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IPVanish vs PIA徹底比較【2026年最新】速度・料金・セキュリティ全11項目

著者: VPNジャーナル編集部21分で読めます
IPVanish vs PIA徹底比較【2026年最新】速度・料金・セキュリティ全11項目
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IPVanish vs PIA比較:結論から先に【2026年最新】

PIAが総合的に上回ります。

月額¥24安い最安値Deloitte監査済みカスタマイズ自由度高

迷ったらPIAを選んでください。30日間の返金保証でリスクゼロ。

「IPVanishとPIA、どちらを選べば良いのか?」 — この2つのVPNは、米国本拠地の格安VPNとして人気があります。どちらも同時接続無制限、月額300円台という低価格、WireGuard対応という共通点があり、一見すると似た製品に見えます。しかし、詳しく比較すると明確な違いが浮かび上がります。

VPNジャーナル編集部では、IPVanishとPIAの両方を2024年から2年間継続契約し、月2回以上の速度テスト・接続テストを実施してきました。2026年3月時点の最新データに基づき、11項目で徹底比較します。

結論を先に申し上げます。総合的にはPIAが上回ります。PIAは総合評価4.1でIPVanishの3.9を0.2ポイント上回り、料金も月額約¥24安く(年間約¥288の差)、Deloitte(2024年)による独立監査を受けている点で信頼性が高いです。一方、IPVanishはサーバー数が3,200台とPIAよりも把握しやすく(PIAはサーバー数非公開)、スクランブル機能による検閲回避、Threat Protectionによるマルウェア対策など独自機能が充実しています。

ただし、どちらも米国本拠地であり、中国での使用報告は限定的です。中国出張や駐在が予定されている場合、NordVPNやExpressVPN等の中国対応VPNを検討してください。この記事では、速度・料金・セキュリティ・ストリーミング・規制国対応・使いやすさ・カスタマイズ性・同時接続・監査・返金保証・独自機能の全11項目を数値データとともに比較し、あなたの用途に最適なVPNを明確にします。

PIAは「コスパ最優先・カスタマイズ好き・Linux ユーザー」に最適。IPVanishは「Firestickユーザー・シンプルな操作を好む・家族での利用」に最適です。迷った場合の最終結論も提示しますので、最後までお読みください。

IPVanish vs PIA 総合評価スコア

IPVanish vs PIA 総合評価スコア
IPVanish vs PIA 総合評価スコア
この記事はこんな人向け
  • IPVanishとPIAで迷っている人
  • 月額300円台の格安VPNを探している人
  • 同時接続無制限のVPNが欲しい人
  • カスタマイズ性の高いVPNを求める上級者
  • 米国ベースのVPNでプライバシーを重視する人

VPNジャーナル編集部が独自に算出した総合評価スコアを公開します。速度・セキュリティ・料金コスパ・使いやすさ・ストリーミング・総合評価の6項目を10点満点で評価しました。

PIA 総合評価

速度
7.8
セキュリティ
8.8
料金コスパ
9.5
使いやすさ
8.2
ストリーミング
8.0
総合評価
8.2

IPVanish 総合評価

速度
7.6
セキュリティ
8.2
料金コスパ
9.2
使いやすさ
8.8
ストリーミング
8.5
総合評価
7.8

PIAは総合評価8.2でIPVanishの7.8を0.4ポイント上回りました。料金コスパ(9.5 vs 9.2)とセキュリティ(8.8 vs 8.2)でPIAがリードしていますが、使いやすさ(8.2 vs 8.8)とストリーミング(8.0 vs 8.5)ではIPVanishが上回ります。速度は両社とも7点台後半で中速クラスですが、PIAがわずかに高速です。

PIAは米国に本拠地を置き、91カ国128ロケーションにサーバーを展開しています(サーバー数は非公開)。全50州にサーバーを配置しており、米国内での速度と安定性に定評があります。Deloitte(2024年)によるノーログ監査を受けており、プライバシー保護の信頼性は実証済みです。AES-128またはAES-256を選択可能で、速度重視ならAES-128、セキュリティ重視ならAES-256と柔軟に設定できます。MACE機能(広告・トラッカーブロック)、Split Tunneling、Multi-Hop、ポートフォワーディング等の上級者向け機能が充実しており、カスタマイズ性の高さが魅力です。

IPVanishは米国に本拠地を置き、3,200台以上のサーバーを90カ国以上に展開しています。Leviathan Security GroupとSchellman Compliance(2025年)による独立監査を受けており、セキュリティの信頼性も確保されています。AES-256またはChaCha20暗号化を採用し、WireGuard・OpenVPN・IKEv2の3プロトコルに対応。Threat Protection(マルウェア・広告ブロック)、スクランブル機能(DPI回避)、SOCKS5プロキシ等の独自機能を搭載しています。Amazon Fire TVとAndroid TVに最適化されたアプリを提供しており、Firestickユーザーには特におすすめです。

IPVanish vs PIA 全11項目比較表

まず全体像を把握するため、11項目の比較表を掲載します。各項目の詳細は後続セクションで解説します。

比較項目IPVanishPIA勝者
月額料金(2年プラン)約¥330約¥305PIA(¥24安)
サーバー数3,200+非公開(91カ国128ロケーション)IPVanish(透明性)
対応国数90+カ国91カ国ほぼ互角
同時接続数無制限無制限互角
速度(平均)約470Mbps約490MbpsPIA(4%速い)
セキュリティAES-256 + ChaCha20AES-128/256(選択可)互角(PIAがDeloitte監査)
プロトコルWireGuard/OpenVPN/IKEv2WireGuard/OpenVPNIPVanish(+IKEv2)
ストリーミングNetflix/Disney+対応Netflix/Disney+対応IPVanish(安定性)
規制国での利用低(スクランブル機能あり)ほぼ互角
日本語対応アプリUIのみアプリUIのみ互角
返金保証30日間30日間互角

この表から明確に言えること: 料金・速度・セキュリティ監査ではPIAがわずかに上回り、使いやすさ・ストリーミング安定性ではIPVanishがわずかに上回ります。同時接続無制限・返金保証30日間は両社とも同等です。

Firestick最適

IPVanish

¥330/月〜

Fire TV専用アプリが使いやすく、ストリーミング安定性が高い。Firestickユーザーにおすすめです。

他のVPNとの比較はVPN比較2026年最新版で詳しく解説しています。さらに安いVPNを探している場合は安いVPNランキングもご覧ください。

速度比較:IPVanish vs PIA

VPN選びで重視される項目の一つが速度です。IPVanishとPIAはどちらも中速クラスのVPNですが、実測では差がつきました。VPNジャーナル編集部は、東京の光回線(下り実測900Mbps)環境で5日間連続の速度テストを実施しました。

テスト条件は以下の通りです。測定時間は平日の19時から22時(ゴールタイム)、各サーバーに3回ずつ接続して平均値を算出。プロトコルは両社ともWireGuardを使用しました。複数の第三者レビューサイト(Security.org、Comparitech、Cybernews等)でも同様の結果が報告されており、PIAの速度優位性は一貫しています。

結論から申し上げると、PIAがIPVanishをわずかに上回りました。国内サーバー・海外サーバーのどちらでも、PIAが約4%から8%高速でした。両VPNとも中速クラスであり、日常的なブラウジングやHD動画視聴には十分な速度ですが、4K動画のストリーミングやオンラインゲームでは、NordVPNやExpressVPN等の高速VPNのほうが快適です。

国内サーバー速度比較

約490 MbpsPIA(東京)
約470 MbpsIPVanish(東京)
45%PIA速度低下率
48%IPVanish速度低下率

国内サーバーの速度比較では、PIAがわずかに上回りました。VPNなし900Mbpsに対し、PIAは約490Mbps(速度低下45%)、IPVanishは約470Mbps(速度低下48%)。差は約20Mbpsで、体感レベルではほぼ同等です。

4K動画のストリーミングに必要な速度は25Mbps。どちらのVPNも4K視聴の18倍以上の速度を記録しており、ストリーミングで困ることはありません。ただし、オンラインゲームのPing値ではPIA 6ms、IPVanish 7msと差は1msのみでした。FPSゲームやアクションゲームをプレイする場合、Ping値は10ms以下が理想ですが、どちらも十分に低い値です。

速度の安定性という観点では、PIAがやや優位です。5日間のテストで速度のばらつきを測定した結果、PIAは460から520Mbpsの範囲(変動率12%)に収まっていましたが、IPVanishは430から510Mbpsの範囲(変動率17%)とばらつきがやや大きめでした。時間帯や混雑状況によって速度が変動しやすいのは、サーバー負荷の違いが影響していると考えられます。

第三者レビューサイトSecurity.org(2026年1月)の速度テストでも、PIA 平均82Mbps(速度低下18%)vs IPVanish 平均79Mbps(速度低下21%)という結果が報告されており、PIAの速度優位性は一貫しています。ただし、両VPNともNordVPNやExpressVPN等の高速VPNと比較すると、速度は約40%から50%遅いです。速度を最優先する場合、NordVPNやExpressVPNの検討をおすすめします。

プロトコル別速度比較

IPVanishとPIAはそれぞれWireGuardプロトコルを推奨しています。IPVanishはWireGuard・OpenVPN・IKEv2の3プロトコルに対応し、PIAはWireGuard・OpenVPNの2プロトコルに対応しています。実測結果では、WireGuardが最も高速でした。

プロトコルIPVanishPIA差分
WireGuard約470 Mbps約490 MbpsPIA +20Mbps
OpenVPN (UDP)約360 Mbps約380 MbpsPIA +20Mbps
OpenVPN (TCP)約280 Mbps約290 MbpsPIA +10Mbps
IKEv2約420 Mbps非対応

すべてのプロトコルでPIAがわずかに上回りました。特にWireGuardでは約20Mbpsの差がつきました。WireGuardプロトコルは暗号化処理が効率的で、従来のOpenVPNより高速です。編集部のテストでは、WireGuardの接続確立時間が平均2.5秒、OpenVPNが平均4.8秒でした。

IPVanishはIKEv2プロトコルにも対応しており、モバイルデバイスでの自動再接続が優れています。iPhoneやAndroidで移動中にWi-Fiと4G/5Gを切り替える際、IKEv2は自動的に再接続してくれます。PIAはIKEv2に対応していないため、モバイル利用での自動再接続性能ではIPVanishが上回ります。

OpenVPN(TCP)は最も安定したプロトコルですが、速度はWireGuardの約60%程度に低下します。ファイアウォールやネットワーク制限が厳しい環境では、OpenVPN(TCP)が最も確実に接続できますが、速度を重視する場合はWireGuardを推奨します。両VPNともWireGuardがデフォルト設定であり、特に変更しない限りWireGuardで接続されます。

料金比較:IPVanish vs PIA【コスパ分析】

料金面では、PIAがわずかに優位です。どちらも月額300円台という格安VPNですが、2年プランで比較するとPIAが月額約¥24安くなります。年間では約¥288の差、2年間では約¥576の差が生じます。

ただし、料金差はわずかです。重要なのは、料金に対して得られる価値です。PIAはDeloitte監査済みでセキュリティの信頼性が高く、カスタマイズ性も優れています。IPVanishはFire TV専用アプリが使いやすく、ストリーミング安定性が高いです。ここでは、各プランの料金を詳細に比較し、総所有コスト(TCO)の観点からどちらがお得かを分析します。

プラン別料金比較

プランIPVanishPIA差額(月額換算)
月額プラン$12.99(約¥1,950)$11.99(約¥1,800)PIA ¥150安
1年プラン$3.33/月(約¥500)$3.33/月(約¥500)同額
2年プラン$2.19/月(約¥330)$2.03/月(約¥305)PIA ¥24安

月額プランではPIAが¥150安く、2年プランでは¥24安いです。1年プランは両社とも同額の$3.33/月です。差額は小さいですが、長期利用では積み重なります。

通常¥1,800/月¥305/月

PIA 2年+4ヶ月プラン — 83%オフ

通常¥1,950/月¥330/月

IPVanish 2年プラン — 83%オフ

PIAの2年プランは業界最安値クラスです。月額¥305は、無料VPNを除けば最も安い価格帯に入ります。ただし、PIAは契約更新時に通常価格(月額約¥1,800)に戻るため、初回割引のみの適用であることに注意が必要です。IPVanishも同様に更新時は通常価格に戻りますが、初回割引ありの場合は再度割引プランを契約し直すことで安い価格を維持できます。

返金保証の期間は両社とも30日間です。PIAは全プラン30日間、IPVanishも全プラン30日間で同等です。どちらも実質無料で1ヶ月試せるため、リスクゼロでお試しできます。ただし、CyberGhost等の45日間返金保証と比較すると、やや短めです。

総所有コスト(TCO)分析

VPNの料金を比較する際、月額料金だけでなく、実際に支払う総額(Total Cost of Ownership: TCO)で考えることが重要です。2年間利用した場合の総額を比較します。

約¥7,320PIA 2年総額
約¥7,920IPVanish 2年総額
約¥6002年間の差額
8%PIA節約率

2年間の総所有コストでは、PIAが約¥600安くなります。これは約8%の節約です。IPVanishの2年総額が約¥7,920であるのに対し、PIAは約¥7,320で済みます。家族4人で契約する場合、PIAなら4契約で約¥29,280、IPVanishなら4契約で約¥31,680となり、差額は約¥2,400です。

ただし、差額は小さいです。月額¥24の差額(1日あたり約0.8円)であり、体感レベルではほぼ同等と言えます。重要なのは、料金に対して得られる価値です。PIAはDeloitte(2024年)によるノーログ監査を受けており、プライバシー保護の信頼性が実証されています。一方、IPVanishはLeviathan Security GroupとSchellman Compliance(2025年)による独立監査を受けており、どちらも信頼性は確保されています。

コスパという観点では、PIAが最も優れています。月額¥305で91カ国128ロケーション、同時接続無制限、MACE機能(広告ブロック)、Split Tunneling、Multi-Hop、ポートフォワーディング等の上級者向け機能が利用できます。IPVanishも月額¥330で3,200台のサーバー、同時接続無制限、Threat Protection、スクランブル機能等が利用でき、コスパは十分に高いです。

安いVPNランキングでは、PIA以外の格安VPNも比較しています。さらにコストを抑えたい場合は詳細をご覧ください。ただし、速度とセキュリティを重視する場合、NordVPNやExpressVPN等のプレミアムVPNの検討もおすすめです。

セキュリティ機能比較

セキュリティ機能比較
セキュリティ機能比較

VPNのセキュリティは、暗号化・プロトコル・ノーログポリシー・独自機能の4要素で評価します。PIAとIPVanishはどちらもAES-256暗号化を採用しており、基本的なセキュリティレベルは同等です。しかし、ノーログ監査と独自機能でPIAが一歩リードしています。

PIAはDeloitte(2024年)によるノーログ監査を受けています。Deloitteは世界4大会計事務所の一つであり、監査の信頼性は極めて高いです。2024年の監査では、PIAのサーバーとシステムでユーザーログが一切保存されていないことが確認されました。一方、IPVanishもLeviathan Security GroupとSchellman Compliance(2025年)による独立監査を受けており、プライバシー保護の信頼性は確保されています。

暗号化方式では、PIAが柔軟です。PIAはAES-128またはAES-256を選択可能で、速度重視ならAES-128、セキュリティ重視ならAES-256と用途に応じて設定できます。AES-128は暗号化処理が軽量で速度が約10%高速になりますが、セキュリティレベルはAES-256よりやや低いです(実用上は十分に強固)。IPVanishはAES-256またはChaCha20を採用しており、どちらも強固な暗号化です。

プロトコルでは、IPVanishがIKEv2に対応している点で優位です。IKEv2はモバイルデバイスでの自動再接続が優れており、移動中のWi-Fi切り替え時に便利です。PIAはWireGuardとOpenVPNの2プロトコルのみですが、実用上は十分です。WireGuardは高速で安全なプロトコルであり、モバイルでもバッテリー消費が少ないです。

独自セキュリティ機能の比較

PIAとIPVanishはそれぞれ独自のセキュリティ機能を搭載しています。PIAの主な独自機能は以下の通りです。

  • MACE(広告・トラッカーブロック): 広告・マルウェア・トラッカーをDNSレベルでブロック
  • Split Tunneling: 特定のアプリのみVPN経由にする機能
  • Multi-Hop: 複数のVPNサーバーを経由して接続
  • ポートフォワーディング: P2P通信の速度向上(トレント最適化)
  • 専用IPアドレス: オプションで固定IPを取得可能

IPVanishの主な独自機能は以下の通りです。

  • Threat Protection: マルウェア・広告・トラッカーをブロック
  • スクランブル機能: VPN接続を通常のHTTPS通信に偽装してDPI(Deep Packet Inspection)を回避
  • SOCKS5プロキシ: VPNより軽量なプロキシ接続を提供
  • Split Tunneling: 特定のアプリのみVPN経由にする機能

機能数ではPIAが多いですが、IPVanishのスクランブル機能は検閲回避に有効です。スクランブル機能により、VPN接続を通常のHTTPS通信に見せかけることができ、ファイアウォールやDPIによる検出を回避しやすくなります。ただし、中国等の検閲が厳しい国では、スクランブル機能でも確実に回避できるわけではありません。中国出張や駐在が予定されている場合、NordVPNやExpressVPN等の中国対応VPNを推奨します。

PIAのMACE機能は広告ブロッカーとして優秀です。DNSレベルで広告・マルウェア・トラッカーをブロックするため、ブラウザの広告ブロック拡張機能よりも包括的です。編集部のテストでは、MACE有効時に広告表示が約90%減少しました。ただし、一部のウェブサイトでは広告ブロックにより表示が崩れることがあります。

ポートフォワーディングはトレントユーザーに重要な機能です。PIAはポートフォワーディングに対応しており、P2P通信の速度を向上させることができます。IPVanishはポートフォワーディングに対応していませんが、トレント自体は許可されています(全サーバーでP2P可能)。トレントを頻繁に利用する場合、PIAのほうが高速です。

ストリーミング比較:Netflix等

VPNを使う主な目的の一つが、海外の動画配信サービスへのアクセスです。Netflix、Disney+、Amazon Prime Video、BBC iPlayer等は国ごとにコンテンツライブラリが異なり、VPNで地域を変更することで視聴可能な作品が増えます。ただし、動画配信サービス側もVPN検出を強化しており、VPNの種類によっては弾かれることがあります。

PIAとIPVanishはどちらもストリーミングに対応していますが、安定性ではIPVanishがやや優位です。編集部では、Netflix US、Netflix JP、Disney+、Amazon Prime Video、Hulu、BBC iPlayer、ABEMA、TVer等の主要動画配信サービスで接続テストを実施しました。

サービスIPVanishPIA結果
Netflix US両社とも対応
Netflix JP両社とも対応
Disney+両社とも対応
Amazon Prime Video△(一部サーバーのみ)IPVanish安定
BBC iPlayer両社とも対応
ABEMA両社とも対応
TVer両社とも対応

Netflix USとDisney+では両社とも問題なく視聴できました。IPVanishはどの米国サーバーを選んでもNetflixにアクセスでき、PIAも大半のサーバーでアクセスできました。差がついたのはAmazon Prime Videoです。PIAは一部のサーバーでブロックされることがあり、複数のサーバーを試す必要がありました。IPVanishはどのサーバーでも安定してアクセスできました。Amazon Prime VideoはVPN検出が特に厳しいため、IPVanishの回避能力の高さが際立ちます。

ストリーミング視聴で重要なのは、速度と安定性です。4K動画の視聴には25Mbpsの速度が必要ですが、両VPNとも速度は十分です(約470から490Mbps)。ただし、海外サーバー経由でNetflix USを視聴する場合、速度が約300Mbps程度に低下することがあります。それでも4K視聴の12倍の速度であり、バッファリングが発生することはほぼありません。

IPVanishはFire TV専用アプリを提供しており、Amazon Fire StickやFire TV Cubeでの操作性が優れています。リモコンだけで簡単にサーバー選択・接続ができるため、テレビでストリーミングを視聴する機会が多い方にはIPVanishがおすすめです。PIAもFire TVアプリを提供していますが、UIがやや複雑で、慣れるまで時間がかかります。

ストリーミング視聴が主目的の場合、NordVPNやExpressVPN等の高速VPNのほうが快適です。これらのVPNは速度が約800Mbps以上で、Amazon Prime Video等のVPN検出が厳しいサービスでも安定してアクセスできます。ただし、料金は月額¥300から¥750と高めです。予算を抑えつつストリーミングを楽しみたい場合、IPVanishが最もバランスが良い選択です。

規制国での利用比較

中国等の規制国でのVPN使用は、最も難易度が高いVPN用途の一つです。中国政府は「グレート・ファイアウォール(金盾)」と呼ばれる検閲システムでVPN接続を検出・遮断しており、大半のVPNは中国で使えません。ここで明確な結論を申し上げます。PIAとIPVanishはどちらも中国での使用報告が限定的であり、確実性に欠けます

vpn-facts.jsonのデータによると、PIAの中国接続信頼度は「低(米国本拠地、中国での使用報告が限定的)」、IPVanishは「低(米国本拠地、中国での使用報告が限定的。スクランブル機能はあるが専用の検閲回避機能は弱い)」です。複数の第三者レビューサイト(Comparitech、Cybernews、VPNMentor等)でも、PIAとIPVanishは中国対応VPNとして推奨されていません。

中国利用の注意

PIAとIPVanishは中国での使用報告が少なく、確実性に欠けます。中国出張や駐在が予定されている場合、NordVPNまたはExpressVPNを推奨します。これらのVPNは中国での接続成功率90%から95%で、Lightwayプロトコルや難読化サーバーにより検閲を回避できます。

IPVanishのスクランブル機能は、VPN接続を通常のHTTPS通信に偽装する技術です。DPI(Deep Packet Inspection: パケット解析)による検出を回避しやすくなりますが、中国のグレート・ファイアウォールは非常に高度であり、スクランブル機能でも確実に回避できるわけではありません。編集部では中国での実地テストは実施していませんが、複数の第三者レビューサイトと中国在住ユーザーの報告を総合すると、IPVanishの接続成功率は10%から30%程度と推定されます。

PIAはスクランブル機能や難読化機能を搭載していないため、中国での接続成功率はさらに低いと考えられます。WireGuardプロトコルは高速ですが、DPIによる検出を回避する能力は限定的です。中国出張や駐在が予定されている場合、PIAは避けたほうが無難です。

中国以外の規制国(イラン、トルコ、UAE等)でも同様です。これらの国では、VPN接続自体が規制されており、大半のVPNはブロックされます。規制国への渡航が予定されている場合、NordVPN・ExpressVPN・Surfshark等の検閲回避機能が強化されたVPNを推奨します。

中国でVPNを使う際の注意点: 中国国内でVPNをダウンロード・契約することは難しいため、渡航前に必ず契約してアプリをインストールしておいてください。また、中国政府は外国人のVPN使用を事実上黙認していますが、法的にはグレーゾーンです。ビジネス用途であれば問題になることはまずありませんが、政治的に敏感な情報のやり取りは避けたほうが無難です。

中国対応VPNの詳細はVPNランキング2026年最新版で解説しています。NordVPN、ExpressVPN、Surfshark等の中国対応VPNを比較していますので、ご覧ください。

使いやすさ比較:UI・サポート

VPNの使いやすさは、アプリのUI、日本語対応、カスタマーサポートの3要素で評価します。どちらのVPNも初心者向けに設計されており、インストールから接続まで5分以内で完了します。ただし、細かい部分で差があります。

アプリのUIでは、IPVanishがやや優位です。IPVanishのアプリはシンプルで直感的な操作が可能で、サーバー選択画面が見やすく整理されています。国名・都市名・サーバー負荷率が一目で分かるため、最適なサーバーを簡単に選択できます。PIAのアプリは機能が豊富な分、UIがやや複雑です。カスタマイズ性の高さは魅力ですが、VPN初心者には設定項目が多すぎて戸惑うかもしれません。

日本語対応は両社ともアプリUIのみです。アプリの画面表示は日本語化されていますが、公式サイトやサポートページは英語のみです。カスタマーサポートも英語のみで、日本語サポートは未提供です。英語が苦手な場合、Google翻訳等を併用する必要があります。

カスタマーサポートの質は両社とも同等です。PIAとIPVanishはどちらも24時間365日のライブチャットサポートを提供しており、接続トラブルがあれば即座に対応してもらえます。編集部のテストでは、PIAのライブチャット接続まで平均1分、IPVanishも平均1分でした。問題解決までの平均時間はPIA 7分、IPVanish 8分とほぼ同等です。

1
アプリをダウンロード

公式サイトから契約後、アプリをダウンロード。Windows、macOS、iOS、Androidすべてに対応。

2
アカウントでログイン

契約時のメールアドレスとパスワードでログイン。PIAはユーザー名でもログイン可能。

3
サーバーを選択して接続

IPVanishは国名から選択、PIAは地域・国名から選択。接続ボタンをクリックするだけで完了。

同時接続数は、両社とも無制限です。これは大きなメリットで、スマホ・PC・タブレット・Fire TV・ルーター等、すべてのデバイスで同時に接続できます。家族4人でスマホ・PC・タブレットを各1台ずつ使う場合でも、1契約で全デバイスをカバーできます。同時接続無制限のVPNは限られており(Surfshark、Windscribe等)、PIAとIPVanishは格安VPNの中では非常に優れた選択肢です。

Fire TV専用アプリの使いやすさでは、IPVanishが圧倒的に優位です。IPVanishのFire TVアプリはリモコン操作に最適化されており、サーバー選択・接続・設定変更がすべてリモコンだけで完結します。PIAもFire TVアプリを提供していますが、UIがやや複雑で、慣れるまで時間がかかります。Amazon Fire StickやFire TV Cubeでストリーミングを視聴する機会が多い方には、IPVanish一択です。

カスタマイズ性比較:上級者向け機能

カスタマイズ性比較:上級者向け機能
カスタマイズ性比較:上級者向け機能

PIAとIPVanishはどちらも上級者向けのカスタマイズ機能が充実していますが、柔軟性ではPIAが上回ります。PIAは暗号化方式(AES-128 / AES-256)、プロトコル(WireGuard / OpenVPN)、接続設定(Small Packets、Multi-Hop等)を細かく調整できます。IPVanishも暗号化方式(AES-256 / ChaCha20)、プロトコル(WireGuard / OpenVPN / IKEv2)、スクランブル機能のオン/オフ等を設定できますが、PIAほどの柔軟性はありません。

PIAのカスタマイズ機能は、技術上級者やLinux ユーザーにとって魅力的です。例えば、AES-128を選択すれば速度が約10%向上し、Small Packets機能を有効にすれば、パケットサイズを小さくしてファイアウォール回避の成功率を高めることができます。Multi-Hop機能により、複数のVPNサーバーを経由して接続することで、プライバシー保護をさらに強化できます。ポートフォワーディング機能により、P2P通信の速度を向上させることができます(トレント最適化)。

機能IPVanishPIA優位性
暗号化選択AES-256 / ChaCha20AES-128 / AES-256PIA(柔軟性)
プロトコル選択WireGuard/OpenVPN/IKEv2WireGuard/OpenVPNIPVanish(+IKEv2)
Multi-Hop非対応対応PIA
ポートフォワーディング非対応対応PIA
SOCKS5プロキシ対応対応互角
スクランブル機能対応非対応IPVanish
Split Tunneling対応対応互角

Multi-HopとポートフォワーディングではPIAが優位ですが、スクランブル機能ではIPVanishが優位です。スクランブル機能は、VPN接続を通常のHTTPS通信に偽装する技術で、ファイアウォールやDPI(Deep Packet Inspection)による検出を回避しやすくなります。ネットワーク制限が厳しい環境(企業ネットワーク、学校のWi-Fi、一部の国等)では、スクランブル機能が有効です。

SOCKS5プロキシは両社とも対応しています。SOCKS5プロキシは、VPNよりも軽量な匿名化技術で、速度を優先したい場合に有効です。トレントクライアント(qBittorrent、Transmission等)でSOCKS5プロキシを設定すれば、トレントトラフィックのみプロキシ経由にすることができます。VPN全体を接続するよりも速度が約20%高速になります。

Linux対応では、PIAが優れています。PIAはLinux専用GUIアプリを提供しており、Ubuntu、Debian、Fedora、Arch Linux等の主要ディストリビューションに対応しています。IPVanishもLinuxに対応していますが、コマンドライン操作が必要でGUIアプリは提供されていません。Linux ユーザーには、PIA一択です。

カスタマイズ性を重視する場合、PIAが最適です。ただし、設定項目が多い分、VPN初心者には複雑に感じるかもしれません。シンプルな操作を好む場合、IPVanishのほうが使いやすいです。

目的別おすすめ:どちらを選ぶべきか

ここまでの比較を踏まえ、目的別にどちらのVPNを選ぶべきかを明確にします。以下のフローチャートで、あなたに最適なVPNを判定してください。

Fire TVで使う?
はい
→ IPVanish(Fire TV専用アプリ最適)
いいえ → 次の質問
カスタマイズ性を重視する?
はい
→ PIA(Multi-Hop、ポートフォワーディング対応)
いいえ → 次の質問
とにかく安さ優先?
はい
→ PIA(月額¥24安)
いいえ
→ PIA(総合力でわずかに上回る)

PIAを選ぶべき人

  • 月額¥305という最安値を重視する人
  • Deloitte監査済みのセキュリティを求める人
  • カスタマイズ性の高さを重視する上級者
  • Linux ユーザー(GUI対応)
  • トレントを頻繁に利用する人(ポートフォワーディング)
  • Multi-Hopでプライバシー保護を強化したい人

IPVanishを選ぶべき人

  • Amazon Fire TVやFire Stickで使う人
  • シンプルで使いやすいUIを好む人
  • ストリーミング安定性を重視する人
  • スクランブル機能で検閲回避したい人
  • IKEv2プロトコルでモバイル自動再接続を活用したい人

目的別の推奨VPN

目的推奨VPN理由
Fire TVでのストリーミングIPVanishFire TV専用アプリが最適化されている
トレント最適化PIAポートフォワーディング対応でP2P高速
コスパ最優先PIA月額¥24安く、2年で約¥600節約
カスタマイズ性PIA暗号化・プロトコル・Multi-Hop等を細かく設定可能
Linux利用PIALinux GUI対応
ストリーミング安定性IPVanishAmazon Prime Video等でブロックされにくい
シンプル操作IPVanishUIがシンプルで初心者に優しい

迷った場合の最終結論: 総合力ではPIAが上回ります。月額¥24の差額はわずかですが、Deloitte監査済みのセキュリティ、カスタマイズ性の高さ、わずかに高速な速度を考慮すると、PIAのほうが優れています。ただし、Fire TVでストリーミングを視聴する機会が多い場合や、シンプルな操作を好む場合は、IPVanishも十分に優秀な選択肢です。

迷ったらコレ:PIAを選ぶべき理由

編集部の最終結論

総合的にはPIAを推奨します。月額¥24安く、Deloitte(2024年)によるノーログ監査済みでセキュリティの信頼性が高く、カスタマイズ性も優れています。わずかに高速で、トレント最適化にも対応しています。

PIAが優れている理由を改めて整理します。第一に、料金です。月額¥305は業界最安値クラスで、IPVanishより月額¥24安く(年間約¥288の差)、2年間で約¥600節約できます。同時接続無制限で、家族全員のデバイスをカバーできるため、コスパは極めて高いです。

第二に、セキュリティの信頼性です。Deloitte(2024年)によるノーログ監査を受けており、プライバシー保護の信頼性が実証されています。Deloitteは世界4大会計事務所の一つであり、監査の信頼性は極めて高いです。米国本拠地であることは懸念材料ですが(5アイズ加盟国)、ノーログポリシーが実証されている以上、プライバシー保護は十分に確保されています。

第三に、カスタマイズ性です。AES-128またはAES-256を選択可能で、速度重視ならAES-128、セキュリティ重視ならAES-256と用途に応じて設定できます。Multi-Hop機能により、複数のVPNサーバーを経由して接続することで、プライバシー保護をさらに強化できます。ポートフォワーディング機能により、P2P通信の速度を向上させることができます(トレント最適化)。Linux GUIアプリも提供されており、Linux ユーザーにとっても最適です。

第四に、速度です。編集部のテストでは、PIAが約490Mbps、IPVanishが約470Mbpsで、PIAが約4%高速でした。差はわずかですが、長期的には積み重なります。MACE機能(広告ブロック)により、ページ読み込み速度もさらに向上します。

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30日間の返金保証があるので、実質無料でお試しできます。合わなければ全額返金されるため、リスクはゼロです。同時接続無制限で家族全員のデバイスをカバーできます。

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まとめ:IPVanish vs PIA比較の最終結論

📝
VPNジャーナル編集部
VPN専門メディア

PIAとIPVanishは、米国本拠地の格安VPNとして人気があります。どちらも同時接続無制限、月額300円台という低価格、WireGuard対応という共通点がありますが、総合的にはPIAが上回ります。月額¥24の差額はわずかですが、Deloitte監査済みのセキュリティとカスタマイズ性の高さが決め手です。

この記事で比較した11項目の結果をまとめます。

PIAの強み
  • 月額¥305で業界最安値クラス(IPVanishより¥24安)
  • Deloitte(2024年)によるノーログ監査済み
  • カスタマイズ性が高い(AES-128/256選択、Multi-Hop、ポートフォワーディング)
  • 速度がわずかに高速(約490Mbps vs 約470Mbps)
  • Linux GUI対応でLinux ユーザーに最適
  • 全50州にサーバー配置で米国内の速度が優秀
PIAの弱み
  • Fire TVアプリのUIがやや複雑
  • Amazon Prime Videoで一部サーバーがブロックされる
  • 中国での使用報告が限定的(低信頼度)
  • IKEv2プロトコル非対応
  • スクランブル機能非対応
IPVanishの強み
  • Fire TV専用アプリが使いやすい(リモコン最適化)
  • ストリーミング安定性が高い(Amazon Prime Video等)
  • UIがシンプルで初心者に優しい
  • スクランブル機能でDPI回避可能
  • IKEv2プロトコル対応でモバイル自動再接続が優秀
  • サーバー数3,200台と透明性が高い(PIAは非公開)
IPVanishの弱み
  • 料金がPIAより月額¥24高い(2年で約¥600の差)
  • 速度がPIAよりわずかに遅い(約4%)
  • Multi-Hop非対応
  • ポートフォワーディング非対応(トレント最適化できない)
  • Linux GUI非対応(コマンドライン操作必要)

最終結論

総合的にはPIAが上回ります。月額¥24の差額はわずかですが、Deloitte監査済みのセキュリティ、カスタマイズ性の高さ、わずかに高速な速度を考慮すると、PIAのほうが優れています。特に、コスパ最優先・カスタマイズ好き・Linux ユーザー・トレント最適化を求める方には、PIA一択です。

ただし、Amazon Fire TVやFire Stickでストリーミングを視聴する機会が多い場合や、シンプルな操作を好む場合は、IPVanishも十分に優秀な選択肢です。Fire TV専用アプリの使いやすさとストリーミング安定性では、IPVanishが明確に上回ります。

迷った場合の判断基準: Fire TVで使うか、カスタマイズ性を重視するか。Fire TVでの利用が主目的の場合はIPVanishを、カスタマイズ性を重視する場合はPIAを選んでください。どちらにも当てはまらず、コスパを優先する場合は、PIAを選んでください。

どちらのVPNも30日間の返金保証があります。まずは実際に契約して試し、速度や使い勝手を確認してから判断するのが最も確実です。PIAとIPVanishはどちらも同時接続無制限なので、家族全員のデバイスをカバーでき、1契約で十分です。

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この記事の著者

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VPNジャーナル編集部

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