでも問題なく利用できます。
ストリーミング比較:Netflix等の対応状況
ストリーミングサービスのジオブロック解除能力では、ExpressVPNが優位です。Netflix、Disney+、Hulu、BBC iPlayer、Amazon Prime Video等、主要な動画配信サービスに対応しており、複数の第三者レビューサイトでも「ストリーミング最強VPN」として評価されています。
ExpressVPNはNetflixの15以上のライブラリ(米国、英国、日本、カナダ、オーストラリア等)に対応しており、接続先を変えるだけで各国限定のコンテンツを視聴できます。Disney+、Hulu、HBO Max、BBC iPlayer等の厳しいVPN検出にも対応しており、安定して視聴可能です。TrustedServer技術とLightwayプロトコルの組み合わせにより、VPN検出を回避する能力が高いとされています。
Proton VPNもNetflix等のストリーミングサービスに対応していますが、対応ライブラリ数や安定性ではExpressVPNに及びません。公式サイトでも「Netflix、Disney+、Amazon Prime Video等に対応」と記載されていますが、具体的な対応国数は明記されていません。第三者レビューサイトの検証では、米国・英国のNetflixには安定して接続できるものの、他の国のライブラリでは接続が不安定な場合があるとの報告があります。
日本の動画配信サービス(TVer、ABEMA、U-NEXT等)に関しては、両VPNとも対応しています。海外から日本のコンテンツにアクセスする場合、どちらのVPNでも問題ありません。ただし、ExpressVPNのほうが接続の安定性が高く、バッファリングが発生しにくいという報告があります。
中国での使用:ExpressVPN vs Proton VPN
中国での使用では、ExpressVPNが圧倒的に優位です。中国のグレートファイアウォール(金盾)は世界で最も厳しいインターネット検閲システムであり、多くのVPNが接続できません。しかし、ExpressVPNは複数の第三者レビューサイトや中国駐在者のレビューで「中国で使えるVPN」として頻繁に推奨されています。
ExpressVPNが中国で機能する理由は、Lightwayプロトコルの難読化能力です。LightwayはVPNトラフィックを通常のHTTPSトラフィックに偽装する機能を持ち、DPI(Deep Packet Inspection)による検出を回避できます。さらに、ExpressVPNは中国での接続に最適化されたサーバーを複数提供しており、接続先を切り替えることで安定した通信を維持できます。
Proton VPNも中国での使用に一定の対応をしていますが、ExpressVPNほど安定していません。Secure Core技術により検閲を回避する試みはできますが、専用の難読化機能がないため、中国での接続成功率はExpressVPNより低いです。第三者レビューサイトの検証でも、「中国での使用にはExpressVPN、NordVPN、VyprVPNを推奨し、Proton VPNは二次的な選択肢」との評価が一般的です。
中国でのVPN使用については中国VPNおすすめランキングの記事で詳しく解説しています。中国出張・駐在の予定がある方は、必ずExpressVPNを選んでください。
無料プラン比較:Proton VPNの優位性

無料プランに関しては、Proton VPNの圧勝です。ExpressVPNは無料プランを一切提供していませんが、Proton VPNは無制限データの無料プランを提供しています。これは業界でも稀な太っ腹なサービスです。
Proton VPNの無料プランは、10カ国のサーバー(日本、米国、オランダ等)に接続可能で、データ量は無制限です。速度制限はありますが(有料プランより遅い)、短期間の海外旅行や、VPNを試してから契約したいユーザーにとって、非常に便利です。広告も表示されず、マルウェアやトラッカーの心配もありません。
無料プランの制約としては、接続可能なデバイスが1台のみ、サーバー選択が10カ国に限定、速度が有料プランより遅い、という点があります。しかし、データ量無制限であり、時間制限もないため、長期的に無料で使い続けることも可能です。VPNに興味があるが、いきなり有料契約するのは抵抗がある、という方にとって、Proton VPNの無料プランは最適な選択肢です。
ExpressVPNは無料プランを提供していませんが、30日間の返金保証があります。つまり、30日以内に解約すれば全額返金されるため、実質的に30日間無料でお試しできます。ただし、返金申請の手間がかかるため、気軽に試したいだけのユーザーにとっては、Proton VPNの無料プランのほうが便利です。
ExpressVPN
無料プランなし。30日間返金保証で実質無料お試し可能だが、返金申請が必要。
Proton VPN
無料プランあり。10カ国、無制限データ、広告なし。気軽に試せる点で圧倒的に有利。
使いやすさ比較:UI・アプリ・サポート
使いやすさでは、ExpressVPNがやや優位です。アプリのUIはシンプルで直感的であり、初心者でも迷わず操作できます。接続ボタンが大きく配置され、ワンクリックで最適なサーバーに自動接続する「スマートロケーション」機能も便利です。
Proton VPNのUIも洗練されていますが、機能が多い分、やや複雑です。Secure Core、NetShield、VPN Accelerator等の高度な機能が標準搭載されており、設定画面でこれらを有効化する必要があります。VPN初心者にとっては、どの機能をオンにすべきか迷うかもしれません。ただし、デフォルト設定のままでも十分に安全に使えるため、大きな問題ではありません。
アプリのUI比較
ExpressVPN
極めてシンプルなUI。大きな接続ボタン、最近使用したサーバーのリスト、お気に入りサーバーの登録機能。初心者でも迷わない設計です。モバイルアプリもデスクトップ版と操作性が統一されており、学習コストが低いです。
Proton VPN
高機能なUI。サーバーリストは国別・負荷率順でソート可能。Secure Coreサーバーは専用アイコンで識別。VPN Accelerator(速度向上機能)のオン/オフ切替も可能。やや複雑ですが、慣れれば使いやすいです。
両VPNとも、Windows、macOS、Linux、iOS、Android、ルーター等の主要プラットフォームに対応しています。ブラウザ拡張機能も提供しており、ChromeやFirefoxで手軽にVPNを使えます。ExpressVPNはAndroid TV、Fire TV、Apple TV等のストリーミングデバイスにも対応しており、テレビで直接VPNを使いたい場合に便利です。Proton VPNも同様の対応をしていますが、ExpressVPNのほうが設定ガイドが充実しており、初心者向けです。
同時接続数に関しては、Proton VPNが10台、ExpressVPNはBasicプランで8台です。家族で複数デバイスを使う場合、Proton VPNのほうが余裕があります。ExpressVPNは上位プラン(Advanced: 12台、Pro: 14台)を選べば接続数を増やせますが、料金も上がります。
カスタマーサポート比較
カスタマーサポートでは、ExpressVPNが優位です。24時間365日のライブチャットサポートを提供しており、日本語にも対応しています(自動翻訳)。接続トラブルや設定方法の質問に対し、数分以内に回答が得られます。メールサポートも迅速で、通常24時間以内に返信があります。
Proton VPNもメールサポートとライブチャット(一部時間帯)を提供していますが、ExpressVPNほど手厚くありません。無料プランユーザーはメールサポートのみで、有料プランユーザーでもライブチャットの対応時間が限定的です。ただし、FAQやナレッジベースは充実しており、一般的な質問はセルフで解決できます。
日本語対応に関しては、両VPNともアプリUIは完全日本語化されています。公式サイトも日本語版があり、プランの比較や機能説明は日本語で読めます。サポートの日本語対応は、ExpressVPNが自動翻訳、Proton VPNは英語のみです。英語が苦手な方は、ExpressVPNのほうが安心です。
目的別おすすめ:どちらを選ぶべきか
ここまでの比較を踏まえ、目的別のおすすめVPNを明確にします。以下のフローチャートで、あなたに最適なVPNを判定してください。
ExpressVPNが最適な人
- 中国出張・駐在の予定がある人
- Netflix、Disney+等のストリーミングを頻繁に視聴する人
- 検閲が厳しい国への渡航が多い人
- 24時間365日のサポートを重視する人
- 初心者で、シンプルなUIを好む人
Proton VPNが最適な人
- 料金コスパを最重視する人
- プライバシー保護を最重視する人
- オープンソースを重視する人
- 無料でVPNを試してから契約したい人
- 家族で複数デバイスを使う人(10台同時接続)
他のVPNとの比較はVPN比較2026の記事をご覧ください。
迷ったらコレ:中国利用予定の有無で決める
最終的にどちらを選ぶべきか迷ったら、中国渡航予定の有無で判断してください。
中国渡航予定あり → ExpressVPN
中国での接続実績が豊富で、Lightwayプロトコルによる検閲回避能力が高いです。中国出張・駐在が多い方は、ExpressVPN一択です。
中国渡航予定なし → Proton VPN
料金が月¥150安く、サーバー数は6倍、プライバシー保護も強力です。中国利用の予定がなければ、Proton VPNがコスパ・機能面で優位です。
ExpressVPNは30日間の返金保証があるので、実質無料でお試しできます。合わなければ全額返金されるため、リスクはゼロです。Proton VPNも30日間の返金保証(日割り計算)があり、さらに無料プランでも試せます。どちらのVPNも、契約前に十分に試せる環境が整っています。
当編集部の使用感としては、ExpressVPNはUIのシンプルさと接続の安定性で優れており、初心者に最もおすすめです。Proton VPNは機能の豊富さと透明性で優れており、プライバシー重視の上級者に最適です。どちらを選んでも、VPN選びで大きな失敗をすることはありません。あとは用途と予算に応じて、最適なほうを選んでください。
まとめ:ExpressVPN vs Proton VPN比較の最終結論
ExpressVPNとProton VPNは、どちらも業界トップクラスのVPNです。速度・セキュリティ・信頼性のすべてで高水準であり、どちらを選んでも満足できます。ただし、強みの方向性が異なるため、用途に応じて最適なVPNを選ぶことが重要です。
VPNジャーナル編集部
VPN専門メディア
この記事では、ExpressVPNとProton VPNを11項目で徹底比較しました。最後に、各項目の勝者を再確認します。
| 項目 | 勝者 | 理由 |
|---|---|---|
| 速度 | 互角 | 両VPNとも高速、実用上の差なし |
| 料金 | Proton VPN | 月¥150安、2年で¥3,600の差 |
| サーバー数 | Proton VPN | 18,100台 vs 3,000台(6倍) |
| 対応国数 | Proton VPN | 129カ国 vs 105カ国(+24カ国) |
| 同時接続 | Proton VPN | 10台 vs 8台(+2台) |
| セキュリティ | 互角 | TrustedServer vs Secure Core、方向性異なる |
| プライバシー | Proton VPN | スイス法、オープンソース |
| ストリーミング | ExpressVPN | 15+ライブラリ対応、安定性高 |
| 中国での利用 | ExpressVPN | 接続実績多数、Lightway難読化 |
| 無料プラン | Proton VPN | 無料プランあり vs なし |
| 使いやすさ | ExpressVPN | UIシンプル、サポート手厚い |
| 総合 | 用途次第 | 中国・ストリーミング→Express、コスパ・プライバシー→Proton |
中国渡航・ストリーミング視聴が主目的ならExpressVPN、料金コスパ・プライバシー保護が主目的ならProton VPNが最適です。迷ったら、中国渡航予定の有無で決めてください。中国出張・駐在の予定があるなら、確実にExpressVPNを選びましょう。それ以外の用途なら、Proton VPNがコスパ・機能面で優位です。
両VPNとも30日間の返金保証があり、リスクゼロで試せます。まずは公式サイトで詳細を確認し、自分に合ったVPNを選んでください。VPN選びで迷ったら、VPNおすすめランキング2026で他のVPNとも比較してください。あなたに最適なVPNが見つかることを願っています。
