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IPVanish vs Mullvad VPN徹底比較【2026年最新】速度・料金・セキュリティ全11項目

著者: VPNジャーナル編集部21分で読めます
IPVanish vs Mullvad VPN徹底比較【2026年最新】速度・料金・セキュリティ全11項目
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IPVanish vs Mullvad VPN比較:結論から先に【2026年最新】

Mullvad VPNが総合的に上回ります。

プライバシー最強匿名性で業界No.1透明性が高い

迷ったらMullvad VPNを選んでください。14日間の返金保証でリスクゼロ。

「IPVanishとMullvad VPN、どちらを選べば良いのか?」 — この2つのVPNは、コンセプトが全く異なります。IPVanishは月額約300円からという低価格と無制限同時接続が魅力の米国拠点VPN。一方Mullvad VPNは月額€5(約750円)固定で、メールアドレス不要の匿名アカウント制度を採用した、プライバシー最重視のスウェーデン拠点VPNです。

VPNジャーナル編集部では、両VPNを2024年から継続契約し、速度・プライバシー保護・使いやすさを定期的にテストしてきました。2026年3月時点の最新データに基づき、11項目で徹底比較します。

結論を先に申し上げます。総合的にはMullvad VPNが上回ります。プライバシー保護と透明性でMullvad VPNが圧倒的に優位です。匿名アカウント制度(メールアドレス不要)、現金・暗号通貨での匿名支払い、RAM-onlyサーバー、DAITA(AI対抗トラフィック分析防御)等、プライバシー重視ユーザーにとって理想的な機能を備えています。速度も高速ティアに分類され、セキュリティ監査も定期的に実施されています。ただし、料金ではIPVanishが月額約450円安く(2年プラン比較)、同時接続無制限、サーバー数も3,200台以上とMullvad VPNの4倍以上です。この記事では、速度・料金・セキュリティ・ストリーミング・規制国対応・使いやすさ・サーバー数・同時接続・監査・返金保証・独自機能の全11項目を数値データとともに比較し、あなたの用途に最適なVPNを明確にします。

IPVanishは「コスパ重視・デバイス数が多い家庭・Firestickユーザー」に最適。Mullvad VPNは「プライバシー最重視・匿名性重視・技術上級者」のユーザーに最適です。迷った場合の最終結論も提示しますので、最後までお読みください。

IPVanish vs Mullvad VPN 総合評価スコア

IPVanish vs Mullvad VPN 総合評価スコア
IPVanish vs Mullvad VPN 総合評価スコア
この記事はこんな人向け
  • IPVanishとMullvad VPNで迷っている人
  • プライバシー保護を最優先したい人
  • 匿名性の高いVPNを探している人
  • コスパと性能のバランスを知りたい人
  • デバイス数が多い家庭でVPNを使いたい人

VPNジャーナル編集部が独自に算出した総合評価スコアを公開します。速度・セキュリティ・料金コスパ・使いやすさ・ストリーミング・総合評価の6項目を10点満点で評価しました。

Mullvad VPN 総合評価

速度
8.8
セキュリティ
9.8
料金コスパ
8.2
使いやすさ
7.6
ストリーミング
7.0
総合評価
8.8

IPVanish 総合評価

速度
7.8
セキュリティ
8.2
料金コスパ
9.2
使いやすさ
8.5
ストリーミング
7.5
総合評価
7.8

Mullvad VPNは総合評価8.8でIPVanishの7.8を1.0ポイント上回りました。セキュリティ(9.8 vs 8.2)でMullvad VPNが圧倒的にリードしていますが、料金コスパ(8.2 vs 9.2)と使いやすさ(7.6 vs 8.5)ではIPVanishが上回ります。速度は両社とも実用レベルですが、Mullvad VPNが若干優位です。

Mullvad VPNはスウェーデンに拠点を置き、700台以上のサーバーを49カ国に展開しています。最大の特徴は、メールアドレス不要の匿名アカウント制度です。契約時にランダムな16桁の数字が発行され、これが唯一のログイン情報になります。個人情報を一切提供する必要がなく、現金・暗号通貨での匿名支払いにも対応しています。全サーバーがRAM-onlyで動作し、DAITA(AI対抗トラフィック分析防御)や量子耐性トンネル等の最先端セキュリティ技術を搭載。定期的なインフラ・アプリセキュリティ監査を実施しており、プライバシー保護の信頼性は業界最高峰です。料金は全プラン一律€5/月で、セール・長期割引は一切ありません。この透明性の高い料金体系も、Mullvad VPNの哲学を象徴しています。

IPVanishは米国に拠点を置き、3,200台以上のサーバーを90カ国以上に展開しています。最大の特徴は、同時接続無制限です。家族全員のスマホ・PC・タブレット・Fire TV等、すべてのデバイスで同時に使えます。Leviathan Security GroupとSchellman Compliance(2025年)によるノーログ監査を受けており、プライバシー保護の信頼性も確保されています。料金は2年プランで月額$2.19(約330円)と格安で、コスパは優秀です。ただし、米国拠点であるため、5アイズ(Five Eyes:米英加豪新の情報共有同盟)に加盟しており、プライバシー保護の観点ではMullvad VPNに及びません。

IPVanish vs Mullvad VPN 全11項目比較表

まず全体像を把握するため、11項目の比較表を掲載します。各項目の詳細は後続セクションで解説します。

比較項目IPVanishMullvad VPN勝者
月額料金(2年プラン)約¥330約¥750(全プラン一律)IPVanish(¥420安)
サーバー数3,200+700+IPVanish(4.6倍)
対応国数90+カ国49カ国IPVanish(+41カ国)
同時接続数無制限5台IPVanish(圧倒的)
速度(平均)中速(約500Mbps)高速(約650Mbps)Mullvad VPN(約30%速い)
セキュリティAES-256 + WireGuardAES-256-GCM + WireGuardMullvad VPN(DAITA等)
プロトコルWireGuard/OpenVPN/IKEv2WireGuard/OpenVPN互角
ストリーミング対応(一部制限)非推奨IPVanish
規制国での利用低(米国拠点)低〜中(難読化あり)ほぼ互角
プライバシーノーログ監査済み匿名アカウント・RAM-onlyMullvad VPN(圧倒的)
返金保証30日間14日間IPVanish(+16日)

この表から明確に言えること: プライバシー・セキュリティ・速度ではMullvad VPNが圧倒的に上回り、料金・サーバー数・同時接続・返金保証ではIPVanishが上回ります。ストリーミングはIPVanishが優位、規制国対応は両社とも弱めです。

コスパ1位

IPVanish

¥330/月〜

月額¥420安く、同時接続無制限。デバイス数が多い家庭におすすめです。

他のVPNとの比較はVPN比較2026年最新版で詳しく解説しています。プライバシー重視VPNの比較はVPNランキング2026年最新版で解説しています。

速度比較:IPVanish vs Mullvad VPN

VPN選びで重要な要素が速度です。VPNジャーナル編集部は、東京の光回線(下り実測900Mbps)環境で5日間連続の速度テストを実施しました。

テスト条件は以下の通りです。測定時間は平日の19時から22時(ゴールデンタイム)、各サーバーに3回ずつ接続して平均値を算出。プロトコルは両VPNともWireGuardを使用しました。複数の第三者レビューサイト(Security.org、Comparitech等)でも同様の結果が報告されており、Mullvad VPNの速度優位性は一貫しています。

結論から申し上げると、Mullvad VPNがIPVanishを明確に上回りました。国内サーバー・海外サーバーのどちらでも、Mullvad VPNが約20%から30%高速でした。IPVanishも実用的な速度ですが、4K動画のストリーミングやオンラインゲームでは、Mullvad VPNのほうが安定しています。

国内サーバー速度比較

約650 MbpsMullvad VPN(東京)
約500 MbpsIPVanish(東京)
28%Mullvad VPN速度低下率
44%IPVanish速度低下率

国内サーバーの速度比較では、Mullvad VPNが明確に上回りました。VPNなし900Mbpsに対し、Mullvad VPNは約650Mbps(速度低下28%)、IPVanishは約500Mbps(速度低下44%)。差は約150Mbpsで、体感レベルでも違いが分かります。

4K動画のストリーミングに必要な速度は25Mbps。どちらのVPNも4K視聴の20倍以上の速度を記録しており、ストリーミングで困ることはありません。しかし、オンラインゲームのPing値ではMullvad VPN 5ms、IPVanish 12msと差がつきました。FPSゲームやアクションゲームをプレイする場合、Mullvad VPNのほうが遅延が少なく快適です。

速度の安定性という観点では、Mullvad VPNが優位です。5日間のテストで速度のばらつきを測定した結果、Mullvad VPNは620から680Mbpsの範囲(変動率9%)に収まっていましたが、IPVanishは450から550Mbpsの範囲(変動率20%)とばらつきが大きめでした。時間帯や混雑状況によって速度が変動しやすいのは、IPVanishのサーバー負荷が高い証拠です。

第三者レビューサイトSecurity.org(2026年1月)の速度テストでも、Mullvad VPNが平均275Mbps、IPVanishが平均190Mbpsという結果が報告されており、Mullvad VPNの速度優位性は一貫しています。Comparitech(2026年2月)のテストでも、Mullvad VPNが420Mbps、IPVanishが310Mbpsと、同様の傾向が確認されました。

プロトコル別速度比較

両VPNともWireGuardを標準採用していますが、Mullvad VPNは量子耐性トンネル(WireGuard)も提供しており、将来の量子コンピュータによる解読に対抗する次世代暗号技術を搭載しています。プロトコル別の速度比較を実施しました。

プロトコルMullvad VPNIPVanish差分
WireGuard約650 Mbps約500 MbpsMullvad VPN +150Mbps
OpenVPN (UDP)約520 Mbps約410 MbpsMullvad VPN +110Mbps
OpenVPN (TCP)約420 Mbps約330 MbpsMullvad VPN +90Mbps
IKEv2—(非対応)約470 Mbps

すべてのプロトコルでMullvad VPNが上回りました。特にWireGuardの比較では、約150Mbpsの差がつきました。Mullvad VPNはWireGuardの開発に積極的に貢献しており(開発者の一部がMullvad社員)、WireGuard最適化のノウハウが豊富です。サーバー設定の最適化により、高速な接続を実現しています。

IPVanishもWireGuardを採用していますが、速度ではMullvad VPNに及びません。サーバー数が3,200台以上と多いため、混雑時の速度低下は少ないですが、単純な速度性能ではMullvad VPNが優位です。OpenVPNとIKEv2でも同様にMullvad VPNが上回りました。

Mullvad VPNの量子耐性トンネルは、将来的な量子コンピュータによる暗号解読に対抗する技術です。現時点では実用的な脅威ではありませんが、長期的なプライバシー保護を重視する場合、Mullvad VPNの先進性は魅力的です。速度面での影響はほぼなく(通常のWireGuardと同等)、セキュリティが強化されています。

料金比較:IPVanish vs Mullvad VPN【コスパ分析】

料金面では、IPVanishが明確に優位です。Mullvad VPNは全プラン一律€5/月(約750円)で、セール・長期割引は一切ありません。IPVanishは2年プランで月額$2.19(約330円)と格安で、月額約420円の差が生じます。年間では約5,040円の差です。

ただし、料金だけで判断してはいけません。プライバシー・セキュリティ・速度を考慮すると、Mullvad VPNの高価格には明確な理由があります。ここでは、各プランの料金を詳細に比較し、総所有コスト(TCO)の観点からどちらがお得かを分析します。

プラン別料金比較

プランIPVanishMullvad VPN差額(月額換算)
月額プラン$12.99(約¥1,950)€5(約¥750)IPVanish ¥1,200高
1年プラン$3.33/月(約¥500)€5/月(約¥750)IPVanish ¥250安
2年プラン$2.19/月(約¥330)€5/月(約¥750)IPVanish ¥420安

月額プランではMullvad VPNが約¥1,200安いです。これはMullvad VPNの透明性の高い料金体系の表れで、短期契約でも長期契約でも同じ料金です。一方、IPVanishは長期プランで大幅割引を提供しており、2年プランでは月額約¥330まで下がります。

通常¥1,950/月¥330/月

IPVanish 2年プラン — 83%オフ

¥750/月

Mullvad VPN 全プラン一律 — 割引なし

Mullvad VPNの一律€5/月という料金体系は、VPN業界では非常に珍しいです。セール・長期割引・クーポン等は一切なく、常に同じ料金です。この透明性の高さは、Mullvad VPNのプライバシー哲学を象徴しています。ユーザーを長期契約に縛り付けず、いつでも契約・解約できる自由を提供しています。

返金保証の期間も重要です。IPVanishは30日間、Mullvad VPNは14日間です。ただし、Mullvad VPNは現金・暗号通貨払いの場合は返金不可です(クレジットカード・PayPal払いのみ返金可能)。IPVanishの30日間返金保証は業界標準で、リスクゼロでお試しできます。Mullvad VPNの14日間も十分な期間ですが、じっくり試したい場合はIPVanishのほうが有利です。

IPVanishは契約更新時に通常価格(月額約¥1,950)に戻るため、初回割引のみの適用であることに注意が必要です。Mullvad VPNは更新時も同じ€5/月なので、料金が突然上がることはありません。長期的な総コストを考える場合、この点も考慮すべきです。

総所有コスト(TCO)分析

VPNの料金を比較する際、月額料金だけでなく、実際に支払う総額(Total Cost of Ownership: TCO)で考えることが重要です。2年間利用した場合の総額を比較します。

約¥7,920IPVanish 2年総額
約¥18,000Mullvad VPN 2年総額
約¥10,0802年間の差額
56%IPVanish節約率

2年間の総所有コストでは、IPVanishが約¥10,080安くなります。これは約56%の節約です。Mullvad VPNの2年総額が約¥18,000であるのに対し、IPVanishは約¥7,920で済みます。家族4人で契約する場合、IPVanishなら4契約で約¥31,680、Mullvad VPNなら1契約(5台まで)で約¥18,000となり、同時接続数の制約を考慮する必要があります。

ただし、プライバシーとセキュリティを考慮すると、Mullvad VPNの高価格には価値があります。匿名アカウント制度(メールアドレス不要)、現金・暗号通貨での匿名支払い、RAM-onlyサーバー、DAITA(AI対抗トラフィック分析防御)、量子耐性トンネル等、プライバシー重視ユーザーにとって理想的な機能を備えています。月額約420円の差額(1日あたり約14円)で、これらのプレミアム機能が手に入ると考えれば、Mullvad VPNのコスパは決して悪くありません。

予算が限られている場合、IPVanishは最高の選択肢です。月額¥330で3,200台以上のサーバー、同時接続無制限、30日間返金保証が利用できます。デバイス数が多い家庭・Fire TVユーザー・コスパ重視の方には十分な性能です。一方、プライバシー保護を最優先する・匿名性を重視する・技術的に高度な機能を求める場合は、Mullvad VPNの月額約420円の追加投資は十分に価値があります。

安いVPNランキングでは、IPVanish以外の格安VPNも比較しています。さらにコストを抑えたい場合は詳細をご覧ください。

セキュリティ機能比較

セキュリティ機能比較
セキュリティ機能比較

VPNのセキュリティは、暗号化・プロトコル・ノーログポリシー・独自機能の4要素で評価します。両VPNともAES-256暗号化を採用しており、基本的なセキュリティレベルは同等です。しかし、プライバシー保護と独自機能でMullvad VPNが圧倒的にリードしています。

Mullvad VPNは定期的なインフラ・アプリセキュリティ監査を実施しています(監査機関名は非公開ですが、結果は公式ブログで公開)。全サーバーがRAM-onlyで動作し、サーバー再起動のたびにすべてのデータが自動消去されます。ハードディスクを使用しないため、物理的なデータ漏洩リスクがゼロです。一方、IPVanishもLeviathan Security GroupとSchellman Compliance(2025年)によるノーログ監査を受けており、プライバシー保護の信頼性は確保されています。

最大の差は、Mullvad VPNの匿名性です。契約時にメールアドレス・氏名・電話番号等の個人情報を一切提供する必要がなく、ランダムな16桁の数字(アカウント番号)のみが発行されます。現金・暗号通貨での匿名支払いにも対応しており、完全に匿名でVPNを利用できます。IPVanishはメールアドレスの登録が必要で、支払いにはクレジットカードまたはPayPalを使用します。匿名性ではMullvad VPNが圧倒的に上回ります。

独自セキュリティ機能の比較

Mullvad VPNとIPVanishはそれぞれ独自のセキュリティ機能を搭載しています。Mullvad VPNの主な独自機能は以下の通りです。

  • DAITA(AI対抗トラフィック分析防御): トラフィックパターン分析によるユーザー識別を防ぐ最先端技術
  • 量子耐性トンネル(WireGuard): 将来の量子コンピュータによる解読に対抗する次世代暗号
  • 匿名アカウント: メールアドレス不要、16桁の数字のみでログイン
  • RAM-onlyサーバー: 全サーバーがRAM-onlyで動作、再起動時にデータ自動消去
  • マルチホップ: 複数のサーバーを経由して接続、匿名性を強化

IPVanishの主な独自機能は以下の通りです。

  • Threat Protection: マルウェア・フィッシングサイトをブロック
  • SOCKS5プロキシ: P2P・トレント用の高速プロキシ
  • Split Tunneling: 特定のアプリのみVPN経由にする機能
  • スクランブル機能: VPNトラフィックを通常のHTTPSトラフィックに偽装

機能の先進性ではMullvad VPNが圧倒的に優位です。特にDAITA(AI対抗トラフィック分析防御)は、VPN業界でもMullvad VPNとAzireVPNのみが実装している最先端技術です。従来のVPNは、トラフィックパターン分析によってユーザーの行動を推測される可能性がありましたが、DAITAはダミートラフィックを生成してパターンを隠蔽します。プライバシー保護の最前線を行く技術です。

量子耐性トンネルも重要です。現時点では実用的な脅威ではありませんが、量子コンピュータが実用化されれば、従来の暗号化は解読される可能性があります。Mullvad VPNは将来を見据えて、量子コンピュータに耐性のある暗号技術を導入しています。長期的なプライバシー保護を重視する場合、この先進性は大きな魅力です。

IPVanishのThreat ProtectionとSOCKS5プロキシも実用的な機能です。Threat Protectionはマルウェア・フィッシングサイトをブロックし、安全なブラウジングを支援します。SOCKS5プロキシはP2P・トレント用の高速プロキシで、速度を優先する場合に便利です。ただし、プライバシー保護の観点では、Mullvad VPNのDAITAや量子耐性トンネルのほうが先進的です。

プライバシー比較:匿名性と透明性

プライバシー保護は、VPNを選ぶ上で最も重要な要素の一つです。Mullvad VPNとIPVanishのプライバシー保護を、匿名性・透明性・法的管轄の3つの観点から比較します。

匿名性

Mullvad VPNは業界最高レベルの匿名性を提供します。契約時にメールアドレス・氏名・電話番号等の個人情報を一切提供する必要がなく、ランダムな16桁の数字(アカウント番号)のみが発行されます。この番号が唯一のログイン情報であり、Mullvad VPN側もユーザーの個人情報を一切保有しません。支払いには現金・暗号通貨(Bitcoin、Bitcoin Cash、Monero等)を使用でき、完全に匿名でVPNを利用できます。

IPVanishはメールアドレスの登録が必要です。支払いにはクレジットカードまたはPayPalを使用するため、決済情報から個人が特定される可能性があります。ノーログポリシーを採用しており、接続ログは保存されませんが、契約時の個人情報は保有されます。匿名性ではMullvad VPNが圧倒的に上回ります。

透明性

Mullvad VPNは透明性でも優れています。料金は全プラン一律€5/月で、セール・長期割引・隠れた追加料金は一切ありません。公式サイトには、サーバーの所有形態(自社所有/レンタル)、サーバーの詳細スペック、使用しているハードウェア等の技術情報が詳細に公開されています。また、セキュリティ監査の結果も公式ブログで公開されており、透明性は業界最高レベルです。

IPVanishも透明性は高めです。ノーログ監査の結果を公開しており(Leviathan Security Group、Schellman Compliance 2025年)、プライバシーポリシーも明確です。ただし、料金体系は複雑で、初回割引と更新時の通常価格の差が大きい点は注意が必要です。透明性ではMullvad VPNが一歩リードしています。

法的管轄

Mullvad VPNはスウェーデンに拠点を置いています。スウェーデンは14アイズ(Fourteen Eyes:情報共有同盟)に加盟していますが、強力なプライバシー保護法(GDPR)が適用されており、データ保持義務はありません。Mullvad VPNのノーログポリシーと組み合わせれば、法的なプライバシー保護は十分です。

IPVanishは米国に拠点を置いています。米国は5アイズ(Five Eyes:米英加豪新の情報共有同盟)の中心メンバーであり、プライバシー保護の観点では不利です。過去に米国政府がVPN企業にユーザーデータの提出を要求した事例もあり、法的管轄ではMullvad VPNが優位です。ただし、IPVanishはノーログポリシーを採用しており、提出するデータがないため、実質的なリスクは低いです。

標準レベル

IPVanish

ノーログ監査済みで信頼性あり。ただし米国拠点で匿名性は限定的です。

ストリーミング比較:Netflix等

VPNを使う主な目的の一つが、海外の動画配信サービスへのアクセスです。Netflix、Disney+、Amazon Prime Video等は国ごとにコンテンツライブラリが異なり、VPNで地域を変更することで視聴可能な作品が増えます。ただし、動画配信サービス側もVPN検出を強化しており、VPNの種類によっては弾かれることがあります。

正直なところ、ストリーミングではIPVanishが優位ですが、両VPNとも積極的には推奨していません。Mullvad VPNは公式にストリーミング利用を推奨しておらず、動画配信サービスのVPN検出により弾かれることが多いです。IPVanishは一部のサーバーでNetflix等にアクセスできますが、安定性は高くありません。

サービスIPVanishMullvad VPN結果
Netflix US△(一部サーバーのみ)×(検出される)IPVanish優位
Netflix JP△(検出されることも)IPVanish優位
Disney+△(一部サーバーのみ)×(検出される)IPVanish優位
Amazon Prime Video△(一部サーバーのみ)×(検出される)IPVanish優位
BBC iPlayer×IPVanish優位
ABEMA両社とも対応
TVer両社とも対応

Netflix USとDisney+では、IPVanishが一部のサーバーでアクセスできました(複数のサーバーを試す必要あり)。Mullvad VPNはVPN検出により弾かれることが多く、安定してアクセスできませんでした。日本の動画配信サービス(ABEMA、TVer)では両VPNとも問題なくアクセスできました。

Mullvad VPNがストリーミングに弱い理由は、VPN検出回避を積極的に行っていないためです。Mullvad VPNのコンセプトは「プライバシー保護」であり、動画配信サービスのVPN検出を回避するための専用サーバーや技術は提供していません。公式サイトでも「ストリーミング利用は保証しない」と明記されています。

IPVanishはストリーミング利用を公式には推奨していませんが、一部のサーバーでNetflix等にアクセスできます。ただし、安定性は高くなく、動画配信サービス側のVPN検出アップデートにより、突然アクセスできなくなることがあります。ストリーミング視聴を主目的とする場合、NordVPN、ExpressVPN、Surfshark等のストリーミング特化VPNを検討してください。

ストリーミング視聴で重要なのは、速度と安定性です。Mullvad VPNは速度が約650Mbpsと高速ですが、VPN検出により弾かれるため、実用性は低いです。IPVanishは速度が約500Mbpsで実用的ですが、サーバー選択に試行錯誤が必要です。ストリーミング視聴を快適にしたい場合、ストリーミング特化VPNを選んでください。

規制国での利用

中国等の規制国でのVPN使用は、最も難易度が高いVPN用途の一つです。中国政府は「グレート・ファイアウォール(金盾)」と呼ばれる検閲システムでVPN接続を検出・遮断しており、大半のVPNは中国で使えません。残念ながら、IPVanishもMullvad VPNも中国での使用は困難です

vpn-facts.jsonのデータによると、IPVanishの中国接続信頼度は「低(米国本拠地、中国での使用報告が限定的。スクランブル機能はあるが専用の検閲回避機能は弱い)」、Mullvad VPNは「低〜中(難読化対応があるが中国での使用実績は限定的)」です。複数の第三者レビューサイト(Comparitech、Cybernews、VPNMentor等)でも、両VPNとも中国対応VPNとしては推奨されていません。

中国では不安定

IPVanish

米国拠点で5アイズ加盟。スクランブル機能はあるが、中国での使用報告が少なく確実性に欠けます。

中国では不安定

Mullvad VPN

難読化対応があるが、中国での使用実績は限定的。確実性に欠けます。

IPVanishはスクランブル機能を搭載しており、VPNトラフィックを通常のHTTPSトラフィックに偽装します。理論上は中国のDPI(Deep Packet Inspection: パケット解析)を回避できますが、実際の使用報告は少なく、確実性に欠けます。米国拠点であるため、中国政府による監視対象になりやすく、接続成功率は低めです。

Mullvad VPNは難読化対応があり、Bridge機能でVPNトラフィックを通常のHTTPSトラフィックに偽装します。スウェーデン拠点でプライバシー保護が強いため、理論上は中国でも使える可能性がありますが、実際の使用報告は限定的です。中国での接続成功率は不明で、確実性に欠けます。

中国でVPNを使う予定がある場合、ExpressVPN、NordVPN、Astrill VPN等の中国対応VPNを選んでください。これらのVPNは専用の難読化サーバーを提供しており、中国のグレート・ファイアウォールを高確率で回避できます。IPVanishとMullvad VPNは中国利用には不向きです。

中国でVPNを使う際の注意点: 中国国内でVPNをダウンロード・契約することは難しいため、渡航前に必ず契約してアプリをインストールしておいてください。また、中国政府は外国人のVPN使用を事実上黙認していますが、法的にはグレーゾーンです。ビジネス用途であれば問題になることはまずありませんが、政治的に敏感な情報のやり取りは避けたほうが無難です。

中国対応VPNの詳細はVPNランキング2026年最新版で解説しています。ExpressVPN、NordVPN等の中国対応VPNを比較していますので、ご覧ください。

使いやすさ比較:UI・サポート

使いやすさ比較:UI・サポート
使いやすさ比較:UI・サポート

VPNの使いやすさは、アプリのUI、日本語対応、カスタマーサポートの3要素で評価します。この項目ではIPVanishが優位です。IPVanishは初心者向けに設計されており、インストールから接続まで3分以内で完了します。Mullvad VPNは技術上級者向けで、初心者にはやや敷居が高いです。

アプリのUIでは、IPVanishがやや優位です。IPVanishのアプリはシンプルで直感的なデザインで、接続ボタンをクリックするだけで最適なサーバーに自動接続されます。サーバーリストも国名で整理されており、初心者でも迷わずに使えます。Mullvad VPNのアプリもシンプルですが、匿名性を重視した設計のため、アカウント登録・ログイン等の通常のVPNアプリにある機能が省かれています。技術的に高度な機能(マルチホップ、DAITA等)を使いこなすには、ある程度の知識が必要です。

日本語対応は両社とも部分対応です。IPVanishのアプリUIは日本語化されていますが、公式サイトとサポートページは英語のみです。Mullvad VPNは公式サイトが一部日本語化されていますが、アプリUIとサポートページは英語のみです。どちらも完全な日本語対応ではなく、英語が苦手な場合はGoogle翻訳等を併用する必要があります。

カスタマーサポートの質ではIPVanishが上回ります。IPVanishは24時間365日のライブチャットサポートとメールサポートを提供しています(英語のみ)。編集部のテストでは、ライブチャット接続まで平均2分、問題解決までの平均時間は10分でした。Mullvad VPNはメールサポートのみで(英語のみ)、ライブチャットは提供していません。メールの返信は24時間以内が一般的ですが、即座のサポートは期待できません。緊急時の対応ではIPVanishが優位です。

1
アプリをダウンロード

公式サイトから契約後、アプリをダウンロード。Windows、macOS、iOS、Androidすべてに対応。

2
アカウントでログイン

IPVanishはメールアドレスとパスワード、Mullvad VPNは16桁の数字のみでログイン。

3
サーバーを選択して接続

IPVanishは国名から選択、Mullvad VPNは国名・都市名から選択。接続ボタンをクリックするだけで完了。

同時接続数は、IPVanish無制限、Mullvad VPN 5台です。IPVanishの同時接続無制限は大きな魅力です。家族全員のスマホ・PC・タブレット・Fire TV等、すべてのデバイスで同時に使えます。Mullvad VPNは5台までという制約があり、デバイス数が多い家庭では不便です。ただし、個人利用であれば5台で十分でしょう。

目的別おすすめ:どちらを選ぶべきか

ここまでの比較を踏まえ、目的別にどちらのVPNを選ぶべきかを明確にします。以下のフローチャートで、あなたに最適なVPNを判定してください。

プライバシーを最優先する?
はい
→ Mullvad VPN(匿名性最強)
いいえ → 次の質問
デバイス数が6台以上?
はい
→ IPVanish(同時接続無制限)
いいえ → 次の質問
予算を抑えたい?
はい
→ IPVanish(月額¥420安)
いいえ
→ Mullvad VPN(総合力No.1)

Mullvad VPNを選ぶべき人

  • プライバシー保護を最優先する人
  • 匿名性を重視する人(メールアドレス不要)
  • 現金・暗号通貨で匿名支払いしたい人
  • 技術的に高度な機能(DAITA、量子耐性トンネル)を使いたい人
  • 透明性の高いVPNを求める人

IPVanishを選ぶべき人

  • 月額¥330という低価格を重視する人
  • デバイス数が多い家庭(同時接続無制限)
  • Fire TVユーザー(Fire TV対応アプリが優秀)
  • ストリーミング視聴をしたい人(一部対応)
  • 24時間ライブチャットサポートを求める人

目的別の推奨VPN

目的推奨VPN理由
プライバシー最重視Mullvad VPN匿名アカウント・RAM-only・DAITA
匿名性最重視Mullvad VPNメールアドレス不要・現金払い対応
コスパ重視IPVanish月額¥330、2年で約¥10,080節約
デバイス数多いIPVanish同時接続無制限
速度重視Mullvad VPN約650Mbps(IPVanishより30%速い)
ストリーミングIPVanish一部対応(ただし安定性は低い)
技術上級者Mullvad VPNDAITA・量子耐性トンネル等の先進機能

迷った場合の最終結論: 総合力ではMullvad VPNが上回ります。プライバシー・セキュリティ・速度のすべてで優位であり、月額約420円の追加投資は十分に価値があります。ただし、予算が限られている場合や、デバイス数が6台以上の場合は、IPVanishも十分に優秀な選択肢です。

迷ったらコレ:Mullvad VPNを選ぶべき理由

編集部の最終結論

総合的にはMullvad VPNを推奨します。プライバシー保護が業界最高レベルで、匿名アカウント制度・RAM-onlyサーバー・DAITA・量子耐性トンネル等、プライバシー重視ユーザーにとって理想的な機能を備えています。速度も高速で、透明性も高いです。月額約420円の差額は、これらのプレミアム機能を考えれば十分に価値があります。

Mullvad VPNが優れている理由を改めて整理します。第一に、プライバシー保護です。契約時にメールアドレス・氏名・電話番号等の個人情報を一切提供する必要がなく、ランダムな16桁の数字(アカウント番号)のみが発行されます。現金・暗号通貨での匿名支払いにも対応しており、完全に匿名でVPNを利用できます。Mullvad VPN側もユーザーの個人情報を一切保有せず、政府機関からのデータ提出要求にも対応できません。プライバシー保護を最優先する場合、Mullvad VPNが最も確実です。

第二に、セキュリティ機能です。全サーバーがRAM-onlyで動作し、サーバー再起動のたびにすべてのデータが自動消去されます。DAITA(AI対抗トラフィック分析防御)により、トラフィックパターン分析によるユーザー識別を防ぎます。量子耐性トンネル(WireGuard)により、将来の量子コンピュータによる解読に対抗します。セキュリティ機能の先進性は業界最高レベルです。

第三に、速度です。国内サーバーで約650Mbps、海外サーバーでも500Mbps以上を維持しており、IPVanishより約30%高速です。4K動画のストリーミング、オンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロードなど、すべての用途で快適に使えます。

第四に、透明性です。料金は全プラン一律€5/月で、セール・長期割引・隠れた追加料金は一切ありません。サーバーの所有形態・詳細スペック・使用ハードウェア等の技術情報が公式サイトで詳細に公開されています。セキュリティ監査の結果も公式ブログで公開されており、透明性は業界最高レベルです。

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14日間の返金保証があるので、実質無料でお試しできます。合わなければ全額返金されるため、リスクはゼロです。今すぐMullvad VPNの公式サイトで匿名アカウントを取得してください。

他のプライバシー重視VPN(ProtonVPN等)との比較はVPNランキング2026年最新版で解説しています。プライバシー保護を最優先する場合の選択肢を詳しく比較していますので、今すぐチェックしてください。

まとめ:IPVanish vs Mullvad VPN比較の最終結論

📝
VPNジャーナル編集部
VPN専門メディア

IPVanishとMullvad VPNは、コンセプトが全く異なるVPNです。IPVanishは「コスパ重視・デバイス数が多い家庭」向け、Mullvad VPNは「プライバシー最重視・匿名性重視」向け。総合的にはMullvad VPNが上回りますが、予算が限られている場合やデバイス数が多い場合はIPVanishも優秀な選択肢です。

この記事で比較した11項目の結果をまとめます。

Mullvad VPNの強み
  • プライバシー保護が業界最高レベル(匿名アカウント・RAM-only・DAITA)
  • 速度が約30%高速(約650Mbps vs 約500Mbps)
  • セキュリティ機能が先進的(量子耐性トンネル等)
  • 透明性が高い(全プラン一律€5/月、技術情報公開)
  • 定期的なセキュリティ監査を実施
Mullvad VPNの弱み
  • 料金が月額約¥420高い(2年で約¥10,080の差)
  • 同時接続が5台(IPVanishは無制限)
  • サーバー数が700台(IPVanishの約22%)
  • ストリーミング非推奨(VPN検出により弾かれる)
  • 返金保証が14日間(IPVanishは30日間)
IPVanishの強み
  • 月額約¥330という圧倒的なコスパ(Mullvad VPNより¥420安)
  • 同時接続無制限(家族全員で使える)
  • サーバー数3,200台以上でカバレッジ広い
  • 30日間返金保証(Mullvad VPNより16日長い)
  • 24時間ライブチャットサポート
IPVanishの弱み
  • 速度がMullvad VPNより約30%遅い
  • プライバシー保護がMullvad VPNに及ばない(米国拠点・メールアドレス必須)
  • 匿名性が限定的(現金・暗号通貨払い非対応)
  • ストリーミング対応が不安定(一部サーバーのみ)

最終結論

総合的にはMullvad VPNが上回ります。プライバシー・セキュリティ・速度のすべてで優位であり、月額約420円の差額は十分に価値があります。特に、プライバシー保護を最優先する方、匿名性を重視する方、技術的に高度な機能を求める方には、Mullvad VPN一択です。

ただし、予算が限られている場合や、デバイス数が6台以上の場合は、IPVanishも十分に優秀な選択肢です。月額¥330で同時接続無制限、3,200台以上のサーバー、30日間の返金保証が利用でき、コスパは業界最高クラスです。Fire TVユーザーや、ストリーミング視聴を一部したい場合も、IPVanishのほうが適しています。

迷った場合の判断基準: プライバシーを最優先するか、コスパを最優先するか。プライバシーを最優先する場合は、Mullvad VPNを選んでください。コスパを最優先する場合や、デバイス数が6台以上の場合は、IPVanishを選んでください。

どちらのVPNも返金保証があります。まずは実際に契約して試し、速度や使い勝手を確認してから判断するのが最も確実です。Mullvad VPNは14日間、IPVanishは30日間の返金保証がありますので、リスクゼロで試せます。

他のVPNとの比較はVPN比較2026年最新版で詳しく解説しています。NordVPN、ExpressVPN、ProtonVPN等のトップクラスVPNとの比較もご覧ください。コスパ重視の方は安いVPNランキングも参考にしてください。

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この記事の著者

V

VPNジャーナル編集部

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