NordVPNは本当に危険?編集部の結論
「NordVPNは危険」「怪しいVPN」という声をネット上で見かけて、購入をためらっている方へ向けてこの記事を書きました。結論から言えば、NordVPNは業界最高水準のセキュリティを持つ信頼性の高いVPNです。過去に問題がなかったわけではありませんが、その問題に対する改善措置が徹底されており、現時点で「危険なVPN」という評価は事実に基づきません。
この記事では批判の根拠を正直に検証した上で、なぜそれでもNordVPNが総合評価4.8点(5点満点)を獲得しているのかを詳しく解説します。安全性に関する各評価項目は以下の通りです。
これらのスコアは、第三者監査の実績・技術的な安全性・パナマという管轄地域のプライバシー上の優位性・2018年事件後の改善措置という4つの観点に基づいて算出した編集部の評価です。「危険なVPN」はスコア5以下の水準に位置するものであり、NordVPNはその対極にあります。具体的な根拠を知りたい方は、以下の各セクションで詳しく説明します。
この記事はこんな人向け

- NordVPNを使う前に「本当に安全か」を確認したい人
- 2018年のサーバー事件を知っていて、今でも信頼できるか気になる人
- VPNが怪しいと感じているが、セキュリティ向上のために利用したい人
- 偽NordVPNアプリや詐欺サイトに引っかかりたくない人
- NordVPNとExpressVPN・ProtonVPNのどちらが安全かを比較したい人
この記事は「危険性」を否定するだけの提灯記事ではありません。過去の問題点を正直に記載した上で、それがどう解決されたのか、残っている課題は何かを率直に伝えます。
NordVPNが「危険」と言われる5つの理由
NordVPNに対する「危険」「怪しい」という懸念は、大きく分けて5つの理由から生まれています。2018年のサーバーへの不正アクセス事件、パナマという本拠地への不信感、ノーログポリシーが本当に機能しているのかという疑念、偽アプリを使った詐欺被害のリスク、そして一部の国における法的リスクです。
これらの懸念はすべてが根拠のない誇張ではありません。しかし同時に、多くが過去のものであったり、文脈を無視した誤解であったりします。VPN全体のランキングと合わせて確認したい場合は、VPNおすすめランキング2026でも確認できます。それぞれを順番に詳しく見ていきましょう。懸念の内容を正確に深く理解することで、適切な判断ができるようになります。
2018年サーバーへの不正アクセス事件
NordVPNを巡る最大の懸念事項は、2018年3月に発生したサーバーへの不正アクセス事件です。フィンランドのデータセンターに設置されていたNordVPNのサーバー1台に、第三者が不正にアクセスしました。しかし、この事件が外部に公表されたのは2019年10月のこと。発覚から1年半以上が経過していたため、「意図的に隠蔽していたのではないか」という批判が集中しました。
事件の実態を正確に把握するため、技術的な背景を整理します。問題の原因は、NordVPNが利用していたデータセンター事業者が、サーバーの管理システムに脆弱性を放置していたことにあります。しかもこの管理システムの存在は、NordVPN自身も知らされていなかったとのことです。攻撃者はデータセンター事業者のシステムの穴を突いて侵入しました。NordVPN自体のシステム設計の問題ではなく、外部委託先のセキュリティ管理の問題でした。
では、実際に何が漏洩したのでしょうか。侵害されたのはサーバー1台のみ。そして重要なのは、ユーザーの通信ログが一切存在しなかったという点です。ノーログポリシーが実際に機能していたため、攻撃者がサーバーに侵入しても盗むべきユーザーデータが何も存在しませんでした。攻撃者が持ち出せたのは、すでに期限切れで使用不能になっていたTLSの秘密鍵のみです。セキュリティ専門家の多くが、この点について「最悪の事態は免れた」と評価しています。
公開が遅れた理由についてNordVPNは「進行中の法執行機関の捜査を妨げないため」と説明しており、意図的な隠蔽とは性質が異なります。ただし、情報開示の遅れ自体は批判に値する対応であり、NordVPN側もこの点を認めています。この事件を受けた具体的な改善措置については、後述のセクションで詳しく説明します。
パナマ拠点への不安
NordVPNの本社はパナマにあります。この事実を聞いて「なぜ怪しい場所に本社が?」と不安になる方は少なくありません。しかし、パナマという管轄地域はVPNサービスにとって実はメリットが大きい場所です。
その理由は、Five Eyes(ファイブ・アイズ)と呼ばれる監視同盟にあります。Five Eyesは、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの5カ国による情報共有協定で、これらの国々に拠点を置くVPN事業者は、政府機関からユーザー情報の開示を命じられる可能性が法律上存在します。さらに9カ国が加わったNine Eyes、14カ国のFourteen Eyesまで広げると、ヨーロッパの主要国のほとんどが含まれます。
パナマはFive Eyes、Nine Eyes、Fourteen Eyesのいずれにも参加していません。また、パナマにはVPNプロバイダーに対してユーザーデータの保管・提供を義務付ける法律が存在しません。これが、NordVPNをはじめいくつかのVPNサービスがパナマを本拠地として選んだ理由です。本社所在地の管轄権はプライバシー保護の重要な要素であり、パナマはその点で有利な環境を提供しています。
ノーログポリシーへの疑念
「ノーログポリシー(No-Log Policy)」とは、VPNプロバイダーがユーザーの通信履歴、接続したIPアドレス、アクセスしたウェブサイト、通信量などのデータを一切記録しないという方針です。NordVPNのノーログポリシーは、閲覧履歴・トラフィックデータ・DNS照会・IPアドレス・帯域幅・接続タイムスタンプの保存を明示的に禁止しています。
ただし、懐疑的になるのは理解できます。VPNサービスが「ログを取っていない」と主張しても、本当かどうかを外から確認する方法がなければ、その言葉を信じる根拠がありません。実際、過去にはノーログを謳いながら実際にはログを保管していたVPNサービスが、法執行機関の捜査で露見したケースが複数あります。ユーザーとしてノーログポリシーへの疑念を持つのは、むしろ正しい姿勢です。
NordVPNがそのような事業者と一線を画しているのは、第三者機関による独立した監査を継続的に受けているからです。「ノーログポリシーを守っているか」を、利害関係のない外部の専門家が実際にシステムを確認して検証しています。口頭での約束ではなく、検証可能な証拠に基づいた信頼性です。この第三者監査の詳細とその具体的な内容については次のセクションで説明します。
偽NordVPNアプリ詐欺の実態
NordVPNの危険性として意外と見過ごされがちなのが、偽アプリや詐欺サイトによる被害です。NordVPNは知名度が高いため、その名前を悪用した偽サービスが存在します。「無料でNordVPNを利用できる」「NordVPN公式の割引クーポン」などを謳ったサイトから誘導され、マルウェアを仕込まれた偽アプリをインストールしてしまうケースが報告されています。
正規品と偽物を見分ける基本的なチェックポイントを以下にまとめます。
一部の国での規制と利用制限
日本でVPNを使用することは完全に合法です。個人がプライバシー保護やセキュリティ向上のためにVPNを利用することについて、日本には規制する法律がありません。ビジネス利用でも同様で、多くの企業がリモートワークや情報セキュリティのためにVPNを活用しています。
ただし、世界を見渡すと一部の国や地域ではVPNの使用に制限が設けられています。渡航を予定している場合は事前に確認が必要です。
VPN利用が合法な国
日本・アメリカ・EU各国・韓国・台湾・オーストラリア・カナダなど、ほとんどの民主主義国家ではVPNの利用に制限がありません。
制限・規制のある国
中国(政府未承認のVPNは技術的に違法、ただし外国人の使用は黙認されることが多い)、ロシア(未登録VPNは接続ブロック対象)、UAE(VoIPへの使用は制限あり)などは注意が必要です。
危険の実態を徹底検証:NordVPNは安全か
ここまでNordVPNに対する5つの懸念を整理しました。「NordVPNは本当に大丈夫なのか?」という問いに答えるために、ここからは事実と証拠に基づいた検証を行います。検証の軸は3つです。(1)2018年事件後の具体的な改善措置、(2)ノーログポリシーを裏付ける第三者監査の実績、(3)暗号化技術とプロトコルの安全水準です。口頭での説明ではなく、検証可能な事実として示します。
重要な点を先に言えば、懸念の大部分はすでに過去のものか、NordVPNによって対処済みです。セキュリティの問題は「問題が起きたかどうか」だけでなく「その後にどう改善したか」で評価する必要があります。2018年の事件を受けたNordVPNの対応は、業界の批判を受け止め、実質的な改善を行ったという意味で模範的なものでした。
また、VPNサービスの安全性を評価する際には「宣伝文句」ではなく「検証可能な証拠」を重視することが大切です。NordVPNは第三者機関による独立監査、RAM専用サーバーという技術的な対策、パナマという管轄地域の法的メリットという3つの柱で安全性を担保しています。これらを一つずつ確認していきましょう。
2018年事件後の改善措置:RAM専用サーバーへ移行
2018年の事件を受けてNordVPNが取った改善措置は、業界水準を大幅に上回るものでした。「問題があった、申し訳ない」という謝罪で終わらず、再発防止のための構造的な変更を実施しています。
こうした対応は「問題があったVPNが謝罪した」という話にとどまらず、「問題を真剣に受け止めて業界標準を引き上げる取り組みをした」と評価できます。RAM専用サーバーへの移行は、後にExpressVPNを含む他の大手VPNも追随した業界のベストプラクティスになっています。
セキュリティの観点から重要なのは、2018年の事件がノーログポリシーの有効性を実証する機会になったという逆説的な事実です。攻撃者がサーバーに侵入しても盗める情報がなかったということは、「書いていないものは盗めない」という原則が実際に機能していたことを示しています。この点においてNordVPNは、危機をセキュリティ強化の機会に転換したと言えます。
第三者監査6回でノーログポリシーを証明
ノーログポリシーの信頼性を担保する最も強力な証拠は、独立した第三者機関による監査です。NordVPNはこの分野で業界最多水準の合計6回の独立監査を受けています。
監査の実績を具体的に確認しましょう。世界四大会計事務所の一つPricewaterhouseCoopers(PwC)が2018年と2020年にノーログポリシーの遵守状況を検証しました。その後はDeloitteが引き継ぎ、2022年・2023年・2024年・2025年と4年連続で監査を実施しています。いずれの監査においても「NordVPNはノーログポリシーを遵守しており、ユーザーの通信データを保管していない」という結論が出ています。
さらに注目すべき点があります。過去にNordVPNは当局から情報開示の要求を受けたことがありますが、保管しているログが存在しないため提供できなかったと報告されています。この出来事は、ノーログポリシーが「宣伝文句」ではなく「実際に機能するシステム」として存在していることを示す実例です。詳しい評判・口コミについてはNordVPNの評判・口コミ記事もご確認ください。
NordVPNのノーログポリシーはPwCとDeloitteによる計6回の監査で一貫して「遵守」と認定されています。競合大手のExpressVPNが5回、ProtonVPNが複数回の監査実績と比較しても、6回という数字はトップクラスです。「本当に安全か不安」という方には、この監査実績が最大の根拠になります。今すぐ30日間の返金保証を使って試してみてください。
NordLynxとAES-256暗号化の安全水準
NordVPNが採用しているAES-256暗号化は、現在利用可能な暗号方式の中で最高水準のものです。AES-256は米国国家安全保障局(NSA)が機密情報の保護に採用している規格で、現在のコンピューター技術で解読するには天文学的な時間がかかるとされています。金融機関や政府機関でも標準採用されている暗号化規格で、「危険なVPN」が使う暗号化水準ではありません。
暗号化を実際の通信に適用するVPNプロトコル(通信規格)は3種類対応しています。それぞれに特性があり、用途に応じて選択できます。
- NordLynx(WireGuard基盤):NordVPN独自の実装で、次世代プロトコルWireGuardをベースとした最新世代の技術。速度と安全性のバランスに優れており、通常用途では最も推奨されます
- OpenVPN:長年の実績がある信頼性の高いオープンソースプロトコル。速度はNordLynxに劣りますが、安定性と互換性では定評があります
- IKEv2/IPSec:モバイル端末でのネットワーク切り替え時の安定性に優れており、外出先でWi-Fiとモバイルデータを頻繁に切り替える場合に適しています
VPNの安全性を語る上で、暗号化とプロトコルは「錠前の強度」と「扉の構造」に例えられます。NordVPNはこの両方において業界最高水準を維持しています。特にNordLynxは、WireGuardのオープンソース設計を活かしつつNordVPN独自の最適化を加えたもので、WireGuardのコードの少なさ(OpenVPNの数分の1)はセキュリティ上の脆弱性を発見しやすいという利点もあります。従来のOpenVPNと比べて速度面でも大幅に改善されており、「安全性と実用性のバランス」を重視するユーザーに最適です。
なお、NordVPNのプロトコル選択は設定画面でいつでも変更可能です。接続先の国や用途によって最適なプロトコルが異なるため、デフォルトの「自動」設定にしておくのが最も手間なく使えます。自動設定では、その時点での接続状況を分析してNordLynx、OpenVPN、IKEv2の中から最適なプロトコルが選択されます。
NordVPNのセキュリティ機能を正直に評価

NordVPNが「危険ではない」という証拠を確認した上で、次はNordVPNが積極的にユーザーを守るために提供している機能を確認しましょう。VPNの基本機能(暗号化・ノーログ)に加えて、NordVPNは競合に差をつける複数の追加セキュリティ機能を提供しています。
NordVPNが標準・上位プランで提供する主なセキュリティ機能を一覧します。
- Threat Protection Pro:マルウェアサイトブロック・広告フィルタ・フィッシング対策(Standardプラン以上)
- Double VPN:2台のサーバーを経由するダブル暗号化で匿名性を強化
- Onion over VPN:VPN接続上でさらにTorネットワークを経由する高度プライバシー機能
- Meshnet:デバイス間の直接暗号化トンネルを構築する機能(無料利用可)
- Dark Web Monitor:登録メールアドレスがダークウェブに流出していないかを監視
- 専用IPアドレス:特定のIPを固定割り当てするオプション(追加料金)
- キルスイッチ:VPN接続が切れた瞬間にインターネット全体を遮断してIPアドレスの露出を防止
- DNS漏洩防止:DNS照会が暗号化されたVPNトンネルの外に漏洩しないよう保護
これらの機能は「接続を安全にする」だけでなく、「使用中に発生しうる脅威に対処する」ための多層防衛を形成しています。各機能の実力と限界を正直に評価します。
Threat Protection Pro:脅威対策の実力
Threat Protection Proは、NordVPNのStandardプラン以上で利用できるセキュリティ機能です。具体的には、マルウェアの配布で知られるウェブサイトをブロック、追跡型広告のフィルタリング、スパム・フィッシングドメインへの接続遮断を行います。通常のVPN接続とは独立して動作するため、VPNをオフにしている状態でもThreat Protection Proは有効に機能します。
例えば、公共Wi-Fiに接続する前にVPNを有効化する際のわずかな隙間も、Threat Protection Proが補完してくれます。フィッシングサイトへの誤アクセスを防ぐ機能は、特にセキュリティ意識が高くない家族が同じデバイスを使う場合に有効です。
ただし正直に言えば、Threat Protection Proは既存のウイルス対策ソフトウェアの完全な代替にはなりません。リアルタイムのファイルスキャンや感染後の駆除機能はありません。「ウェブブラウジング中の脅威」に特化した保護機能として位置付けるのが正確な評価です。ウイルス対策ソフトとの組み合わせで使うことで、より強固な防衛層が構築されます。
Double VPN と Onion over VPN
Double VPNは、通常のVPNが1台のサーバーを経由するのに対し、2台のVPNサーバーを連続して経由することでより高い匿名性を実現する機能です。1台目のサーバーで暗号化し、2台目のサーバーで再度暗号化することで、いずれか一方のサーバーが侵害されたとしても元のIPアドレスが露見しない構造になっています。Double VPNで経由する2つのサーバーは、異なる国に配置されていることが多く、より広範な検閲回避にも有効です。
Onion over VPNは、VPN接続の上でさらにTorネットワークを経由する機能です。Tor(The Onion Router)は複数のノードを経由することで匿名性を高めるネットワークで、VPN+Torの組み合わせは現在利用できるプライバシー保護の中で最も強力な部類に入ります。NordVPNは専用の「Onion over VPN」サーバーを設けており、TorブラウザなしでもOnion over VPNを利用できるのが特徴です。
これら2つの機能は主にセキュリティ意識が非常に高いユーザー向けです。通常の用途では不要ですが、存在すること自体がNordVPNの「多層防衛」というセキュリティ思想を表しています。
NordVPNのメリットとデメリット
- 第三者監査6回(PwC×2、Deloitte×4)でノーログポリシーを証明済み
- 7,400台以上のサーバーを118カ国に展開する業界最大規模のネットワーク
- NordLynxプロトコルで速度と安全性を両立
- RAM専用サーバーで押収・盗難されてもデータが残らない構造
- 10台同時接続対応で家族やマルチデバイス利用者に対応
- 30日間返金保証でリスクなしのお試しが可能
- Threat Protection Proで広告・マルウェア・フィッシング対策も搭載
- 中国など検閲地域でも実績のある難読化サーバーを搭載
- 日本語カスタマーサポートに対応
- 月額プランは$12.99と高め(2年プランなら$2.99前後に下がる)
- Threat Protection ProはBasicプランに含まれない
- 完全な匿名性(メールアドレス不要での登録)には対応していない
- 2018年の情報開示対応の遅れについての批判がある(現在は改善済み)
総合的に見ると、デメリットのほとんどは軽微なものか、解決策(2年プランへの切り替えなど)がある問題です。一方でメリットは、監査実績・サーバー規模・機能の豊富さという点で競合を上回ります。NordVPNが業界で4.8点という高評価を獲得している理由は、この圧倒的なメリットの多さにあります。正直に言えば、デメリットの筆頭は「月額プランが高め」という一点だけで、2年プランを選べばほぼすべてのデメリットは解消されます。
料金の詳細や最新のセール情報については、NordVPNの料金プラン完全ガイドで詳しく解説しています。2年プランを選べばコスパが大幅に向上します。
NordVPNが向かないケースと代替VPN
NordVPNの安全性を評価した上で、「向かないケース」も正直に紹介します。すべてのユーザーにNordVPNが最適というわけではなく、特定の用途では他のVPNがより適切な場合があります。
内部告発者・ジャーナリストには ProtonVPN が適切です。最高水準の法的プライバシー保護が必要な場合、スイス本社で全コードをオープンソース公開しているProtonVPNが有利です。スイスはFive Eyes非加盟であることに加え、スイス法はプライバシー保護で世界最高水準とされています。アプリがオープンソースなので第三者がコードを検証できる透明性も持ち合わせています。
完全な匿名性が必要な場合は Mullvad VPN が適切です。Mullvad VPNはメールアドレス不要でアカウント番号だけで利用でき、現金や暗号通貨での支払いに対応しています。「自分がVPNを使っていること自体を誰にも知られたくない」という高度な匿名性が必要なケースに適しています。
ProtonVPN
$2.99/月〜スイス本社・全コードオープンソース・Secure Core(多段VPN)搭載。ジャーナリスト・内部告発者に最適な選択肢です。
Mullvad VPN
€5/月(均一料金)メールアドレス不要・現金/暗号通貨払い対応・割引なしの透明な料金体系。匿名性を最優先するユーザーに最適です。
これらの特定用途を除けば、一般的なプライバシー保護・セキュリティ向上・ストリーミング視聴・海外渡航時の安全確保という大半の用途では、NordVPNが総合的に最も優れた選択肢です。
主要VPN3社のセキュリティ比較

NordVPN、ExpressVPN、ProtonVPNの3社を「どんな用途・ニーズの人に向いているか」という観点で比較します。あなたの用途に合ったVPNを選ぶための判断フローを以下に示します。
NordVPN vs ExpressVPN:セキュリティ比較
セキュリティの観点からNordVPNとExpressVPNを比較します。両社とも業界トップクラスのVPNですが、監査回数とサーバー規模という点ではNordVPNが優位に立ちます。
| 項目 | NordVPN | ExpressVPN |
|---|---|---|
| 第三者監査回数 | 6回(PwC×2、Deloitte×4) | 5回(KPMG×3、Cure53×2) |
| サーバー数 | 7,400台以上 | 3,000台以上 |
| 対応国数 | 118カ国 | 105カ国 |
| サーバー方式 | RAM専用(ディスクレス) | RAM専用(TrustedServer) |
| 独自プロトコル | NordLynx(WireGuard基盤) | Lightway(独自開発) |
| 同時接続数 | 10台 | 8台 |
| 月額(長期プラン) | $2.99前後〜 | $3.49前後〜 |
総合的なセキュリティの信頼性では、監査回数とサーバー規模でNordVPNがExpressVPNを上回ります。ただし速度面ではExpressVPNのLightwayプロトコルも非常に優れており、どちらを選んでも安全性は十分です。NordVPNを監査実績とコスパで選ぶか、ExpressVPNをLightwayの速度で選ぶかという違いです。「危険性」という観点では、両社とも十分に安全であり、どちらかが「危険なVPN」ということはありません。ただし監査回数という定量的な指標で比べれば、NordVPNが6回対5回で上回っています。詳細な比較はNordVPN vs ExpressVPN 徹底比較をご確認ください。
NordVPN vs ProtonVPN:プライバシー比較
NordVPNとProtonVPNはアプローチが異なります。ProtonVPNはスイス法による法的保護とオープンソースコードを武器にした「プライバシー絶対重視」のVPN。NordVPNは監査回数とサーバー規模を武器にした「総合力重視」のVPNです。
| 項目 | NordVPN | ProtonVPN |
|---|---|---|
| 本社管轄 | パナマ(Five Eyes非加盟) | スイス(Five Eyes非加盟+強力なプライバシー法) |
| コードの透明性 | 監査あり(非オープンソース) | 全アプリオープンソース |
| 第三者監査実績 | 6回(PwC+Deloitte) | 複数回(Securitum他) |
| サーバー数 | 7,400台以上 | 18,100台以上 |
| 同時接続数 | 10台 | 10台 |
| 無料プラン | なし | あり(10カ国・1台・速度制限) |
| 月額(長期プラン) | $2.99前後〜 | $2.99〜 |
「法的プライバシー」を最重視するならProtonVPN。「監査実績と使い勝手のバランス」を重視するならNordVPN。どちらも「危険なVPN」とは正反対の存在であり、大多数のユーザーにはNordVPNが最適です。職業上の機密性が特に高い方や、コードの透明性を重視する技術者の方はProtonVPNも検討する価値があります。なお、NordVPNのサーバー数(7,400台以上)はProtonVPN(18,100台以上)より少ないように見えますが、NordVPNは物理サーバー重視の展開方針を取っており、仮想ロケーションの割合が少ないという特徴があります。
安全にNordVPNを使う具体的な方法
NordVPNの安全性は十分に確認しました。ここからは、NordVPNをより安全に活用するための具体的な方法を解説します。どれほど優れたVPNも、使い方が間違っていれば効果を発揮しません。NordVPNはデフォルト設定でも高い安全性を提供しますが、いくつかの設定を確認・有効化することでセキュリティをさらに高めることができます。
また、偽アプリ詐欺に関する知識を持っておくことも重要です。NordVPNの安全性を最大限に活かすには、正規のアプリを使っていること自体が前提になるからです。「公式サイト(nordvpn.com)からダウンロードしたのに動作がおかしい」という場合は、偽アプリである可能性を最初に確認してください。
安全な利用のための2つのポイントは、(1)正規アプリの確実な入手と、(2)セキュリティを高める推奨設定の確認です。特に普段公共Wi-Fiを利用する機会が多い方は、キルスイッチと自動接続の設定を必ず確認してください。
偽アプリ・詐欺サイトを見分ける方法
偽NordVPNアプリや詐欺サイトは実際に存在します。以下の手順で、必ず正規のNordVPNをインストールしてください。
セキュリティを最大化する推奨設定
NordVPNをインストールしたら、以下の設定を確認・有効化することをおすすめします。デフォルトでも安全ですが、これらを設定することでさらに堅牢な保護が得られます。
これらの設定を行うことで、VPN接続中の安全性はもちろん、VPNが意図せず切断された瞬間の情報漏洩リスクも大幅に低下します。特にキルスイッチは必ず有効にしておいてください。
迷ったらコレ:編集部の最終結論
NordVPNを選んでください。
理由は3つです:PwC・Deloitteによる6回の独立監査でノーログポリシーが証明済み、2018年事件後にRAM専用サーバーへ移行済みで現在は安全、7,400台以上のサーバーを持つ業界トップ規模のネットワーク。
30日間の返金保証があるので、まず使ってみて判断してください。合わなければ全額返金されるため、リスクはゼロです。
「危険」という評判の出所を追いかけると、2018年の事件(すでに改善済み)と偽アプリ詐欺(公式サイトからのダウンロードで回避可能)に行き着きます。現在のNordVPNに「危険」というラベルを貼ることは、事実に基づきません。
NordVPNの危険性に関する懸念を持ちながらもここまで読んでいただいた方には、一つお伝えしたいことがあります。VPNを使わないことの危険性——公共Wi-Fiでの情報漏洩リスク、個人情報の追跡、フィッシング詐欺——は、NordVPNの過去の問題点よりもはるかに現実的なリスクです。その対策としてNordVPNは、監査済みの信頼できる選択肢です。
解約・返金方法についてはNordVPNの解約・返金ガイドを、全体的なVPNランキングについてはVPNおすすめランキング2026でも確認できます。
